高い技術力に自信を持ちながらも認知拡大に課題
ベテランと若手の視点で、自社の魅力を新たに構築
広報活動で新規市場の開拓と社員の誇りづくりを実現

溶接技術を中核に、金属同士を熱や圧力で接合する溶接加工に長年取り組み、技術力と一貫生産体制を強みに発展してきた、株式会社精和工業所。
変化の激しい社会環境において、製品に求められる機能や企業としての社会的責任は年々高まっている中、その期待に応えるべく、最新の材料や加工技術を積極的に取り入れ、新たな付加価値の創出に挑み続けています。
今回は、ネタもと利用歴2年目を迎えた、株式会社精和工業所 代表取締役社長 原 克彦 様、総務部 課長 伊東 正茂 様、総務部 内池 優樹 様に、広報PRに注力した背景や、広報活動で得られた成果について詳しくお聞きしました。
ネタもと導入前の課題や悩み
弊社では単に接合するだけではない付加価値のある薄板ステンレスの溶接技術をキーワードに長年、家庭用貯湯タンク、燃料電池関連溶接製品を中心に事業を展開してきました。高度な技術を要する溶接分野において住宅設備機器業界ではかなりの知名度がある、という自負がありました。そのため住宅設備機器関連の大手メーカーであれば、ほとんどの企業とお取引の実績があり、お客様からの自発的なご相談を通じて事業展開をしておりました。
その一方で、今後さらなる事業拡大を目指す上で、新たな業界・分野のお客様の開拓が不可欠であるにもかかわらず、どのような潜在的ニーズが存在するのか、弊社の魅力をどのように伝え、情報発信をすれば良いのかという、具体的な方法を見出せずにいることが大きな課題でした。
自社の素晴らしい溶接技術を、もっと外部に認知していただきたい、という強い思いがありながらも、その効果的な広め方が不明瞭なことが、長きにわたる悩みでもありました。
また、2018年に3代目の社長として事業を継承した際に、これまでのトップダウン式の経営から、社員間のコミュニケーションが活発な「フラット型組織への変換」を目指して組織改革を行いました。改革を進める過程において、社員の皆が自社に誇りと愛着を深く持てるようにと強く願い、社員のファンづくりであるインナーブランディングの必要性を感じました(原様)

ネタもと導入前の「広報PR活動」状態
私が社長に就任する前は、会社の情報を発信するためにときおり有料広告の掲載や、有償での記事掲載といった手法を用いておりました。しかし、それらの情報発信が実際に仕事へ結びついたかといえばそうではなく、本音ではメディアを使っての広報活動というものに対して大きな期待は抱いておりませんでした。
昔はトップダウン企業だったので、広報担当などもおらず、役員主導で「どこのメディアに広告を出す」と決めたり、役員が記事を書いて掲載してもらうとか、取材を受けるのも役員である、という状態でした(原様)
以前は、「どこのメディアに載った」とか「どこのテレビに出た」といった情報を後から耳にすることはありました。しかし、それを社内に告知するといったこともなかったので、社員も「いつの間にかどこかに出たようだ」という程度の関心しか持てない状況でした。
そもそもメディアに出ること自体も滅多になかったですし、「会社のことがどこかに掲載される、放映される」ことに対して何かを考えることもなく、製造関連の会社だったため、目の前の仕事に邁進していました(伊東様)
広報PR活動を重視するに至った理由
私たちは展示会で、出展していたネタもとに初めてお会いしました。そこで、広報活動についてお話を伺いましたが、その時点では、メディアを通じた広報は効果がないのではないかというイメージがあり、あまり前向きには考えておりませんでした。
しかしながら、ネタもととお話をする中で、広報活動の本質に対する新たな気づきがありました。広報活動というのは単に有料広告を出すだけでなく、メディアに自社の活動を「ニュース」として取り上げてもらい、無償で記事として掲載されることに大きな意味があるということでした。そして、そのように発信された情報が、本当に必要としている方々、ニーズがあるところに届けられる。この考え方こそ、弊社にとってプラスになりそうな話だなと思いました。
もともと自社の情報を「届けたいところに届けられていない、届かない」ということに非常にもどかしい思いを抱いていたので、「潜在的ニーズを持つ相手に、伝えたい情報を届けられるかもしれない」という点に興味を持ちました。ターゲットがハッキリしている広報活動ができるようになるのであれば、価値があるのではないかと考えたのです。
