余剰コンクリートと産学連携を武器に
“黒子役”メーカーが採用と信頼の獲得を実現
現場主導の広報で、組織と評価の底上げに成功

鉄道や道路など、私たちの日常生活を支える社会インフラ向けのコンクリート二次製品を企画・製造・販売するメーカー、フジプレコン株式会社。
国土交通省やJR各社をはじめとする官公庁・鉄道会社に対し、軽量かつ高耐久性を兼ね備えた独自製品を提供し、インフラ整備と快適な暮らしに貢献している企業です。
今回は、ネタもと導入から2年目となり、社長自ら「広報活動の重要性」を深く理解し成果を挙げている、フジプレコン株式会社 代表取締役社長 松林 克法 様、 総務部 主任 池田 暖子 様にお話を伺いました。

「ネタもと」導入前の経営課題や悩み
以前から、人材確保は当社にとって大きな経営課題でした。リーマンショックの頃は、中小企業である当社にも比較的人材が集まっていましたが、その後、状況は一変します。当エリアの大手企業が業績を回復し、円安の進行と団塊世代の大量退職が重なる中で、大手企業が大規模な採用活動を展開し始めたのです。その影響で、これまで定期的に卒業生を送り出してくれていた高校からの入社者も、ほとんど途絶えてしまいました。
私はこの状況を「非常に危うい」と感じていました。人材を集めるには、会社のブランド力・認知度を高めることが不可欠ではないか――そう考えるようになったのも、この頃です。しかし、それを具体的にどう実現すればよいのか、答えは見つかりませんでした。実際、新卒・中途ともに採用は思うように進まず、求人広告を出しても十分な効果は得られませんでした。こうした状況の中で技能実習生の受け入れを開始しましたが、国内人材の採用難は続いていました。
私が社長に就任して以降、売上は一時的に落ち込みました。しかし、売上を伸ばすためには、十分な人材を確保できれば事業をさらに成長させられるという実感があります。だからこそ、人材を確保し、採用を強化していかなければならないと痛感していたのです。
一方で、離職率自体はそれほど高くなく、大きな問題とは認識していませんでした。ただし、社内コミュニケーションには別の課題がありました。以前はBBQなどの社内イベントや基礎研修を通じて交流の機会を設けていましたが、コロナ禍でBBQなどのレクリエーション的なイベントが失われてしまい、社員同士の接点が減少し、社内コミュニケーションの活性化が課題となりました。それでも基礎研修は、フジプレコンの社員としての基礎や、何のために仕事をするのかという根幹を学んでもらう重要なものであるため、全員必須参加として以前から継続して実施しており、コロナ禍でも毎年必ず開催しています(松林様)

「ネタもと」導入前の広報PR活動状況
人材の確保が難しくなり始めた頃から、採用においては会社のブランド力やネームバリューが重要であり、そのためには「広報活動が必要なのではないか」と感じるようになりました。そのため、実際に広報担当者を採用しましたが、残念ながら短期間で退職してしまい、広報専任の担当者を置くことができませんでした。発信したい情報があっても、十分に取り組めない状況が続いていました。
一方で、Facebookやブログなどを活用した情報発信は、10年〜15年ほど前から続けています。認知度拡大を目的に、グループとしての公式発信に加え、営業担当者が個人アカウントでも情報を発信し、各自のSNSを会社サイトに掲載して閲覧してもらう工夫も重ねてきました。
また私は、名刺を通じて自分や会社の認知度を拡大できるのではないかと考えました。「名刺そのものも広告・販促物になり得る」という発想から、社員の名刺に顔写真を入れる取り組みを始めたのです。これは当時、私たちの業界では珍しい試みでした。
当初、社員に「名刺に顔写真を入れてほしい」と伝えても、なかなか実行されませんでした。そこで、まず私自身が率先して名刺に顔写真を入れました。
この取り組みの効果は想像以上に大きく、現在でも有効だと感じています。背景として、昔はお客様のオフィスフロア内を歩いて多くの方と接点を持つことができていましたが、ここ数年では受付で担当者一人とだけ会うスタイルに変化しています。企業内に100人以上の社員がいても、直接的な接点を持つことが難しくなりました。そのような状況の中で、「自分の顔が名刺を通じてお客様の社内に残る」ことには大きな意味があります。実際にお会いしていなくても、顔写真付きの名刺によってお客様に顔を覚えてもらえ、「会ったことがある」という感覚を持ってもらうことができるのです。
名刺に顔写真を入れることで、お客様の印象に強く残る効果を実感していました。
