人材確保ができている企業に
共通する取り組みとは
人手不足の問題が深刻化する中、人材確保ができず、頭を悩ませている企業が増えています。
その一方で、人材確保に見事成功し、業績を伸ばしている企業もあります。
人材確保に成功した企業は、どのような取り組みを行っているのか。「人材確保に成功」している事例を分析すると、いくつか共通点があるようです。
人材確保のために中小企業が行うべき5ステップ
まずは、中小企業庁が無料で配布している「人材確保支援ツール」から、中小企業が人材を確保するために行うべき5つのステップを見てみましょう。
STEP1:戦略の優先付け
(ビジョン・ミッション・経営課題の確認)
STEP2:戦術・業務の見直し
(社内要素の分析・課題解決策の確認)
STEP3:求人像・条件の明確化
(求人条件・採用・育成方針の明確化)
STEP4:求人・採用・発見・育成
(人材に関わる取組みの実施)
STEP5:採用後・育成後のフォロー
(職場環境の見直し・定着・育成)
人材確保には、「経営課題」「職場環境」の見直しを含めた、総合的な取り組みが重要という考えから、5つのステップによる人材確保を推奨しています。
獲得後の定着育成を省くと、人材確保のステップは、
①自社の「ビジョン」や「ミッション」を再確認し、
②それに適した「求める人材像」を明確化する
③最後に、どの「手段」で獲得するか検討し実施する
となります。
人材確保に成功した企業が取り組んだこととは
「ネタもと」の利用企業で「人材確保」や「認知拡大」で成功している企業では、どのような取り組みがなされているのか。こちらについてもご紹介します。
実は「ネタもと」利用企業の7割が中小企業
その理由は、広報活動の予算や、広報担当者を確保できない中小企業でも、低予算で、手軽に広報PR活動を始められる点にあります。
最大の特徴は、メディア側から届く「取材リクエスト機能」
すでに番組化・記事化が決まっている「取材ネタ」が報道関係者から届くため、エントリーすることで、知名度のない中小企業、頻繁に新商品のリリースがない企業でも、メディアに取り上げてもらえる可能性が、格段にあがります。
それにより、メディア露出を獲得し、人材確保に成功した事例も少なくありません。
人材確保に成功した企業が行ったことを要約すると、以下のような内容になります。
①社長の想い、社員の魅力等、自社の魅力を掘り起こし
②掘り起こした自社の魅力に共感してくれる人の具体化
③求める人材に適した媒体を通じ自社の魅力を伝える
このような活動がなされています。
「訴求内容」と「獲得するための媒体選び」がカギ
訴求する内容は、働く条件や業務内容、求める人材像などではなく、会社のミッションやビジョン。社長の想いや、そこで働く人たちの魅力です。
人材を獲得するための媒体ツールは「求人サイト」や「求人広告」ではなく、「メディア」という信憑性の高い媒体を介したアピールを行っている点。
当社の「取材リクエスト」内容は、毎月約60件届くうちの半数が、会社、社長、社員、制度などに対する取材依頼です。
求人広告では伝えられない「自社の魅力」をメディアを通じて伝えることで、より自社に適した人材確保も可能になります。
「求人サイトでは、人材確保がてきていない」という企業であれば、広報PR活動による「自社のファンづくり」という、新たな採用手法を試してみる価値はありそうです。
メディア露出で、採用人員が3倍に増えた事例はこちら