届けられていない自社の情報を、ニーズがあるところに届けられるのであれば届けたい。だから広報活動をしてみようというのが、広報を始めてみようと思ったきっかけです(原様)
ネタもとを選んだ理由
ネタもと契約前に、広報についてお話をさせていただく中で、インナーブランディングについて惹かれました。外部に対して情報発信することは、もちろん大切ですが、それと並行してインナーブランディングも行うという考え方に、非常に価値を感じました。
うちは製造業であり、社員の役割分担がはっきりしている会社です。社内に優秀な人が多数いると自負していますが、トップダウンの企業だったこともあり、それぞれがまるで個人商店のようで、班やグループで繋がりが完結してしまっているのがもったいないと思っていました。
インナーブランディングに取り組み、社内で横の繋がりを作りチームビルディングが実現できれば、皆のパワーを掛け合わせ、より強くなれるのではないか、ということに期待したのです。
また、ネタもとの最大の魅力は、「広報の自走化」という考え方でした。これは、単に広報業務を外部に依頼するのではなく、プロのサポートを受けながら社内で広報活動に関する知識やノウハウを蓄積し、将来的には自分たちで継続的に情報発信ができるようになることを目指す、というものです。
自社の広報活動にネタもとの広報トレーナーが伴走してくれるため、メディアリレーションの構築方法やプレスリリースの書き方、さらにはインナーブランディングに関する考え方など、実践的な広報ノウハウを学び、蓄積できる点も大変魅力的だと感じ契約を決めました(原様)
広報PR活動で取り組んだこと・工夫したこと
まず、総務部情報システム課の中に広報セクションを新設したのが、私たちの最初の一歩でした。情報システム課は自社のあらゆる情報を扱う部署であるため、そこに広報機能を設けることで社員が会社への理解をより深められるように、という思いも込めてのことでした。
また、広報セクションの担当者には、若手社員を起用したいと考えていました。経験豊富な上層部では発信したい情報がすでに明確になりすぎている場合があるため、それとは違う若手ならではの目線で会社の魅力を見つけ、発信してほしいという思いがありました(原様)
広報活動をスタートした頃、ちょうど自社のステンレス技術を活用して開発した、樽生ビールを必要な分だけ瞬間的に温めて提供できるホットビールサーバーに力を入れており、北海道でもホットビールを普及させていきましょうという会社の方針がありました。それで、ネタもとの広報トレーナーとも相談し、これに乗る形でホットビールをプッシュしていくことになりました。
まずは北海道の地元メディアにアプローチをすることにしたのですが、私たちは兵庫県の会社なので、北海道のメディアはどんなところがあって、どういう特徴を持っているかなど、全く知らなかったので、関連すると思われるメディアを調べ、手当たり次第にプレスリリースを送っていました。
約10社に1社ほど返事をいただけたので、それらのメディアには、より丁寧に詳しく返事をし、やりとりを続けているうちに先方から「取材をさせていただけますか?」とお話をいただきました。最初の取材が決まった時は、本当に嬉しかったですね。
最初は手探りの状態でしたが、私たちは地道に試行錯誤を重ね、多くのプレスリリースを作成し、メディアへのメール送信を繰り返す中で、「この文章の書き方だとメディアがリリースを見てくれる、メールを読んでくれる」というコツを肌感覚として掴むことができ、効果を実感しています(内池様)

導入時の課題解決の状況
当初は、インナーブランディングに力を入れたいと考えていましたが、スタートするにあたっては、自社商品のほうがメディアに伝わりやすく効果的だろうと考え、ホットビールの情報発信からスタートしました。
その結果、ホットビールのPRではメディアとの接点や関係構築を含め、これまで私たちができなかった「届けたい相手に、伝えたい情報を届ける」発信を実現できたと感じています。ターゲットメディアとなる北海道の地元メディアにアプローチし、その情報が記事として取り上げられたことで、地元の人々だけではなく、北海道のビールメーカーの方々にもホットビールの魅力をしっかりと届けることができました。
このホットビールのPRで得た経験を足掛かりにし、今後は、自社の魅力を自ら率先して発信できるようなインナーブランディングにも力を入れたいと考えています。なぜなら、まずは広報セクションの社員が、そして全社員が「自社の一番の理解者」であってほしいという想いからです。