社内広報の面では、スタッフの自発的な提案により、一度だけ社内報を発行したことがありました。しかし、広報専任ではないスタッフが制作を担当していたため、業務が多忙になる中で継続が難しくなり、結果として単発の取り組みにとどまりました。社内報が完成した際には、非常に価値のある取り組みであると強く感じましたが、担当体制が整っていなかったことで仕組み化できず、広報体制を構築し、社内報を継続していくことが課題だと感じていました(松林様)
「広報PR活動」を重視するに至った理由
5〜6年ほど前から人材確保が難しくなり、ハローワークや有料求人サイトへの掲載などにも取り組んできましたが、期待していたような成果にはつながりませんでした。むしろ、掲載している広告が本当に届けたい層に届いているのかどうかさえ、分からない状態でした。
有料広告が採用に効果を発揮しているのか、それとも効果が出ていないのか――その判断すらできないまま、手探りで広告を出し続けていたのが実情です。こうした状況を何とかしたいと考える中で、会社のブランド力や認知度を高めるために、広報活動に取り組むことの重要性を強く感じるようになりました。
そうした広報の必要性を感じていたところ、ネタもとから営業の連絡をいただいたことをきっかけに、広報活動を本格的に着手・強化するに至りました(松林様)
数あるPR支援の中で「ネタもと」を選んだ理由
最初は、当社の有料広告を見て、ネタもとの担当者が連絡をくれたのがきっかけです。営業からはかなりグイグイ提案されましたが、ちょうど広報を始めたいと考えていたタイミングでもあったため、その日のうちに打ち合わせをすることになりました。
実際に話を聞いてみて、ネタもとの考え方は「確かにその通りだな」と思いました。私はマーケティングでブランディングなどについて学んでいましたが、それを広報に置き換えて考えてみると、「こういうやり方があるんだ」と感じました。理にかなったサービスの仕組みを作られている点が、ネタもとのすごいところだと感じました。
一方で、ネタもとのサービスの価格は高く、契約をするかどうかはかなり悩みました。ただ、ちょうど有料広告の効果に疑問を感じていた時期でもあり、最終的に「自走化を目指す」「自分たちの力で広報をやる」というネタもとの考え方に対して、「では、一度勉強してみようか」と思い、踏み込んでみることにしました。
有料広告は、お金を払えば掲載してもらえるため、掲載する側が必ずしもその記事や内容に興味を持っているわけではありません。一方で、ネタもとのサービスを利用した広報活動では、メディアが「面白い」「価値がある」と感じなければ、そもそも掲載されないという点がはっきりしています。
そのため、「自分たちが持っている情報や技術は、本当にメディアに取り上げてもらえるほどの価値があるのだろうか」と、正直疑問に思っていました。実際、コンクリートを作っているような会社が、世の中で注目されたり、メディアに取り上げられたりするとは、当時の私はまったく想像していませんでした。
だからこそ、もしメディアに取り上げてもらえるようなことがあるのであれば、それが社員たちにとって「自分たちの会社はすごい会社なんだ」と感じられるきっかけになればいいなと思いましたし、あわせて将来的には人材採用にもつながればいいなと考えていました(松林様)
「ネタもと」を利用し得られた成果
具体的な成果といえば、現在、広報業務を担当してくれている総務部の池田が尽力し、日経新聞に記事を掲載していただくことができました。テーマは「新幹線開業60周年」。新幹線を支える黒子役として、運行に欠かせない設備に協力している企業の一つとして、フジプレコンを紹介していただいたのです。「黒子役」という表現は、私にとって大変ありがたく、嬉しい言葉でした。
また、鉄道業界では日経新聞を読まれている方が多く、お客様から「すごいね、日経に載るなんて」という声をあちこちからいただきました。確かな認知度の拡大を実感した瞬間でした。そして驚いたのは、記事掲載の翌月のことです。なんとJR東海様から表彰をいただいたのです。急なご連絡だったため、「これは絶対、日経新聞掲載がきっかけだ」と思いました。表彰式では、私たちが伺うのではなく、わざわざ先方が豊橋まで足を運んでくださいました。そして表彰状をいただき、記念撮影まで。忘れられない一日となりました。
こうした取り組みが、短期間で人材不足の解消に直結するわけではありません。しかし、当社に興味を持ち、会社説明会にお越しいただいた方に対して、こうした実績を示しながら説明できることは、会社としての信頼獲得の観点から大きな意味があると考えています。
とくに、記事掲載や表彰といった実績は、求職者である学生本人よりも、むしろ親御さんや学校の先生方の目に留まり、信頼につながっていると感じています。
実際に学校へ就職のお願いに伺うと、先生方は「記事に掲載された」「表彰を受けた」といった点に強い関心を示してくださいます。学校では、企業が生徒一人ひとりと直接話す機会が限られているため、就職担当の先生方がどのような企業として生徒に紹介するかが重要になります。その際、信頼性の高いメディアに掲載された実績は、一つの判断材料、いわば“武器”になり得ると考えています。
