ネタもとサービスを「漫画」でわかりやすく紹介

商品への想いは広告では伝わらない

商品への想いは広告では伝わらない

商品の質に自信があっても
知られていなければ、伝わらない
目先の売上より、知名度向上を目指しPRに着手

子供用品の専門店として、子供のために「安心安全で良い品質・デザインの商品」を世界中から探し、出し手頃な価格で販売する、 株式会社A-YO商事

同社は、韓国発の子育てアイテムブランド『Caraz (カラズ)』日本総代理、吐き戻し防止クッションの 『ROTOTObebe』 日本総代理、 韓国子供服 自社ブランド 『JoliBebe』など、多くの子ども用品の輸入販売や卸販売を行っている企業です。

今回は、ネタもと導入から1年7カ月(2023年3月時点)を迎え、広報経験者が一人もいなかった状態から、兼務の広報担当を選任し、「広報の自走化」を実現しつつある株式会社A-YO商事(エイヨショウジ)の代表取締役 全 心赫 様、カスタマーサービス兼広報担当 鈴木 友梨 様にお話を伺いました。

代表取締役 全 心赫(ゼン・シンカク)様、カスタマーサービス兼広報担当 鈴木 友梨 様

当時の経営課題や悩み

当社が販売する子ども向けの商品は、日本の親御さんに喜ばれる商品であるという自信がありましたが、一番の課題が「認知されていない」ということでした。

プレイマット、ベビーサークルのブランドである『 Caraz(カラズ)』は商品の質へのこだわりが強く、安全性や機能性、デザイン性が高い商品です。しかしその分、他のベビー用品と比較し価格は高いことがハードルになりました。

販売を進める中で、お客様の中には商品を気に入っていただき、期間限定のセールを待って購入される方もいらっしゃるようになりましたが、最近では安価な中国製も多く、ライバルも増えています。

プレイマットの認知が広がることは良いことですが、使っていただいたらわかる当社の商品の質やこだわりの商品をパパやママにいかに知っていただけるか、ブランドとしての認知を得られるかが大きな課題でした(全 代表)

「ネタもと」導入前の広報PR活動状況

ネタもとと出会うまでは、SNSでの発信はしていましたが、その他の広報活動は行っておらず、認知を目的とした活動では展示会への出展や広告を出していました。広告の効率は良く望む結果は出ており、売上も順調ではありましたが、「さらに売り上げを上げるため広く商品を知ってもらうには、新たな施策を進めなければならない」と思っていました。

メディアを通じて多くの方に商品を知ってもらいたいと思っていましたが、ノウハウがないため実行はできていませんでした。

また、広報の体制に関しては活動を行っていなかったため、担当者はいませんでした。新たに採用も検討しましたが、最初は複数の業務を担当している社員が窓口になり、その後、カスタマーサービスと兼務で広報を行う鈴木が担当とになりました(全 代表)

PRに力を入れた理由

私たちが販売しているブランドは、質の高さと比例した価格の商品です。商品の質の高さには子どもに対する思いが込められており、その思いも含めて「子どもにはこの商品を買ってあげたい」と思われる、ライフスタイルとして憧れられるような商品ブランドイメージを広げたいとと思っています。

その中で、広告は目の前の売り上げに対しての方法としては成功していましたが、ブランドの認知を獲得することはできないと感じていました。ブランドの認知は長期的に考えなければいけないため、そこには広報PRの活動が必要だと思っていました。

今までもPRに関して自分たちでできることはやってきていましたが、目指すイメージと結果にはギャップがあり、目指すブランド認知、その先の売り上げの拡大を実現するには、専門の会社に依頼する必要があると思っていました(全 代表)

子育てアイテムブランド『Caraz (カラズ)』のサークルマット

「ネタもと」を選んだ理由

他社からの提案もあり、気になった会社もありましたが、それらについては高額だったため検討していませんでした。そのような中、知り合いからの紹介で「ネタもと」のことを知り、「広報の活動がしやすいメニューが総合的にある」ことと、「PRコンサルタントがプレスリリースの作成などをサポートしてもらえることなど、経験がないところを補ってもらいながらノウハウが得られること」が決め手となりネタもとを選びました。