弊社の技術力、その技術力の元になる活動、どのようにしてそれらが持続されていっているのか、そして会社として目指したい姿などを 社員が知り、共感して自らの言葉で発信していけるようになること。それが社員一人ひとりが自社に愛着を持ち、仕事に誇りを持てることに繋がっていくと感じています(原様)
インナーブランディングに力を入れていく、という課題に対し、どうしたら実現できるか、ネタもとにもアドバイスをいただきながら、広報セクションの中でもさまざまなインナーブランディングに関するネタの案を出しました。
最初は、これまでのトップダウン型の組織の慣習や製造業にありがちな個人業務といった弊社の特性から「それは無理だろう」と感じることが何度もありました。しかし、根気よく案を出し、少しずつ改革を進めていくと、徐々に社員アンケートを通じて現場の声を吸い上げる取り組みが形になりつつあります。こうした積み重ねにより、インナーブランディングの方向性が、ようやく明確になりはじめたと感じています。
今後はさらに、「社員一人ひとりに会社のことをもっと知ってもらい、誇りを持って働いてもらう」ことを目指し、特に現場の方々の意見なども取り入れながらインナーブランディングを進めていきたいと考えています(伊東様)
「メディアとの接点」における成果
ネタもとから「ターゲットメディアを選定し、戦略的にアプローチすることが効果的」というアドバイスを受け、ターゲットメディアの選定方法やアプローチのノウハウをいちから学びました。双方でターゲットメディアをリサーチし、「このメディアはなぜ適しているのか」「このメディアがターゲットになる理由」など、具体的に教えてもらいました。
例えば、北海道の雪まつりのような、地域で開催されるイベントに出展する場合、その地域のことをまったく知らない状態で始めていますので、まずは去年、同じイベントを記事などで取り上げた実績があるメディアを探し、そこにプレスリリースを集中的に送ることにしました。
1社でも反応してくれたらいいなと思い、どんどん接点づくりを進めていった結果、実際に1社からご連絡をいただき、初めてメディアとの接点を作ることができました。今では、自身でターゲットメディアを見つけられるレベルにまで成長しました。
また、一度取材してくれたメディアの方とはそれっきりで終わらせず、定期的にリリースを送ったりメールで状況を聞いたりすると、今後も取材をしてもらいやすくなるということを、ネタもとから教わりましたので、それを実践するようにしています。
関係を途切れないようにするには、「うちの会社で、次はこんなものを作ります」とか、「こういうイベントに出展します」というものを、3〜4カ月に一度ぐらいは定期的にプレスリリースを送っていくと、リマインドになるのかなと感じています。
それがきっかけで、後から連絡をいただいたということがあり、リレーションシップが取れているなということを実感していますね。
それから、ネタもとの『メディア交流会』に何度も参加させていただいて、いろんなメディアに対してとにかく1社でも多く時間内に話しかけるということをやっていくうちに、名刺交換をしたメディアから連絡をいただいたことが、2〜3度ありました。連絡をいただいたときは嬉しかったですね。取材まで決まると、広報をやっていて良かったなと思います(内池様)
「PRのノウハウ」における成果
外部への情報発信であれば、プレスリリースを書いたり、メディアに直接アプローチできるネタもとの機能『リサーチ』にエントリーをしたり、といったことが考えられますが、インナーブランディングのノウハウに対しては手探り状態でした。しかし、ネタもとから提案をいただいたり、自分たちでも案を出し合ったりすることで、いろいろな取り組みにチャレンジしてきました。
まずは、社員の皆にもっと会社のことを知ってもらうということで、Teamsという情報共有アプリに専用のチームを作りました。これまで「こんなメディアに掲載されます」といった情報は、会社のホームページで告知はしていましたが、ホームページでの告知だと、どうしても見る人と見ない人に分かれてしまい、社内全体に情報が行き渡らないことがありました。
そこで、社員全員に確実に情報が届くよう、Teams上で社内向けの情報発信を行っていくことにしました。この取り組みは、ネタもとと契約したことで広報セクションが立ち上がり、そこから始めることができました(内池様)