他にも、メディアがほしい情報を募集している『リサーチ』に池田がエントリーしたことをきっかけに、メディアとのリレーションを構築することができました。『リサーチ』のマッチングが成立し、取材を受けた際には、記者の方から当社の取り組みに対して高い関心を示していただきました。エコ事業や産学連携に関する内容についても、「良い記事になりそうですね」「非常に面白い取り組みですね」といった前向きな反応をいただけたのです。その後、関係性を深める中で、先方から「急遽テーマが決まったため協力してほしい」「このようなプロジェクトがあるが意見がほしい」といった相談や依頼をいただくようになり、メディア側からもアプローチを受ける関係性を構築することができています。
また、当社では5〜6年前から専任の広報を置きたいと考えていましたが、人材確保が難しく、実現できていませんでした。現在は総務の池田が兼務で対応していますが、負担が大きく、専任の設置が急務と考えていました。こうした状況を踏まえ、この春より新卒の広報専任担当者が入社することとなりました。入社後の1年間は、池田のサポートを受けながら、段階的に自立して業務を遂行できるよう育成を進めていく予定です。慣れるまでは二人三脚で業務を進め、安定した広報体制の構築に努めてまいります。このように、広報活動を学んできたことで、広報担当者を育成するための教育体制まで描けるようになった点も、成果であると考えています。
専任広報体制が整ったら社内報を復活させ、定期発行したいと考えています。社内取材を通じて、社長や社員の活動、工場の取り組みなどを広く共有し、社内での情報発信を活性化させたいと思っています(松林様)
広報担当としての業務は、私自身も基礎から学ぶところからのスタートでした。プレスリリースの書き方やメディアへの伝え方を学ぶ中で、単なる情報発信ではなく、伝え方やストーリー性の重要性を強く実感しています。
ネタもとが開催する『メディア交流会』では、産学連携やエコ事業といった事例について、背景から順を追って説明することでメディアの関心を引きやすくなり、その後の取材や次につながる提案を引き出せるようになったと感じています。
また、こうした広報ノウハウは、ネタもとのプログラムである『広報担当者交流会』への参加を通じて、各社の取り組みを学ぶことでさらに蓄積されました。メディアとの接点を継続的に持つ工夫や、継続的なPR活動の重要性を学ぶことができたと実感しています(池田様)
具体的に取り組んだこと
ネタもとと契約し、サービスを利用し始めた当初は、ネタもとのサイトに公開する『こんな会社』という会社紹介や『社長ストーリー』といった、私自身の話を書くところからのスタートでした。何ひとつ分からない状態で、正直なところ四苦八苦しました。社内に広報専任の担当者がいなかったため、総務の池田に協力を依頼し、まずは二人で試行錯誤しながら取り組む形で進めていきました。時間と労力を割きながら、少しずつ形にしていったのが実情です。
また、『リサーチ』機能については、契約後半年以上、何をどう発信すればよいか分からず、ネタもとの担当者から案内された内容を実行する段階にとどまっていました。
『リサーチ』へのエントリーは池田が担当し、「月に3件は『リサーチ』へのエントリーを頑張ろう」と無我夢中で取り組みましたが、最初の3か月は成果を上げられませんでした。各メディアが提示する「こういったネタを探しています」という内容が自社の事業にマッチしないと判断するとエントリーを見送ったり、一度エントリーしたテーマが再度募集されている場合は「もういいや」と思ってしまうなど、消極的な対応が続いていたのです。
そこでネタもとへ相談したところ、複数の他社の成功事例を教えていただきました。
その中で、他社の成功事例と似た内容で、自社でも取り組んでいるものとして「名古屋芸術大学と連携した産学連携プロジェクト」を共有したところ、「その情報を発信していきましょう」という提案をいただきました。
それまで、この取り組みは「ネタにならない」と考えていましたが、ネタもとから「十分にネタになる」とのフィードバックを受けたことで、「『リサーチ』へのエントリーは募集テーマに合致していなければならない」という思い込みから一度離れ、まずは会社として行っている取り組みを整理し、答えられるものには積極的にエントリーしていくことが重要だと理解しました。
これを受け、他にも発信できる情報があるのではないかと考え、社内で情報の棚卸しを行いました。
