5分でわかる!PRで成功する方法(マンガ編)

意識と行動を変え、未来を変えた男

意識と行動を変え、未来を変えた男

会社消滅、倒産危機
どん底を味わった男が描く愛ある未来とは

「世界中に着る楽しさを」を理念に掲げ、創業28年目を迎えるニット専門のアパレルメーカー、株式会社ニットファクトリー

主に中国・アセアン、一部は国内工場で製造をおこない、ハイゲージが得意な工場、ローゲージが得意な工場、素材の組み合わせや編地アレンジが得意な工場など、それぞれ強みを活かした工場にサンプル・スワッチを依頼し、顧客に的確かつスピーディーに企画提案できるのが強みのニット企画製造会社だ。

紡績工場と直接交渉することでオリジナルの素材を開発したり、生産担当者が定期的に出向き工場を監査したり、顧客が安心して依頼できるものづくりを提供し続けている。

現在は、アパレル以外にハンドケアの新商品を開発するなど新たな事業にも取り組む同社だが、過去には2期連続の赤字を出し中国を含め小売り事業から撤退。会社も閉鎖し別会社は消滅するなど、どん底状態に陥ったこともある。

このようなどん底からどのようにして這い上がり会社の立て直しに成功したのか。
今回は、株式会社ニットファクトリー 代表取締役 山口伸仁氏に注目してみた。

自社ブランド「mitU」のTシャツを着て愛犬を抱く代表取締役 山口伸仁氏

一度は離れたアパレル業界で再チャレンジ

社会人として最初に就職したのはアパレル業界でした。当時のアパレル業界は『あれば売れた時代』で、商談時間のほとんどをゴルフなど「遊びの話」をしていました。自分の力ではなく、業界の習慣や環境によって売上予算を達成していたことに将来の不安を感じはじめ業界を卒業することを決意したんです。当時とても勢いのあったアイリスオーヤマ株式会社へ転職しました。

苦労せずとも売れるアパレル業界を飛び出し、当時勢いのあったプラスチック製品の製造販売メーカーであるアイリスオーヤマに転職したのは山口代表が27歳の時。そこで得た「自身の信念」で今も変わらず持ち続けていることが、『意識を変えること』『会社を永遠に存続させること』だという。

「自分の意識を変えなければ何も変わらない」という当たり前のことができていなかったと気づき、さらには、「会社も自分も、関わる人達も、すべての人が永遠に存続できる仕組みを作りたい」と、今もその実現を追い求めている。

山口代表が異業界を経験したのちに、再びアパレル業界へ戻ったのは32歳となった時。きっかけは、アパレルメーカー時代の上司が独立し有限会社ニットファクトリーを設立。その際に声をかけられての復職となった。

1995年に、現在の「株式会社ニットファクトリー」に入社しました。当時、一度アパレル業界を離れたことで自身が成長できたか試したかったという思いがありました。

アイリスオーヤマ時代に学んだことを生かし、積極的新規開拓を進め売上を大きく拡大することができ、その勢いのまま2004年、周囲の99%の人から反対される中で、中国江蘇省に自社工場を設立し、自己出資もして総経理に就任しました。結果、さらなる売上拡大に繋がりました。

自身の成長を確かめるべくアパレル業界へと戻った山口代表は、他業界で学んだことを活かし手腕を発揮。周囲の反対を跳ね除け事業拡大・売上拡大へと導いた。

ところが、その勢いは長くは続かなかったという。

2008年に、別会社を設立し「EC販売」に特化した自社ブランドを立ち上げました。
2011年には、中国上海に現地法人を設立し、四川省重慶市に中国1号店を出店しました。

しかし、勢いだけではいずれ失速していきます。

2013年には13期ぶりの赤字決算。翌2014年に2期連続の赤字を出し力不足を痛感。中国を含め小売り事業からの撤退、会社も閉鎖し別会社は消滅となり、どん底状態になりました。

小売業撤退、会社消滅からのV字回復

ここでもう一度、初心に返り、『意識を変え、行動を変える』ことをやり直そうと改めて決意しました。2015年に前社長が退任したことで私が社長に就任し再スタートを切りました。

