強みを十分に伝えられていなかったユニフォーム製造販売企業が
自社の強みと存在意義を明確化し発信し続けることで
メディア露出の連鎖と企業認知向上を実現!

創業から60余年、医療・飲食・介護など多業種向けの白衣・ユニフォームを製造から販売まで一貫して手がける、株式会社三光白衣

自社オリジナルブランドの開発・製造・販売に加え、東京都内に直営5店舗を構えるスタイルは、製造だけ、またはカタログ品の納品だけを行う企業が多いユニフォーム業界の中、希少な存在として注目されている企業です。

今回は、確かな品質と長年の実績を持ちながら、強みの発信不足や、採用難の課題を抱えていた同社が、広報PRによってどう変化したのか、取締役社長 臂 幸宏 様、営業本部 部長 沼田 利志 様にお話を伺いました。

「ネタもと」導入前の経営課題や悩み

当時の経営課題の一つは、業界内での差別化が十分に図れていない点でした。弊社はBtoB中心のユニフォーム代理店ですが、同業他社と異なり、都内の主要ターミナル駅に5店舗を構えています。地方のロードサイドに店舗を展開するユニフォーム代理店は数十社ありますが、都内の駅近に店舗を構えているのは弊社のみと認識しています。売上は全社で10億円を超え、ユニフォーム代理店として全国20位以内に位置しています。しかし、こうした強みがあるにもかかわらず、それを伝える手段がなく、社内外への発信が十分にできていませんでした。

二つ目は採用・定着の課題です。
自社の差別化ができていない点は、そのまま採用課題にも直結していました。私が入社した当時、社員の大半はベテラン層であり、20代・30代の若手社員の育成が十分に進んでいませんでした。求人媒体などを活用して採用活動を行い、20代後半と30代前半の3名を同時に採用したこともありましたが、そのうち2名は3〜4ヶ月で退職し、残り1名も約1年で離職しました。入社前に会社の方向性や雰囲気が求職者に十分伝わっておらず、「こんなはずではなかった」「思っていたのと違った」といったギャップが生じていたと考えています。加えて、先輩社員による指導マニュアルも整備されておらず、目先の顧客対応が優先されるため育成が後回しになる状況でした。日々の業務に追われる中で、社員の育成環境が整っていなかったのです。

三つ目は、社員が同じ方向を向けていないという課題です。
私が入社する前は、営業担当が店舗に常駐しつつ外販営業も兼務しており、店舗業務と営業業務の役割分担が明確ではありませんでした。そのため、店舗を構えているにもかかわらずSNSも十分に活用できず、お客様との接点すら十分に作れていない状況でした。社員がそれぞれ属人的に業務を行っており、組織やチームとしての連携が取れていませんでした。インナーブランディングの一環として社員に約30問のアンケートを実施したところ、会社に対して極端な不満を持つ社員はいない一方で、組織として同じ方向を向けていないという課題が明確になり、まずはそこから業務改革が必要だと感じていました(臂様)

デザイン・機能性に優れた作業服が外国人観光客に日本土産として人気を集める

ネタもと」導入前の広報PR活動状況

当時は広報専任の担当者も、広報部も存在していませんでした。広報活動という認識自体がなく、意図せず行っていた取り組みが結果として広報活動の一部になっていたという状態でした。具体的には、駅周辺でのチラシ配りやPOP作成が中心でした。創業者である現相談役が代表を務めていた時代には、「世の中に存在を知ってもらうには宣伝が必要だ」という考えのもと、ラジオCMを実施したこともあったようですが、私が入社した頃にはそうした取り組みは既になく、チラシ配りが情報発信のほぼすべてとなっていました。

しかし、メディアへの露出がまったくなかったわけではありません。コロナ前にはNHKの「ドキュメント72時間」で取り上げられたことがあり、また私の入社直後にはテレビ朝日で放送されている高田純次さんの「じゅん散歩」で店舗をご紹介いただいたこともありました。その際にはホームページへの問い合わせがいくつか発生していましたが、それらを活用する体制や社内認識は整っておらず、問い合わせがあっても事業機会として活かせていない状態でした。

さらに、展示会や会社見学といった採用広報的な取り組みも一度も実施されていませんでした。また当時の私自身も、広報PRと広告宣伝の違いを十分に理解できていませんでした。「商品やサービスに力がなければPRはできないのではないか」という思い込みもあり、そもそも認知拡大を広報という手段で実現できるという発想自体がありませんでした(臂様)