その他、内池くんともう一人の広報担当者である柳瀬さんを中心に、会社説明動画を作ってもらいました。手作り感満載で素人が動画編集を行い、ナレーションも自分たちで行いました。それが意外と好評で、会社のショールームで流したり、会社の創立記念式典で社員のご家族向けにも流したり。取引先のお客さんが会社見学に来られた時や営業の会社説明、展示会、講演など、会社説明は全てその動画を活用しています。
拙い動画ではありますが、入社2年目の若手二人が製作したその経緯を説明したところ、お客様から大変共感をいただきました。彼らが自分たちで調べて取材しながら作った動画であるため、社内外問わず、動画の制作過程や社員自身が手掛けた点に価値があると受け止めてもらえたのが良かったです(伊東様)
「ヒト(広報担当)育成」における成果
若手の内池くん、柳瀬さんの2名で広報活動を1年やってきて、その後、広報セクションの責任者としてチームに伊東さんを入れました。伊東さんは新しいことに興味を持ち、積極的に取り組みながらやりがいを感じてくれそうだと考えました。前向きにチャレンジしてくれる姿勢を期待したためです。そのため、情報システム課の責任者として迎え入れ、 広報活動にも携わってほしいと依頼しました。
特に伊東さんに期待しているところは、マネジメントの部分です。伊東さんは会社に30年近く在籍しており、会社のことをよく理解しています。若手の目線や勢いも広報活動には欠かせませんが、社員に取材した情報をそのまま文章にすると、それが一個人の主観だったり、事実や会社の考えと異なっていることもあります。そうした場合に、正しく内容を確認してくれることを期待しています。
広報活動を始めた当初は、社長である私が率先して情報発信のネタになりそうなアイデアを出し、広報セクションがそれを発信する形を取っていましたが、現在は、広報セクションが自走できるようになってきたことは非常に良いことだと思っています。私が当初考えていなかったようなことも積極的に新しい取り組みを始めてくれています。
広報セクションは自らエントリーが出来そうな『リサーチ』を見つけ、文章を作成したり、プレスリリースの内容提案や作成したりしています。私の関与は最終確認に留まるようになりました。他にも、現在行っているオープンファクトリーでは、地域を巻き込む取り組みが進んでおり、伊東さんを中心に進めてくれている部分が非常に大きいです。こうした新しいアイデアが広報活動に繋がり、次々に出てきていることに感謝しています。
実際に、ネタもとの『PR活動診断』においても、当初11.5点だったところから、49.5点にアップし、学んだものが広報活動に活かされていると思います。
また入社してすぐの水津さんを広報セクションのメンバーにアサインしました。外からの目線を今一番持っている状態ですので、精和工業所は外から見たらどういう位置づけなんだろうとか、いろいろな意見を聞かせてもらえたらと思っています(原様)
ネタもと独自の「PR活動診断」
ネタもとでは、定期的に独自の「PR活動診断」を実施し、お客様の「自走化状況」を可視化・数値化することで、成果が見えづらい広報活動の「効果検証」を可能にし、自走化実現までの道のりをしっかりとサポートしています。
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これまでに掲載された主な媒体名
・日本物流新聞
・日刊工業新聞
・日刊工業新聞電子版
・THE OWNER
・ツギノジダイ
・BizHint
掲載されるために工夫したこと
例えば『リサーチ』にエントリーする際は、まずそのメディアがどのような情報を掲載しているか、記事の傾向を確認したうえで、内容に合うように自分で文章を考え、エントリーすることを繰り返しています。マッチングしなかった場合でも、メディア側からレビューをいただけることがあり、それをもとに「こう書けばよかったのか」と学ぶことができるため、とても勉強になります。
プレスリリースの書き方では、こういうタイトルをつけたら下まで読もうという気になるとか、こういうものだと響かないとかを考え、かなり気を遣ってタイトルをつけるようになりました。最初は自信がなかったので、毎回ネタもとに添削をお願いしていたのですが、やはり場数を踏んでいくことで、リリースの書き方やメディアへのアプローチもわかってきました。