広報は短期間で成果がでるものではないと思っていたので、2年以上はネタもと活用して広報活動にチャレンジすると最初に決めてスタートしました。 社内の体制で途中から現在の広報である鈴木が担当になりましたが、PRコンサルタントがいることで、活動のスピードを緩めることなく進めることができました(全 代表)

PR活動で取り組んだこと・工夫したこと

広報を強化するにあたり専門の人を採用しようかとも思いましたが、当時カスタマーサービス担当だった鈴木さんは広報の力をもっていると感じたことや、カスタマーサービスの商品発送のDX化が社内で進められたこともあり、兼務になりますが、鈴木さんが広報活動に取り組める体制にしました。

社員が1つの業務に集中することも良いですが、鈴木さんの場合は、兼務で仕事をすることが本人にとっても会社にとってもプラスになると思いました。

今後、会社が大きくなったときに広報部門をはじめ、各部門を作っていくことになります。長い目で見ていくと、広報の体制を作っていくことは大切だと思いました(全 代表)

私は入社3年目になりますが、広報は9カ月前から本格的にスタートしています。カスタマーサービスの仕事と兼務のため、どちらも疎かにできないと決意してのスタートでした。

当社を担当されているネタもとのPRコンサルタントの方とは、月2回のミーティングや、ミーティング以外でも、いろいろなアドバイスをもらっています。教えてもらったことは漏らさず全て1冊のノートに残して見直して活用できるようにしています(鈴木様)

情報発信ネタのアイデアが生まれるようになった社内会議

メディアとの接点における成果

スタート時は広報活動を行っていなかったので、メディアとの接点はありませんでした。現在は、ネタもと「メディア交流会」の活用により、直接コンタクトが取れる「自社メディアリスト」が50名になりました。その中でも10名のメディアの方とは定期的にコミュニケーションが取れる関係になっています。

今までメディアの方とお会いしたことがなく、直接やりとりをさせていただくことは初めてでしたが、「メディア交流会」では、直接交流することができました。メディア交流会は、日ごろPRコンサルタントの方に教えていただいているノウハウを活かし実践する場でもありました。

また、メディアの方とお話すると自分たちにとっては当たり前の商品機能に対し驚かれることがあり、メディアの方、一般の方が、どのような点に注目されるのかも気づくことができました。メディアの方からの質問であらためて自社商品の良さに気づいたこともあります。

メディアの方が求める情報に対して「この情報のこの部分は、より具体的に伝えたほうが良い」など、自社の情報をどのように伝えると良いかのコツを掴めてきたことで、広報としてメディアの方に情報提供することにも自信が持てるようになりました(鈴木様)

PRのノウハウにおける成果

PRコンサルタントの方と行うミーティングでは、今までなかった視点で会社の強みを知ることができました。社内にいると当たり前であることも、社会が関心を持つように、広報としての経験をもとにアドバイスをもらえるので、毎回のミーティングで気づくことも多くあります。

また、メディアごとの視点、どのような情報を提供するのが良いかなどのノウハウも活動に沿って教えていただけます。ネタ作りからプレスリリースの作成、そしてメディアへの情報提供まで、都度発生する疑問を解決しながら活動できるため、成長を実感できています。

特にプレスリリースに関しては、今までとは違う「コーポレート情報」を継続して発信できるようになりました。

例えば、自治体に『ベビーサークル』を寄付させていただく活動や、保護犬活動団体 『Loved one D』さんなどにCaraz抗菌ペットマット・ペットシーツ用マットを寄付させていただいている活動です。

このような自社の活動を発信した結果、兼務しているカスタマーサービスで、お客様から「活動を知ったことがきっかけで、商品の購入を検討している」という声を直接お聞きし、とても嬉しかったです(鈴木様)

保護犬活動団体 Loved one Dに『Caraz』の抗菌ペットマット・ペットシーツ用マットを寄贈
Loved one D 代表 佐野様(左) 株式会社A-YO商事 広報担当 鈴木様(右)

ヒト(広報担当)育成における成果

まずは、プレスリリースはゼロから書けるようになりました。社内に広報経験者がいない中、未経験の私がプレスリリースを書けるようになり、広報の基本を知ることができたのは、PRコンサルタントのアドバイスもありますが、ネタもとの会員サイト内で視聴できる「動画講座」で初歩的なことから1つずつ学ぶことができたからです。

