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幅広いソリューションを提供

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期間限定の帰国から一転、会社を設立
日本に新しいライフスタイルを提案し
「心の幸せ度」を高めるライフスタイルカンパニー

海外の優れた商品や原料素材を輸入販売するにとどまらず、最新素材を用いた商品開発、海外企業の誘致、通販のコンサルティングと幅広いソリューションを提供する株式会社アルトスター

同社は、北⽶、北欧、ヨーロッパ、オセアニア等で学んだそれぞれの国の⾐・⾷・住・学・遊の文化を「日本に持ち帰ったら、私たちの生活はどう変わるか」「どんな不便・ストレスから解放されるか」という視点で考察し、日本に新しいライフスタイルを提案。人々の「心の幸せ度」を高めることに力を注ぐ注目のライフスタイルカンパニーだ。

期間限定の帰国から一転、会社を設立

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代表取締役社長 ビューエル芳子氏

株式会社アルトスターの設立者であり代表取締役社長のビューエル芳子氏。どのようなきっかけで会社を設立するに至ったのだろうか。

事の始まりは8年半のカナダでの⽣活を終え、2年間の約束でカナダ⼈の夫と娘を連れて日本へ帰国したことだった。約束の2年が経った頃、周りから起業を勧められことで心を動かされ、1989年に株式会社アペックスを設⽴。

当初は、ログハウスや建材の輸⼊販売を行っていたが、鳴かず⾶ばずの状況が続き会社の定款を変更。中⼩企業の輸⼊部⾨の代⾏業務へと舵を切った。

代行業務を行う中で輸入に関する多くの知識を習得。JETRO(日本貿易振興機構)の輸⼊専⾨家として北⽶、北欧、ヨーロッパ、オセアニアに計3年間に渡り派遣され、それぞれの国の⾐・⾷・住・学・遊といった⽣活全般をサポート。北⽶、オセアニア、ヨーロッパから多くの企業を誘致することにも一役買った。

過去の経験を活かすべく新会社を設立

3年間の海外派遣で得た縁から「北欧アイテム」の販売を行うようになった同社は、同時に時代の波に乗り24時間のテレビショッピングで多くの商品を売ることに成功。雑貨・⾷品・化粧品・健康⾷品とカテゴリーを跨いでの取り組みなど新しいベンダーモデルも確⽴させた。

2006年には、新たに株式会社アルト(現:株式会社アルトスター)を設立。上記の経験を活かし通販コンサルティング業を専⾨とし多くのメーカーの商品をプロデュース。

また、JETRO(日本貿易振興会)でライフスタイル専門家だった時代に築いたネットワークにより、2012 年から世界特許の機能性繊維『セルソリューション®』の⽇本代理店となり、温度を調節できる綿による「寝具」や、ビタミンEを排出し続ける綿による「アパレル」の開発、アパレルを化粧品として販売できるような取り組みにより新規顧客の獲得に成功。

北欧諸国に強いコネクションをもつことから、北欧文化をテーマにしたビューエル芳子氏への講演や執筆等依頼も増えている。

主な著書
2007年 『なぜ、テレビショッピングで買ってしまうのか︖』中経出版
2010年 『働く⼥の「経験ゼロ」の仕事⼒』かんき出版
2014年 『夢を叶えた魔法の⾔葉II』株式会社ギャップ・ジャパン
2017年 『世界⼀幸せな国、北欧デンマークのシンプルで豊かな暮らし』⼤和書房
2019年 『fika 世界⼀幸せな北欧の休み⽅・働き⽅』キラジェンヌ株式会社
2019年 『私を幸せにする起業』同友館

居心地の良い場・活躍の場を社員へ提供する会社

株式会社アルトスターにとって「心の幸せ度」を高める相手は、顧客だけに限ったことではない。働く社員に対しても働き甲斐のある環境、スタッフ一人ひとりの興味とやる気を具体化できる環境を提供し、心の幸せ度を高めている。実際の社員の声をご紹介しよう。

