
こんにちは。株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。
ネタもとでは、メディアの方をお招きしてのセミナーを毎月開催しています。セミナー後にいただくアンケート回答で、毎回必ずあるのが「うちは法人取引の製造業なので、メディアに発信するネタが作れません」というお声です。
そこで本日は、特に有形商材BtoB事業の広報に向け、メディアが求めるネタづくりのポイントをお伝えします。
それは「BtoB商材の先にある “消費者との接点”は何ですか?」という視点です。
メディアは一般消費者に有益な情報を伝えることをミッションとしています。そして一般消費者は、自身の生活に直結する情報に興味・関心を持ちます(私たちも、どこか遠い町のグルメ情報と我が町のグルメ情報であれば、圧倒的に後者が気になりますよね!)
つまりメディアにとって、一般消費者が自分事として興味を持てる情報が“良いネタ”なのです。
メーカーが生み出す有形商材は、ビジネスモデルがBtoBであっても、その先を辿れば必ず消費者との接点があるはずです。
うちの部品は全国コンビニのコーヒーマシーンに使われている。うちが開発した薬剤は有名ブランドの化粧水に使われている。など、思い当たる方も多いのではないでしょうか。
そして重要なのは、貴社の商材が採用されていることには必ず理由やニーズの背景があり、それこそが貴社商材の強み・アピールポイントになり得るということです。
本日ご紹介するのは、自社の商材と消費者との接点をフックに、ネタもとリサーチを通じて様々なメディアに掲載された企業様です。
<ネタもとリサーチとは>
ネタもとサイトが提供するサービスのひとつ。ネタもとに登録しているメディア関係者から寄せられる「いま欲しいネタ」のリサーチ依頼に自社情報をエントリーし、マッチングを実現します。マッチングが成立するとメディアから連絡があり、多くの場合が取材や掲載につながります。メディアがいまどんな情報を求めているのかを知ることができ、またエントリーに対するレビューを今後の広報活動の参考にしていただけます。
この企業様は自動水栓を製造されているBtoB事業者です。
こちらの企業は、まずこの自動水栓が鉄道や航空機、コンビニや学校など、消費者の身近なシーンにおいてどのくらいのシェアを占めているかについて細かに開示しました。その上で、選ばれる背景として、後付設置が可能な独自の技術やコスト抑制、省エネへの取り組み、コロナ禍をきっかけに高まったニーズなどビジネスの強みをアピールされました。
これが自社技術の優位性だけを軸にした情報だけであれば、果たしてメディアが興味を持ったかはわかりません。
しかし導入事例として、よく知る身近なモノを示されたことで、「ああ、新幹線のアレね!」「飛行機のトイレのアレもそうなのか!」と、明確なイメージを結ぶことができ、その後の商材説明もすんなりと理解することができたようです。
結果、この企業様は多くのメディアに掲載されることに成功しました!おめでとうございます。
BtoB商材の広報は、その技術力や開発エピソードを軸に組み立てがちですが、業界外の人間にとってはどうしてもとっつきにくい、難しいと敬遠されてしまいます。そのためには、まず誰もが自分の生活に身近なものであることを認識させることが、非常に有効です。
自社商材と消費者の接点はどこなのか、是非できるだけたくさん見つけていただきたいと思います!