「広報PR活動」を重視するに至った理由

創業者である現相談役からは、「世の中に存在が知られていなければ意味がない、宣伝しなければならない」という話を聞いており、情報発信の重要性についてはどこかで意識していました。また当時、ある大企業が利益の3割を広報宣伝に充てているという話も聞いており、会社規模に関わらず、存在を発信し続けることが重要だという認識は持っていました。

実際の取り組みとしては、チラシ配布やPOP作成を継続的に行っていました。一方で、WEB広告は一切出しておらず、求人媒体を活用して採用活動を行っても思うように人材が集まらず、採用できても早期離職が続く状況でした。また、展示会や会社見学といった採用広報的な取り組みも一度も実施していませんでした。

そのような状況の中で、ネタもとから営業電話を受け、広報PRと広告・宣伝の違いについてわかりやすく説明を受けました。その中で、広報PRを通じて企業ブランディングを行うことで、採用や営業などさまざまな経営課題の解決につながる可能性があることを知り、「詳細を聞いてみよう」と思いました(臂様)

私は普段営業職なのですが、弊社は企業が着るユニフォームを売るのが仕事なので、日々いろいろな職種、いろいろな会社の人と会います。当然、同業者と競争なんです。同じように良い商品、同じくらいの価格で提案しても、なぜか負けてしまうことがありました。先ほどの人材採用の話もそうですが、お客さんたちは会社をよく見ているんですよね。それを営業しながら感じる瞬間が数多くあり、会社を知ってもらわなければならないと感じていました。

また、商品をただ宣伝するというより、会社をPRするという意識を持つと中身も整えて綺麗にしようという意識が皆に芽生えると思いました。これからの時代は、売り手市場、人手不足ということもあって、入社しても定着することも課題です。社内外から「見られている」という意識を持つことが社内を良くするために必要になるなと思っていました(沼田様)

ユニフォームを通じて、企業ブランドを高めるパートナーへ

数あるPR支援の中で「ネタもと」を選んだ理由

ネタもと担当者の話の中で特に印象に残ったのは、会社そのものの社会的存在意義、すなわち自社がどのような存在で、何を通じて社会に役立つのかを明確にし、それを企業ブランディングとして発信することで、ステークホルダーのファン化に大きな影響を与えられるという点でした。弊社はBtoB企業であり、顧客は法人です。

同じ商品・同じ価格であれば、顧客はより信頼でき、より理解している企業から購入したいと考えるものです。だからこそ、企業としての存在意義や価値を適切に発信し、選ばれる会社になるために広報PR活動が重要であるということを、話を聞く中ではっきりと理解できました。

もう一つの決め手は、最終的に社内で自走化し、自分たちで広報PRを実践できるようになるという仕組みでした。広報担当者がいない弊社のような企業でも、広報PRの重要性をゼロから自分たちで考え、実行できるようになっていく。この「自走化」がゴールであるという点に強く魅力を感じました。

他の広告宣伝会社などもインターネットで調べましたが、ネタもとのサービスが最も良いと感じたため、詳細な比較検討には至りませんでした。その後、私の話を聞いた沼田も強く共感し、二人でオーナーを説得して契約に至りました(臂様)

当時、ネタもと担当者から具体的な話を聞くまでは「メディアと繋いでもらえるサービスなのかな」というイメージがあったんですね。でも実際に話を聞いて、最終的なゴールが自走化だということを知って、この仕組みはすごいと感じました。

臂から聞いた話と重なる部分もあったのですが、私が特に良いと思ったのは、広報PRをゼロから学び、自分たちでできるようになっていくという点、さらに広報PR活動に直接関わっていない社内の人たちにも、インナーブランディングで少しずつ理解してもらい組織力を高めていける。単にメディアに露出するだけでなく、会社全体が変わっていける仕組みだというところに、強く魅力を感じました(沼田様)

「ネタもと」を利用し得られた成果

ネタもとを活用しメディアに掲載されたことで問い合わせが増えました。メディアに掲載されると会社名や私の名前も出るため、8〜9割は売り込みの営業電話ではありますが、群馬県や福島県などの遠方から「記事を見たのですが、ユニフォームを買いたいです」という問い合わせが来たり、ホームページから問い合わせをしてくださるお客様が現れたりと、今まで接点がなかった新規のお客様へのリーチにもつながっています。

取引先のメーカーさんなどからも「掲載されているのを見ましたよ」と言われるようになり、認知度が上がっていることを実感しています。

また、営業メールの署名にメディア掲載実績をつけるようになったことで、顧客からの認知、信頼がさらに高まっています。産経新聞への掲載や、インバウンド関連ではウェブ記事への掲載からYahoo!ニュースへの転載、そしてテレビ取材へとつながるメディアの掲載連鎖も経験しました(臂様)