仕入れた商品を単に卸しているだけではなくて、徹底的に研究し、自社で企画し、商品化まで持っていけるのが弊社の強みです。全く新しい分野の事業を立ち上げることが可能で、今までお付き合いのなかった業界の人たちと関われることがとても新鮮です(35歳 男性社員)

女性がいくつになっても最前線で活躍できる環境が魅力です。年齢や性別に関係なく、対等に意見を言えるのでストレスありません。また1時間単位で有休が取れるので平日の通院も出来るし、子育て中のママ社員の離職率も減りました(37歳 女性社員)

株式会社アルトスター本社

「たった数分のコーヒーブレイクでも、切り替えてほっと一息つくのは大事」
そう語るビューエル芳子氏が社員を労わる背景には自身の辛い経験がある。

誰かの幸せのために昼夜を問わず全力を注いできた同氏だが、ある時期、自分自身の生活においては休みの「や」の字も取れない状態でストレスはマックス状態に。雑踏の中で肩がぶつかったくらいで泣き出しそうになっていたという。

土日でも、夜中でも、売り上げに直結するテレビショッピングの時間であれば、それを優先。月曜日は朝礼があるため、たとえ土日に働いていても出勤。海外から取引先が来日すれば、営業に同行しながら同時通訳までこなしていた。そのような状況の時、西表島で過ごしたわずか5日間の休暇が、一気に彼女の人生観を変えた。

それ以来、年に2回ほど長期の休暇を取っています。オンとオフのけじめをつけ、どんなに忙しくてもランチは欠かしません。気分転換のために優先するようにしています。

会社でのコーヒーブレイクも大切にしている1つで、コーヒーを入れに行くと、普段話をあまりしないスタッフともたわいない立ち話ができて気分転換になります。

今は働き方改革などプライベートを重視する動きがありますが、基本的に日本人は他の国の人よりも周りを優先してしまいがちです。長期の休みは取れないにしても、少しずつ自分のためのホッとする時間を作ることが大事。その結果、クオリティーオブライフを上げてくれると確信しています。

「ヒュッゲ」がコンセプトの「アルトスターショップ」

インテリアショップ「アルトスター」

株式会社アルトスターは、リアル店舗も保有している。日常をより居心地よくするためのインテリアショップ「アルトスター」だ。同ショップは、世界で最も幸せな国といわれるデンマークで「温かな居心地のよい雰囲気」という意味を持つ「ヒュッゲ」をコンセプトに作られた新しいインテリアショップ。

食器・照明・小物・植物・家具…と、日常生活をより居心地よくするための様々なアイテムを取り揃えている。「ヒュッゲ」をより日本人に近い形でご紹介していくため、北欧の物に加え日本の職人の手作りの物も扱っているのが特徴だ。

ヒュッゲな暮らしには、友人や家族との楽しい時間の過ごし方がたくさんあるという。過ごし方のひとつとして、「シーツで作る“おうち映画館”」などを紹介している。

どの家庭にもある「洗濯バサミ」と「シーツ」を使ってスクリーンをつくり、ビデオ鑑賞をするというもの。リビングや寝室はもちろんのこと、芝生の上に座って、あるいは寝袋に横になりながらビデオを鑑賞する。日本にはない、そんな素敵な時間の過ごし方などを紹介している。

ご家庭にあるシーツをスクリーンに利用

新型コロナとの共存を強いられる昨今、社会の状況に合わせて事業形態を変更したり、新しい事業に挑戦したり、不安を抱えた毎日の生活の中で、ほっと一息つける時間を意識して創出したり。そういったことがますます必要になってくるだろう。

時代の波に乗り、経験と知識を活かせる場を拡充しつつ事業を前に前にと進め、掲げた理念を実現していくビューエル芳子氏の姿勢、アルトスターのアイテムや生活を豊かにする提案は、これからの時代を生きていく企業や個人に新たな生き方のヒントを与えてくれるのではないだろうか。


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