この一連のやり取りをきっかけに、「これまでネタにならないと思っていた取り組みも、伝え方次第で十分にネタになり得る」という気づきが生まれ、視野が大きく広がったと感じています。『リサーチ』についても同様に、自社で取り組んでいる内容を積極的にエントリーしていくことが重要だと理解したため、率先してエントリーするようになりました。
広報活動を通じ、改めてレクリエーション等のイベントを復活させたいと考え、社内イベントを再開しました。実際にBBQを開催したところ、声をかければ若い世代を中心に社員が集まってくれることを実感しました。社員同士の接点が生まれ、社内コミュニケーションが活性化する手応えを感じています。
他にも以前から朝礼の文化があり、毎日行う簡易的な朝礼に加え、週に1回、社員同士のコミュニケーションを目的として、週末の出来事を共有する比較的大がかりな朝礼を実施していました。一方で、他社の朝礼を見聞きする中で、「より業務に活かせる内容を取り入れた方がよいのではないか」と感じており、自社にどう反映すべきか試行錯誤を重ねていました。
そのような中、ネタもとより「ぜひ『超礼』に参加してほしい」とお声がけをいただき、実際に参加しました。参加を通じて、『超礼』には単なる情報共有にとどまらず、社員一人ひとりが業務や会社全体を自分ごととして捉えられる工夫が多くあると感じました。そこで、その良い点を自社流に落とし込み、自社の朝礼に取り入れることで、業務に活かせる風土づくりができたと考えています。
これまでは、私が主に拠点としている豊橋拠点のみで朝礼を実施し、売上の発表もその拠点内に限られていました。しかし現在は拠点を統合し、全工場で朝礼を行う体制へと変更しました。その結果、これまで数字に触れる機会の少なかった事務職の社員も会社の売上や実績を意識するようになり、営業職に限らず、組織全体として当事者意識が高まったと感じています(松林様)
現在、朝礼の司会は持ち回りで実施しています。発言も順番に回すことで、社員一人ひとりが当事者意識を持って朝礼に参加するようになったと感じています(池田様)

ネタもと独自の「PR活動診断」
ネタもとでは、定期的に独自の「PR活動診断」を実施し、お客様の「自走化状況」を可視化・数値化することで、成果が見えづらい広報活動の「効果検証」を可能にし、自走化実現までの道のりをしっかりとサポートしています。
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これまでに掲載された主な媒体名
・日本経済新聞
・日刊工業新聞
・建設通信新聞
・建通新聞
・日本経済新聞デジタル
・coki
掲載されるために工夫したこと
私は『リサーチ』へのエントリーよりも、『メディア交流会』の方が自分に向いていると感じています。営業力を活かして直接プレゼンすることが得意で、1分や3分といった短い時間で説明し、「あとで情報を送らせてもらいますね」と締めることで、マッチングにつなげられます。個人的には、打率は比較的高いのではないかと思っています。
工夫のひとつとして挙げられるとすれば、『メディア交流会』に参加するたびに、メディアごとに話す内容を変えていることです。広報活動はメディア向けの営業です。営業であれば、相手によってトーク内容を変えるのは当然ですが、当社の場合は「名古屋芸術大学との産学連携」と「コンクリートの製造過程で発生する余剰物を使ったエコプロダクト」という2つのネタを持っており、それぞれが成長フェーズにあります。そのため、都度「今このようになっています」といった形で話を変えています。
メディアがどこに興味を示すかは、実際に話し、表情や反応を見ながら調整します。例えば、あるメディアが「SDGsのネタを探している」というテーマを掲げていたため、「当社のエコプロダクトの話はマッチしないかも」と思いながら話を進めました。しかし最後に、「余剰コンクリートを使ったコンクリートタイルの話」をすると、とても興味を持っていただけました。相手の反応を見ながら提案し、興味を引けたらすかさず話題を広げる。このコミュニケーションも、営業で培ったスキルの一つだと思います。
成果としては、あるメディアとの関係性を作り上げることができました。ネタもとの担当者から、そのメディアが『リサーチ』で募集しているネタ内容と、そのメディアの方が愛知県在住であることを教えてもらいました。これをエントリー記事作成に活かし、マッチング後には直接ご来社いただいて取材してもらう機会を作りました。さらに、工場見学へのお誘いも行い、営業力を活かして関係性を深めることができました。現在では、飲みに行くほどの関係になっています。
また、ネタもとの担当者から「貴社と似たようなことをやっている会社がメディアに載っていました」と紹介いただいたこともありました。その内容は、「特殊なコンクリートを扱っている会社が、岐阜県で初」というものでした。