メディアとのコミュニケーションも初めてであり、メールの文章1つから正しいかどうか不安がありましたが、そのような細かいところもPRコンサルタントに確認して進めました。

それから、ネタを作る中で、社会の動きにとても敏感になりました。今まではニュースを見ても「へー」で終わっていましたが、今は「自社だったら何ができるか」と考えることが習慣になりました。

また、スタッフと話をしている中からもアイデアが生まれるので、情報に敏感になったと思います。今後もこの生まれたアイデアを文章にして情報発信をしていきたいと思っています(鈴木様)

掲載された主な媒体名

・たまひよ WEB
・日経MJ
・STORY Web
・Yahooニュース
・こどもとIT
・ICT教育ニュース
・べビヨリ
・IECOLLE
・mybest
・cozre
・SAKIDORI
・gooランキング
・Nite, nite, sweetie
・家事タウン
・Picky’s
・Hint-Pot など

掲載されるために工夫したこと

カスタマーサービスは、お客様からいただいた課題に応えるのが仕事ですが、広報は、自分から情報を発信しなければならないため、そこに対するプレッシャーが大きかったです。広報の仕事をやりはじめたことで、どんなに良い商品があっても伝えなければ終わってしまう、ということを強く感じるようになり、まずは情報発信をすることを実行しました。

最初は勇気がいりましたが、「メディア交流会」で直接メディアへ伝える方法を学んだので、1件1件の情報を直接メディアに届けるということは、積極的に行いました。商品1つひとつにおいて丁寧に情報発信することを継続することで、メディア掲載につながっています。

商品のPRだけでなく、会社の活動を通じて商品を知っていただけるような「コーポレート情報の発信」に取り組み、ネタの切り口を広げたことも、工夫したことの1つだと思います(鈴木様)

どのような企業に「ネタもと」を勧めたいか

これから事業を拡大したいと思っている会社は広報活動をされたほうが良いと思います。

文章は自分で書くことができても、社会から見て、メディアの立場から見で価値あるという情報となるプレスリリースを書くには、メディアを知らなければ良い情報発信はできないと思います。情報を伝える相手に対して価値ある情報とはどのような情報か、その視点をネタもとで学べることが良いと思っています。

広報活動が未経験だと、メディアの情報もなく、その他の広報の業務も何から進めれば良いか、何が正しいか社内では分からないと思いますので、特にこれから広報活動を始める企業にはお勧めしたいです(全 代表)

今後のさらなる目標

もともと、Carazとの出会いは、私が子育てをしているときでした。商品を知って自分自身が「使いたい」と思ったことがきっかけです。

そして、その後に事業として取り扱いと思い、展示会で来日したブランドのオーナーに直接交渉をしました。オーナーはブランドに強いこだわりと想いがあり、他社の大手企業も交渉されたようですが、私の想いや今後の事業構想が伝わり、日本のパートナーとして選ばれることができました。

今後は自分自身が感動したブランドを、さらに多くの方に知っていただきたいと思っています。そして何より事業を通じて「子育ての役に立ちたい」と思っています。子ども向けの商品に関して、日本はまだまだ遅れていると感じています。

事業としてはまずは20億円、その先には100億円の事業展開ができる会社を目指しています。自社での商品開発も行い、日本から海外に良い商品を輸出できるようになることも目指しています(全 代表)

『Caraz』カラズマットCLEANタイプ
『Caraz』ベビーサークルFANCY

「広告で目の前の売上を得ることはできていたけれど、広告でブランドの認知を獲得することはできない」という理由から、広報PR活動の自走化を支援するネタもとを選んだという、株式会社A-YO商事様。

ネタもと導入当初は ” 広報は短期間で成果がでないため、2年以上はネタもとを活用したい “と考え取り組まれたようですが、1年半を過ぎた現時点で、「自走化」に不可欠なメディアとの接点、PRのノウハウ、広報人材の育成において、着実に自社内に蓄えつつあるようです。

お忙しい中、快く取材にご協力いただきました、代表取締役 全 心赫 様、カスタマーサービス兼広報担当 鈴木 友梨 様、本当にありがとうございました。

参考:株式会社A-YO商事 様 社員14名 ( 2023年3月現在)


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