本業のアパレルメーカー業に徹し、企画提案力を充実させるために女性デザイナーを増員し企画力を強化。デザイナーが企画だけでなく営業も兼ねる仕組みに変更し、2016年にはV字回復し、過去最高益を上げることができたのです。

一時は、会社消滅という危機に陥った山口代表だが、これを機に新たな企業理念『社員や家族、関わる全ての人が、毎日楽しく安心して働ける会社や仕組み作りを目指す』というスローガンを策定。目指す会社像として、「女性が中心となり女性が活躍できる会社作り」を掲げ、現在に至っている。

その言葉通り、現在、社員数は25名のうち20名が女性スタッフで、そのうち15名がデザイナーである。まさに女性中心で女性にやさしい企業へと生まれ変わった。

愛犬シュナウザーが好きすぎて、現在シュナウザーに特化した雑貨の販売を自社ECサイトでおこなっている。インスタグラムのフォロワーも1万人を超えるなど、家族の一員である愛犬にも深い愛情を注いでいる。

ニットファクトリーでは、若い女性たちが積極的に商談やプレゼンを担当

コロナ禍でも社会の役に立ちたいと、異業種の新商品を開発

2020年から約2年近く新型コロナウィルスの感染拡大が続いています。アパレル業界もかなりの打撃を受けており、我々の扱っている商品は残念ながら緊急性や必要性という部分では非常に低いポジションにあり、消費の優先順位としてはかなり低くなっているのが現状です。

そんなコロナ禍で弊社でも何か世の中の役に立つことをしたい、必要性と価値のあるものを提案していきたいという思いから、まったく異業種ではありますが新たな商品開発をしてまいりました。その一つが、ハンドケアフォームです。手指に付ける洗浄液(化粧品類)で、これも弊社の女性目線から商品化に至りました。

コロナ禍が長期化した今、どこへ行ってもアルコール消毒液を使うことが日常となっている。一日に何度も使うことにより肌荒れやカサカサ感がとても気になるという声は多い。その女性たちの悩みを解決できないかと約1年の歳月をかけて開発されたのが、同社のハンドケアフォームだ。

最大の特徴は、天然植物100%の日本製という点で、アルコールや科学物質は一切入っていない。環境に配慮した商品作りでアルコールと同等の洗浄力の検査結果も出ているという。

保湿性もあり、小さなお子様でも安心安全に使っていただけます。さらに抗酸化作用もあり酸化還元効果により、お肌のエイジングケア効果も発揮する、他にはない新しい商品となりました。その他、第2第3のアイテムも進行中です。

これからも、アパレルデザイナーならではの発想力と女性ならではの着眼点で作り出す、老若男女を問わず安心・安全で人々が笑顔になれる商品を提案していきたいと思っています。

社員たちが楽しみにしている毎年恒例の社員旅行

『あれば売れた時代』
『コロナ過で優先順位が下がった時代』

2つの異なる時代をアパレル業界で体感した山口代表。

今後は、アパレルにかぎらず、女性社員が中心となり、より活躍できる仕組み作りに力をいれ、女性社長が誕生していくようなグループ会社作りを目指していると語る。

ジェンダーレス、多様性が求められる現時代において先陣を切って突き進む山口代表の描く未来は、近い将来に実現されることだろう。

プロフィール

山口 伸仁(やまぐち・のぶひと)
1963年4月19日生まれ。趣味はゴルフ・スポーツ観戦。学卒後、都内のアパレルメーカーに入社。営業部に配属。ヤングレディスの専門小売店に対する営業担当となる。5年後、生産部に移動し海外での生産と輸入貿易業務に従事する。1990年アパレル業界を辞めアイリスオーヤマ株式会社に入社。千葉営業所に配属。ホームセンターの営業担当となる。1995年株式会社ニットファクトリーに入社。営業部長としてアパレルブランドへの営業及び新規開拓と自社商品の販売に従事。2000年専務取締役に就任。2015年より現職。

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