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コーポレートPRを始めたい。最初にやることは?

コーポレートPRを始めたい。最初にやることは?

こんにちは。株式会社ネタもと 広報プロデュース部です。
本コンテンツでは、会社のファンづくりに欠かせない「コーポレートPR」の情報発信のコツをお伝えします。

今回のテーマは「コーポレートPRを始めるとき何からやればよいか」です。

現在は、商品やサービスの価値以上に企業としての姿勢、社会的価値を伝える時代です。取引先、人材、社員、消費者から選ばれ続ける会社になるには、自社の活動や人を通じて、魅力を伝えることが大切です。

そこで今回は広報を始めようと考えている企業、また商品・サービスのプロダクトPRはやっているけど、コーポレートPRはやっていない企業の経営者の方、広報の方にコーポレートPRを始めるときのポイントをお伝えします。

いつから始めるのが良いか

広報活動をやっていない会社の方からは「いつから始めるべきか」「近い将来やりたいとは考えているが、具体的にいつからやるかは決まっていない」「今後商品やサービスを発表するタイミングからスタートすることを考えている」などの声を聞くことがあります。

新商品や新サービスの広報活動は事業計画、開発計画のスケジュールが情報発信に大きく影響します。
しかし、コーポレートPRは「いつから準備するか」で、その後の情報発信のスケジュールが決まります。
つまり、行動を開始するかどうかを決めることが大切です。

コーポレートPRを進めるときに最初にやることは、情報の整理です。会社のこと、社長のことなど、PRを目的とした社外向け資料を作っている会社は少なく、コーポレートPRをスタートした会社からは「情報もまとまってないが、社員が全ての情報は知らないし、会社の創業からのストーリーも自分しか知らない」と言われる経営者も少なくありません。

自社の情報をまとめ、市場や社会全体においての強みや弱みを明確にし、会社をどのように見せるかの方向性を決める。これは経営者と広報担当者が1カ月、会社によっては数カ月がかりで、やっと準備ができるような、会社の価値を明文化する重要な活動であり、コーポレートPRで最初に行う活動です。

そして、情報がまとまった後は、社会性や時事性、季節性などの社会の興味や関心が高まるタイミングに合わせて、どのテーマに自社の情報をからめて情報発信を行うかを決めていきます。

コーポレートPRの成功は、経営者の決断が重要

コーポレートPRは短期間で成果が出るものではないことは言うまでもありません。継続する活動、会社全体が関わってくる活動であり、将来の会社の姿を決めるような社会へのメッセージを公にしていくようになります。

そこには経営者の決断が必要であり、社員まかせでは成功しない活動です。また広報活動は“会社の営業”であり、経営者が広報活動の時間を確保することは難しいため、成果を出すためには体制を作ることが必要です。

会社を社会にどう見せたいかの指針を経営者が担当者に伝え、それを担当者が情報発信等を通じて世の中に伝えていく。そのように二人三脚で進めていくことがコーポレートPRの成功のポイントです。

先日、コーポレートPRが大成功しているBtoB企業の社長にお話を聞く機会がありました。コーポレートPRをスタートし5年以上となる企業で、広報活動に経営者がしっかり関わっている会社です。

「広報はファン作りであり、良い会社を作っていく活動。方向性を決める経営者がポイント。これからの会社の姿を常に考え続け、考えた内容を実行し、それをPRしている。結果、会社の認知や採用にも大きく影響し、成果がでてきるが、コーポレートPRを通じて取引先の方もファンになっていただいている。普通はいち取引先を会社が見たいという理由で訪問することなど考えられない大手有名企業の社長が先日来社された。そのときにあらためて広報PRはファン作りだということを実感した」とのこと。

大手取引先の経営層の来社は1社ではないとのことで、商品やサービスではなく、コーポレートPRが事業に大きくプラスになっていると感じるお話でした。

 

コーポレートPRはBtoC、BtoBに関わらず、会社が存在すればスタートできるファン作りの活動です。これからスタートしたいと考えている企業は是非「タイミングは今」と思って、スタートするときの参考にしてみてください。

記事の内容は、以下の動画でもご覧いただけます

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