メディアから、「ホットビールは聞き慣れない言葉なので、その意外性が気になる」という話を聞きまして。同じく意外性でいうと、うちが製造した「出汁サーバー」を使って、ベトナムでうどん屋さんを開店したということがありました。特にテレビなどのメディアにとっては、「ベトナムでうどん屋さん」「製造業が出汁サーバー」といった意外性が面白かったようで、結構、話を聞いてもらえました。
こうした経験から、メディアに響くのは、意外性や興味を引くポイントだと実感しています。最近では、そうした切り口を意識して、伝え方や見せ方を工夫しながら発信するようにしています。逆にこういう内容だとメディアはあまり興味を持ってもらえないな、という方向性もわかってきたので、それに気をつけながら、このメディアにはこの話をすればいいなというノウハウも、自分の中でできてきましたね(内池様)
どのような企業に「ネタもと」を勧めたいか
社長同士で話していると、社内で良いことをやってるなと感じる会社が結構あります。ホームページを見たら、すごいことをやっているのに、社会では全く知られていなかったり、限られた環境でしか取り上げられてなかったりで、非常にもったいない印象を受けました。
インナーブランディングに取り組みたいと考える企業が増えてきたと感じますが、その一方で、実際にどんな価値があるのか、まだ十分に知られていないことも多いようです。実はインナーブランディングには、想像以上に様々な効果があります。例えば、社員のモチベーション向上、共通の目的や価値観の醸成、チームワーク向上、心理的安全性、仕事への誇りに繋がっていきます。
中小企業においては、従業員が集まらない、定着率が低い、といった課題に直面している企業は多いかもしれません。こうした課題を解決するためには、従業員のパフォーマンス向上や自社への愛着を育むことが重要です。そのために必要なのがインナーブランディングです。この方法を学べる場所としてネタもとを活用することで、効果的に推進できると感じています。
自社の強みを再確認し明確にし、その価値を発信することで、自社の魅力を深く理解し、組織の一体感を高めることができます(原様)
今後のさらなる目標
自社ならではの強み=コアコンピタンスを、より多くの人に知ってもらえれば、さらに自社の技術を活用できる場があるのではないかと考えています。国内外問わず、全ての業種に対し、うちがやれることやニーズがあるのではないかと思いますので、そういうところとの接点を作っていきたいですね。
実は最近、自社商品である「大容量の消毒液ディスペンサー」を、大阪・関西万博に10台寄贈しました。せっかくの地元関西での万博開催に何か貢献・参加できたらと考えたことがきっかけですが、今回の参加で自社で開発した商品が会場で活躍している姿を社員たちだけでなく家族や親しい人たちにも見てもらいたいと考えたからです。
そのため、福利厚生の一環として、社員だけでなく社員の家族も対象に大阪・関西万博の入場チケットの配布しました。家族も一緒に会場に来てもらうことで、「家族にも仕事を知ってもらう、見てもらう」「話題にすることで仕事について語れる」「自社が社会に貢献する企業なのだと誇りに思ってもらう」ことを期待しています。
自社の技術が認められ、世の中に必要な会社となっていくためには、まず自社が自分の一番身近な人に誇れる仕事だと感じてほしいのです。それが仕事のモチベーションにつながり、世に役に立つ創造にチャレンジする動機と、感謝の気持ちにつながっていくのではないでしょうか。 やれることが増え、関わる人が増えれば増えるほど、社員たちが自分たちの仕事にやりがいを持てるのではないでしょうか。そうすれば事業の拡大にもつながっていきますし、成長もしていくのではないかと思います(原様)
高い技術力を有しながらも、既存業界外への認知拡大に課題を抱えていた精和工業所様。若手社員を中心に広報体制を新設し、外部への情報発信だけでなく、社員が自社に誇りを持てるインナーブランディングにも取り組み、様々な成果を得られたようです。
また地道なプレスリリース活動を通じて、メディアとの関係構築にも成功し、新たな市場へのアプローチも実現。さらに、社員間で情報共有を活発に行う仕組みを整備し、社内の一体感も醸成されました。
インナーブランディングで他部署間の繋がりを強化したい、新たな市場を開拓したい、という経営者の方にとって非常に参考になる事例だったのではないでしょうか。
お忙しい中、快くインタビューにご協力くださった、代表の原様、伊東様、内池様、本当にありがとうございました。
参考:株式会社精和工業所 様:252名(2025年5月現在)