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トップインタビュー資料はファン作りの最大の武器!ポイントはストーリーと作成後の活用

トップインタビュー資料はファン作りの最大の武器!ポイントはストーリーと作成後の活用

こんにちは。株式会社ネタもと PRプロデュース部です。
本コンテンツでは、広報担当者の「業務のヒント」となる情報をご紹介します。

広報を立ち上げたばかりの会社が、最初に準備すべき資料のひとつが経営者のインタビュー資料です。多くのメディアには、企業の経営者を特集するコーナーがあります。経営者のこれまでの歩みや会社に対する思い、今後のビジョンをまとめた資料があれば、メディアに対して直接かつ効果的にアピールできるからです。

さらに、経営者の考えや人柄を知ってもらうことで、社員との距離が縮まり、社内のファンづくりにもつながります。

そこで今回は、社内外のファンを増やすためのトップインタビュー資料の作成ポイントと活用方法についてご紹介します。

広報に不可欠な経営者のメッセージ

経営者が自分の言葉で直接メッセージを発信するトップインタビューは、社内外に大きな影響を与え、ファンづくりを促進します。

情報を発信する際、その内容はもちろん重要ですが、「誰が」そのメッセージを発するのかが、情報の受け手へのインパクトを大きく左右します。会社を率いる経営者の言葉は、事業の社会的意義や商品・サービスの強みをダイレクトに伝えるものとして、人々の心をつかむのです。

新聞、雑誌、テレビ、Web、ラジオなど、媒体の種類を問わず、多くのメディアが経営者インタビューの連載や特集コーナーを設けています。こうしたコーナーでは、業種や企業規模にかかわらず、さまざまな経営者の情報を求めているため、大手企業から中小企業まで、どのような会社にも掲載のチャンスがあります。

また、連載を組んでいる媒体では、時期を問わず年間を通じて取材対象となる経営者を探しているため、メディアへのアプローチもしやすくなります。

トップインタビュー資料作成のポイントは「ストーリー」

連載や特集のトップインタビューコーナーには、ある程度の形式があります。さまざまな媒体に目を通し、よく聞かれる質問項目を把握した上で、それに対する回答をあらかじめまとめておくと良いでしょう。

① 経営者プロフィール:氏名、生年月日、出身地、略歴などの基本的な事項に加え、趣味・特技、座右の銘などを記載します。

② 企業概要:企業名、所在地・連絡先、事業内容のほか、設立年、従業員数、直近の業績の推移などをまとめます。

③ 幼少期~青年期、現在に至るまでのストーリー:生い立ちや夢中になって打ち込んだこと、影響を受けた人物や環境、分岐点となった出来事などを、時代ごとのエピソードとしてまとめます。

④ 経営者となった経緯:起業や事業承継に至ったきっかけと、その時の自身の思い、周囲の動きなどを詳細に描きます。

⑤ 挫折・苦労と、それを乗り越えた体験談:人生で経験した挫折や苦労のエピソードを詳述し、経営者としての現在の自分にどう影響しているかを紹介します。

⑥ 経営ビジョン・今後の展望:経営で大事にしていることと、現時点での目標をまとめます。抽象的な表現ではなく、自分の言葉で「思いを届ける」ことを意識しましょう。経営目標については、業績や達成時期など、できるだけ具体的な数値を明示します。

①~②の情報をまとめた資料を用意している会社は少なくないと思いますが、実はメディアが求めているのは、③以降のエピソードです。

読者や視聴者は、単なるサクセスストーリーではなく、その人がどのようなバックグラウンドを持ち、どのような挫折や苦労を乗り越えて経営者になったのかという「人生ストーリー」にこそ共感し、心を動かされるからです。

エピソードの中で特に印象的な出来事や、経営上重要な業績の数値などをキーワードとしてピックアップし、社長の人生と経営ビジョンが一目でわかるタイトルを付けましょう。作成の順番としては、各項目ごとに小見出しを付けてからタイトル案を検討すると、整理しやすくなります。

トップインタビュー資料の活用方法

資料が完成したら、経営者特集コーナーのある媒体に送付するか、直接持ち込みましょう。送付する際は、コーナー名や、わかる場合は担当記者名も記載すると効果的です。

また、社長就任直後や新商品・新サービスの発表時期に合わせて資料を提供すると、ニュースバリューがさらに高まります。

さらに、トップインタビュー資料は、社員のファンづくりにも活用できます。経営者が歩んできた紆余曲折のエピソードや“人となり”、その延長上にある人生観・経営観を知ることで、社員は経営者の考えに共感し、親しみを感じるようになります。

それにより、自社を自分ごととして捉えられるようになったり、経営者の考えや思いを一緒に形にしたいと感じるなど、社員のモチベーションやエンゲージメント向上につながります。

社外向けには、コーポレートサイトや採用サイトに掲載することで、取引先や自社に共感性の高い求職者など、幅広いステークホルダーに深く会社を知ってもらうことができます。

事業面や採用面でも良い効果が期待できるため、トップインタビュー資料作成後は、ぜひ自社サイトや社内報などを通じて社内外に発信することをおすすめします。

以上、「トップインタビュー資料」作成のポイントと活用方法についてご紹介しました。

メディアへのアプローチがしやすく、社内のファンづくりにも効果的なトップインタビュー資料は、いわば「最強のPRコンテンツ」です。経営者は、自らのストーリーや思いを発信する意義を理解し、広報担当者とともに、人々の心に響く資料づくりに取り組みましょう。

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