社内的にも確実に良い影響が出ています。現在では半数以上の社員が、メディア掲載を通じて自信や誇りを持ち、友人や家族に会社のことを話すようになったと感じています。それらは会社にとって大きな力になっており、社内の雰囲気も以前より明るくなっています。

特に店舗で取材を受けると、実際にテレビで放映されたものを見た店舗スタッフが「会社が実際に広報活動に取り組んでいるんだ」ということを目の当たりにするんですね。取材の前後で、商品の見せ方もPOPへの意識も変わってきています。広報PRを始めた頃と比べて、社員全体の会社に対しての関心が高まっていますし、新しいことを発信しようとするとチームメンバーから意見が多く出るようになりました(沼田様)

採用面では、広報PRを学んだことで採用に対する意識が根本から変わりました。以前は「営業ができそうな人がほしい」という漠然としたものでしたが、今では「会社の理念は何か、会社をどういう方向に持っていきたいか、今の組織に何が足りていないのか、どんな人材が必要なのか」という明確な像を持って採用活動ができるようになりました。結果として良い人材を2名採用することができました(臂様)

広報PRのノウハウとしては、もともと知識はゼロでしたが、活動を続ける中でリアルな写真・画像の重要性を理解しました。リアリティのある画像があるかどうかで、見た人がその場面を想像できるかどうかが全然違う。メディアの方と話す際にはきれいに見せようとするのではなく、ありのままの現状を話すことが大事だということも学びました。

そして、広報PRを学んだことで、営業に対する視点も大きく変わりました。私たちが扱う企業ユニフォームは、使う企業の顔になるものです。これまでは「服を売る」という発想でしたが、ユニフォームを通じてその企業をPRすることにこんなにメリットがあるんだよということを営業で提案できると気づいたのです。

そうすると制服の色やデザイン、企業のロゴマークなどにもっと意味を込めて作るようになっていく。そこに付加価値がつく。「現状最適ではなく未来最適」という発想で企画・発信を考えられるようになったことも、大きな変化のひとつです(沼田様)

具体的に取り組んだこと

まず取り組んだのが広報体制の構築です。契約当初は私と営業担当2名の3名体制でスタートし、その後、2025年10月からは統括マネージャー2名を加えた5名体制に拡大しました。新たに採用した2名については、会社の理念や目指す方向性を理解してくれる人材を採用することを意識しました。沼田も面接に参加し、10数人と会った中から2名を選びました。会社の理念をしっかり理解した上で入社してくれているため理解も深く、現在では得意分野による自然な役割分担も生まれています。

それから、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)の再定義も行いました。もともとMVVは明文化されていませんでしたが、社員へのヒアリングも行いながら、最終的には私が策定して掲げました。うちはBtoB企業なので、営業担当がお客様のもとへ伺った際に、誰もが同じ言葉で会社のアピールができるようになることが非常に重要だと考えていたからです。また、年間スローガンも作り、毎月の営業会議・店舗会議のアジェンダの1ページ目に入れることで、全員の目に必ず入るようにしました。

メディアへの情報発信では、契約後約9カ月間、試行錯誤を重ねる中で、ネタもとの担当者から「ネタを作りましょう」という提案がありました。ネタづくりで最初に取り組んだのが、メディアが求めているテーマに情報を提供する『リサーチ』機能で募集されていた「社長のカバンの中身」というテーマへのエントリーです。広報メンバーがスマートフォンで私のカバンとその中身を撮影し、日々どのようにカバンの中身を使っているかと併せて投稿したところ、掲載されました。

次に取り組んだのが清掃活動です。4月22日の「清掃デー」や5月30日の「ゴミゼロの日」などに合わせ、せっかくユニフォームを作っている会社ですから、社名入りのジャンパーを着用し、営業本部と新橋店舗の社員の半数ほどが参加して新橋駅前の清掃活動を行い、その様子を投稿したところ、港区情報サイト「いざまち」に掲載されました。「そんな簡単なことで記事になるわけがない」と思っていたため、きちんと発信すればメディアに取り上げてもらえるという実感を得られた、最初の成功体験でした。