ネタもとから「メディアは『初』という言葉に興味を示しやすい」と聞いていたため、自分でそのメディアにテレアポを行い、「うちは、特殊なコンクリートを扱っている愛知県で初の会社です」という話をしたところ、記事で取り上げてもらうことができました。
他にも、ネタもとの担当者から「記念日と掛け合わせて情報を持っておくと良い」と教わり、生コンクリートの日にちなんで「コンクリート」に関連する情報を用意しました。その結果、3件のメディアに取り上げていただくことができました。
この経験から、ちょっとしたアンテナを張ることと、実際に行動してみることの大切さを改めて実感しました(松林様)
ニュースレターやプレスリリースを作成する際に、気をつけていることといえば、数字を必ず入れるようにしています。そうすると具体的になるので相手にわかりやすく伝わります。
あとは内容にストーリー性を持たせること。こういう経緯があってこのようなものが生まれたとか、そんなストーリーがあるとメディアに好まれます。
こういったことをネタもとから学ばせていただいたので、それらに気をつけて書くようにしています(池田様)

どのような企業に「広報PR」や「ネタもと」を勧めたいか
人材採用に課題を抱えている企業や、社員に自社の事業の社会的意義を実感してもらいたい企業、さらにインナーブランディングを強化したい企業にとって、ネタもとを通じた広報活動は有益だと思います。
弊社は、ネタもとを利用して、広報PRに対する認識が大きく変わりました。以前は、メディアが記事にするのは、メディア側がアンテナを立ててSNSなどから情報を探すものだと思っていました。しかし、実際には企業側が率先して情報を発信し、メディアにアプローチすることが重要であると学べたことは大きな気づきでした。
また、プレスリリースの役割や意味も理解でき、広報PRに対する理解が深まりました。 実際にネタもとで開催される『経営者交流会』で他社の社長の話を聞くと、同じように人材採用に悩みを抱えている企業が多いことを実感します。そのため、人材採用に課題を抱えている企業にも広報活動は有効だと感じます。それに加えて、社員に自社の事業の社会的意義を実感してもらいたい企業や、インナーブランディングを強化したい企業にとっても、ネタもとを通じた広報活動は有益だと思います(松林様)
私は会社の公式SNSをやっているのですが、「ひとり広報」の企業にネタもとを勧めたいなと思います。毎日アップするにもネタがないと大変ですし、ネタ探しに苦労しているという話はよく聞きます。毎日同じような内容の投稿になってしまったりマンネリになりがちであるといった悩みを皆様抱えていらっしゃいますね。
他企業のSNSは端から見ていても、何人かで回しているのだろうなと思うところと、お一人で頑張って投稿しているところと、投稿内容に差が出てきてしまうのがわかってしまいます。
やはりお一人だと限界がある分、ネタもとの力を借りるなどしてやっていくといいのではと思います(池田様)
今後のさらなる目標
うちは「他のどこでもできないから、うちがやる」という精神でやってきました。「お客様が困っているならフジプレコンにご相談ください。困ったときのフジプレコン」と言ってもらえる存在になれるよう、40年以上仕事を続けてきました。そうした精神は、これからも大事にしていきたいと思っています。とりわけ、現在取り組んでいる事業の中でも、エコの分野は今後さらに進めていきたいと考えています。
人材の面でも、うちは非常に面白いことをいろいろやっている会社だと思っています。人も事業も含めて、とても面白く、楽しい会社なので、一度来ていただければ、その面白さはきっと伝わるはずです。そのためにも、もっと広報活動を頑張って、うちの魅力を発信していきたいですね。
大手企業に就職するのも一つの選択ですが、大手と取引する中小企業もとても面白いと、私は伝えたいです。大手のお客様から「いなくては困る」と頼られながら、社会にとって欠かせないインフラを支えていく。そうした社会貢献が、表彰していただくといった評価にもつながっているのだと思っています(松林様)
人材採用の難化と認知不足という課題に直面していた同社は、余剰コンクリートの活用や産学連携といった自社ならではの強みを“伝える資源”として再定義し、現場主導で広報に取り組みました。その結果、メディア露出だけでなく、採用面での信頼や社内の一体感という副次的な成果も獲得しています。
自社の技術や取り組みをどう発信すべきか悩む企業、採用やブランド力に課題を感じている企業こそ、本事例のように「現場発の広報」を戦略として捉える視点を参考にしてほしいと思います。
お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただきました、松林様、池田様、本当にありがとうございました。
参考:フジプレコン株式会社 様:60名(2026年2月現在)