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メディアへの情報発信だけじゃない!プレスリリースの活用ポイント

メディアへの情報発信だけじゃない!プレスリリースの活用ポイント

こんにちは。株式会社ネタもと 広報プロデュース部です。
本コンテンツでは、広報担当者の方の「業務のヒント」となる情報をご紹介します。

今回のテーマは、「プレスリリースの活用方法」です。

プレスリリースは情報を報道関係者に発表する会社の公式書類であり、メディアを通じて会社の活動、企業価値を社会に伝えていくことができます。

さらにメディアへの発表だけはない活用ポイントも多数あり、活用の幅を広げることで思いを込めて作成した1件のプレスリリースから得られる効果も広がります。

そこで今回はプレスリリース作成前、発表後の活用ポイントについてお伝えします。

 

プレスリリースの構成要素は商品開発時のチェックポイントに活用できる

プレスリリースは、その商品やサービスが「他と何が違うのか」「社会のどのような課題を解決するか」「なぜ、課題を解決できるのか」など、外部から見る視点で作成します。

つまり、お客様視点で価値が明確になっている資料になります。

通常は、商品やサービスの内容が決定してからプレスリリースを作成しますが、広報・PRが上手な企業の中には「開発段階でプレスリリースを書いてみる」ということを行っている会社があります。

「プレスリリースを構成する要素」からお客様視点で商品・サービスに必要な要素を考えることで、「他と違う強み」「その商品やサービスで解決できる課題」が明確化された商品・サービスを開発することができます。

また、既存商品やサービスも、あらためて「プレスリリースに必要な要素」という視点で見てみるとバージョンアップのヒントになります。

広報担当者は社内の情報をいち早くキャッチしなければならないと言われますが、商品開発の時点で広報・PR視点、社会からの視点を取り入れることで、売上に貢献できる広報になることができます。

<プレスリリースに必要な要素の例>
・他と何が違うのか
・社会やお客様のどのような課題が解決できるのか
・なぜ課題が解決できるのか
・課題解決後のお客様の姿  など

それから、もう1つ大事なポイントとして、プレスリリースは商品・サービスを知らない人にも理解できるように作成することが必要です。商品やサービスを開発する際、完成時を想定しプレスリリースにまとめることで、新商品について「誰が見ても分かる資料」を作ることができます。

 

発表後は自社ウェブサイトやSNSへの公開、お取引先への説明資料などに活用

プレスリリース発表後にも様々な活用方法があります。

まず、社内全員が事業や活動を共通した表現で共有することができるようになります。

「事業部が違うと、新しい商品・サービスや活動内容についてあまり詳しく知らない。説明できない」という社員の方の声を聞くことがあります。

プレスリリースを共有することにより、社員が会社の取り組みを把握、理解し、営業先、取引先に共通した表現で伝えることができ、社員全員が会社の広報マンになることができます。

また、プレスリリース発表と同時に自社のウェブサイトへの公開、SNSでの発信も行うことも大切です。

発表後はメディアもウェブサイトを見る可能性が高く、発表したプレスリリースだけでなく、過去のプレスリリースも確認されることがあります。

メディアだけでなく、一般の方に対しても、宣伝だけでは伝えることが難しい商品やサービスについて、「なぜその商品やサービスを開発し提供するのか」という企業の思いや姿勢などを伝えるチャンスになります。

さらに、採用活動の面では、求職者に他との差別化、開発ストーリーからイメージする仕事のやりがいなどを伝えることができます。

ある企業様では、取引先への訪問の際に1年間のプレスリリースをまとめたファイルを持参しているというお話を聞きました。

「商品やサービスの説明だけなく、会社の思いもわかりやすくまとまっていて、説明しやすい」とのことでした。販売だけでなく、会社の信頼関係を作るコミュニケーションツールになっているとも言われています。

 

今回はプレスリリースの活用方法をご紹介しましたが、その他の報道資料としては経営者や開発者のプロフィールシートを作成することもあり、ストーリーをしっかりまとめた人物紹介資料は、採用専用サイトや企業がコンテンツを考え直接編集できるプラットフォームへの公開もできます。

このように広報は、毎日のように商品・サービス、活動、人の魅力を社会へ伝えるためのコンテンツを生み出しています。

その生み出したコンテンツをプレスリリースとして発表するだけでなく「最大限活用できないか」を考え、新たな活用方法を生み出してみてはいかがでしょうか。

記事の内容は、以下の動画でもご覧いただけます

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