また、『リサーチ』機能を通じて、メディアがインバウンド関連のネタを求めていることを知りました。そこで、忍者を連想させる「ニッカポッカ」などの作業服が日本土産として人気であることに着目し、店舗スタッフがノリの良い外国人のお客様に「写真を撮らせてください」とお願いして撮りためていた10枚以上の写真を活用して情報発信したところ、ウェブメディア「ENCOUNT」に掲載されました。取材当日も6組のインバウンドのお客様が来店し、記者の方が驚かれていました。その記事がYahoo!ニュースに転載され、さらにテレビ局が取材に来るというメディア連鎖が起きました。今年に入ってからも、インバウンド関連の取材は続いています。

さらに、作業服のタウンユース需要についても発信しました。ユニフォームはストレッチ性や吸汗速乾性、消臭効果など機能性が高く、シーズンごとに毎年入れ替えるアパレルと異なり、価格面でもリーズナブルです。そのような作業服が一般アパレルとして普及しているというトレンドを、産経新聞に取り上げていただきました。自社の掲載だけでなく、他社が掲載されるタイミングで一緒に呼ばれるようにもなり、メディアへの情報浸透を実感しています。

最後に、自社のホームページへプレスリリースやメディア掲載実績を継続的にアップするようにしています。何気なくホームページをご覧になった方に「この会社はメディアに出ているんだ」と知っていただくきっかけになりますし、弊社に興味を持っていただくきっかけにもなると思いますので、今後もどんどん進めていきたいと考えています。弊社が何者で、何のために社会のお役に立っているのかを理解していただくためには、やはり広報PRの力が必要だと感じています。現在は採用活動を行っていませんが、こうした取り組みを継続することで、今後、若い人材が入ってきやすくなる可能性は非常に高まっていると考えています(臂様)

社名入りジャンパーを着て新橋駅前を清掃する臂社長と、社員の皆様

ネタもと独自の「広報活動診断」

ネタもとでは、定期的に独自の「広報活動診断」を実施し、お客様の「自走化状況」を可視化・数値化することで、成果が見えづらい広報活動の「効果検証」を可能にし、自走化実現までの道のりをしっかりとサポートしています。

初回結果「14点」
直近「53点」
これまでに掲載された主な媒体名

・日刊ゲンダイ
・産経新聞
・スーパーJチャンネル(テレビ朝日)
・10万円でできるかな(テレビ朝日)
・タモリステーション(テレビ朝日)
・羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日)
・サン!シャイン(フジテレビ)※放送終了済み(2026年3月)
・Live News イット!(フジテレビ)
・news every.(日本テレビ)
・千鳥かまいたちゴールデンアワー(日本テレビ)
・Nスタ(TBSテレビ)
・ニュースウオッチ9(NHK)
・TOKYO MX
・めざましメディア
・マイナビニュース
・いざまち
・ENCOUNT
・Yahoo!ニュース
・社長の履歴書
・ビズヒント
・ZUU online
・共同通信社

掲載されるために工夫したこと

これまでやりとりがあったり、名刺交換をさせていただいたメディアの方には、特にネタがない時でも「今、うちはこんなことをしていますよ」というメールを数人に対して定期的にお送りするようにしています。当然お忙しいので、お返事をいただけないこともありますが、時折ご返信をいただけることもあります。

そういった地道なやりとりを続けることで気にかけていただき、何かの折に「ユニフォームのことだったら三光白衣に聞いてみたらどうかな」と思っていただけるようになったのではないかと感じています。実際に今年に入ってからもテレビ取材が続いており、メディアとの関係づくりの大切さを実感しています。

メディアへ情報発信する際には、切り口を変えることも意識しています。今はユニフォームがタウンユースとして広がりを見せています。ユニフォームは非常に機能性が高く、ストレッチや吸汗速乾、消臭効果などさまざまな機能を備えているため、一般の方が着用されてもまったく違和感がない時代になってきています。

パーカーや防寒着なども、アパレルショップで購入しなくてもユニフォームで十分対応できますし、シーズンごとに入れ替えるアパレルとは異なり、価格もリーズナブルです。そういったタウンユース需要という新たな切り口で発信したところ、産経新聞に取り上げていただきました。このようにメディアとの接点を持ち続け、さまざまな切り口で発信していくことが非常に大切だと感じ、取り組んでいます(臂様)

ネタもとが開催している『メディア交流会』では、ありのままの現状をお伝えすることを意識しています。最初はメディアと接する経験がなかったので、「しっかり見せなければ」と気負ってしまったのですが、実際にメディアの方と話してみると、何を求めているのか、どのようなネタを探しているのかを丁寧に説明してくださいます。そのため、ありのままの現状をお伝えすることが大切だと、自然と学ぶことができました。

