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メディアの情報選定の基本は「誰に向けた情報なのか」

メディアの情報選定の基本は「誰に向けた情報なのか」

こんにちは、株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。

ネタもとでは、4月から新たに【フィードバック】というサービスを開始いたしました。

<ネタもとフィードバックとは>
年間6本の報道資料に、メディアから直接フィードバックがもらえるサービス。プレスリリースの型を学ぶコンテンツは世の中に溢れていますが、ネタの切り口や情報要素など、自社の情報発信が本当にメディアの興味を喚起するものか、不安な企業様は多くいらっしゃいます。フィードバックは、よりメディアの関心を高めるためには何が必要か、情報の受け手であるメディア関係者がアドバイスするサービスです。生の声を聞くことで、自社の報道資料の質を大きく高めることができます。

新サービスなのでドキドキのスタートでしたが、やはりメディアの方のご指摘・アドバイスは的確です!毎日多くの企業からのプレスリリースを受け取る立場だけあって、この情報に何が足りないのか、どの部分を掘り下げたほうが興味を惹かれるのか、具体的なアドバイスに溢れています。
手前味噌ではありますが、他にない、価値の高いサービスなのではないでしょうか。

さて、このサービスを始めてから様々なメディアの方からのフィードバックを見ている中で、メディアの種別を問わず、7割ほどの報道資料が受けている指摘があります。

それは「誰にこの情報を伝えたいのですか?」という、シンプルにして大基本の1点です。

新商品やサービスの告知、人事などの企業情報、協業・提携の発表、会社の取り組みなど、企業広報がメディアに送る報道資料は様々ですが、受け取るメディアがまずチェックすることは

「この情報はうちのメディアにとって必要かどうか」です。

今までのブログでも書いていますが、一口にメディアと言っても、情報を確認するのはプロデューサーやディレクター、記者、編集者などの個人です。

そしてそれぞれの方には、メディアのターゲット視聴者や読者をベースに、担当コーナーや担当ジャンル、探す情報のテーマがあります。

たとえばこの秋、冷えを防ぐサポーターの新発売を告知するプレスリリースがあったとします。
大抵のプレスリリースは「〇月〇日発売 冷え対策サポーター 新素材で伸縮性アップ」といった、商品そのものの情報を表すタイトルやリード文になります。

しかしそれだけでは、受け取るメディアは自分の領域にあてはまる商品かどうかがわかりません(本文までしっかり読めばわかるかもしれませんが、メディアはアリかナシかわからない情報にその手間は割きません)

これが「〇月〇日発売 冷え対策サポーター 新素材で伸縮性アップ、シニアの膝をガード」だったらどうでしょうか。シニア情報メディアや、視聴者・読者ターゲットをシニア層に設定しているメディアであれば、ちょっと内容を見てみようかという気になるかと思います。

また「〇月〇日発売 冷え対策サポーター 薄手の新素材で秋ファッションにもひびかないインナー」であれば、女性向けメディアの記者は興味がわくかもしれないですね。

・・・といったように、メディアにとって「誰に向けた情報なのか」ということは、情報を選別するにあたって必要な要素です。

ここで成功事例をひとつご紹介します。

日用品の製造・販売を行うとある企業様の新商品プレスリリースに対し、様々なジャンルのメディアが興味を示したことがありました。

その要因を広報ご担当者様にお聞きしたところ、その新商品プレスリリースの告知内容は共通でしたが、見出しやリード文、使用シーンを「若者」「中高年」「シニア」などそれぞれに書き分け、該当する記者に宛ててお送りしたそうです。

手間ではあります。ただ、ほんの少しの手をかけただけで成果が大きく変わるのであれば、やらない手はないのではないでしょうか。

広報とは、どこまできめ細やかに対応できるかがカギとなる仕事なのかもしれませんね。
皆様のご参考になれば幸いです。

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