『リサーチ』機能を活用した情報提供は、契約当初からずっと続けています。ネタもと担当者が毎月の定例ミーティングでポイントを教えてくださるのですが、自社の場合は会社の強みとして店舗をネタにすることが多いです。その際、店舗の外観やインバウンドなど、実際に来店されるお客様のリアルな画像や写真を用意できるかどうかで、それを見た人がシーンを想像できるかどうかは大きく変わります。

自分が見る側の立場になると、単に製品が綺麗に並んでいるだけの写真よりも、リアリティのある写真の方が興味が湧きます。そういった写真や資料を準備し、いつでも使えるように蓄積しておくことが、広報チームとしても非常に重要だと感じ、取り組んでいます(沼田様)

どのような企業に「広報PR」や「ネタもと」を勧めたいか

自社の強みや魅力、他社にはない特徴を持っているにもかかわらず、それを十分に発信できていない企業や、人材採用・定着、認知拡大に課題を抱えている中小企業には、ぜひ広報PR活動をお勧めしたいです。

ネタもとと契約して2年になりますが、広報PRについて学んだことで、その必要性を非常に強く実感しています。会社の方針や価値を社内外へしっかり発信できていないと、会社の存在価値が伝わらず、お客様や求職者にも選ばれにくくなると気づきました。

だからこそ、広報PR活動は一部の担当者だけが行うものではなく、社員みんなで取り組むべきものだと改めて感じています。広報PR活動は、ネタもとから教わった「経営戦略」であり、「人事戦略」であり、「成長戦略」だと実感しています。ですから、どこがお勧めというより、「知らないと損をする」と感じています(臂様)

以前は広報PRを「商品の宣伝をメディアに取り上げてもらうもの」というイメージで捉えていました。しかし実際に広報PR活動に参加してみて、商品を売り込むだけではなく、会社そのものをPRするという視点でさまざまなことを考えるいいきっかけになりました。認識が大きく変わったと感じています。

ですので、特に組織改革を進めようとしているタイミングで広報部がない会社こそ、広報PRを勉強する良い機会だと思います。臂が就任して3年目、アナログな体質から会社を変えようとしたちょうど変革期に、ネタもととの取り組みが始まったのですが、そのタイミングだったからこそ広報PRについて深く考えられたと感じています(沼田様)

今後のさらなる目標

私はユニフォームが大好きなんです。天職だと思っています。人はユニフォームを着て8時間働いて給料を稼いで家族を養っている。私たちはその服を納めているので、非常に誇りに思える仕事だと感じています。

また、さまざまな業種の人と会えるので、世の中のことがよくわかります。もちろん表面的ではありますが、業界ごとの様子や仕組みなどもわかりますし、50年近くユニフォームの仕事をしていますが、それこそ飽きないですし、とてもいい仕事だと思っています。

広報PRを勉強したことで、ユニフォームの未来を考えたときに、日本人の働き方や美意識というものをこの仕事を通じて捉えていきたいと思うようになりました。これまでユニフォームとは、統一感や安全性など、仕事における管理ツールでした。しかしこれからは、誇りや美意識の表現として、「着せられる」のではなく「自ら選んで着る」という、着る人が誇れるものを提案していきたいと思っています。

ユニフォームは企業文化を語る無言のメディアだと思います。企業の哲学をユニフォームを通じて可視化して、企業の理念を言葉よりもユニフォームを通して視覚的に発信するという意識でお客様へ提供していきたいのです。日本を元気にするという、企業にとって静かでありながら着実な文化への投資として位置づけてもらいたい。「生き方を纏う服」として、日本の企業で働く人を応援していきたいと考えています(臂様)

今回ご紹介した株式会社三光白衣様は、広報担当者がいない状態からPR活動をスタートし、自社の存在意義や強みを見つめ直しながら、継続的な情報発信とメディアとの関係構築に取り組まれてきました。

その結果、メディア掲載やテレビ取材といった成果だけでなく、社内の共通認識づくりや企業ブランディングの推進にもつながっています。PRは単なる情報発信ではなく、企業の価値を社内外に伝え、経営課題の解決を後押しする手段であることを示す事例といえるのではないでしょうか。

「自社の強みを発信できていない」「採用や定着に課題を感じている」「企業としての方向性を社内に浸透させたい」と感じている企業様は、ぜひ今回の事例を参考にしてみてください。

お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただいた、臂様、沼田様、本当にありがとうございました。

参考:株式会社三光白衣 様:35名(2026年6月現在)