「仕事も遊びも一生懸命」
「明日やろうは馬鹿野郎」
PR活動を通してブレない軸を確立
不動産業界にありがちな無理な営業は一切せず、 お客様と一緒に利益を作り上げていくスタイル 。
お客様や社員が、居心地よいと感じる「南国リゾート風」のオフィスづくり。
仕事に”遊び心”をふんだんに取り入れることで、お客様や社員の心、
メディアからの関心をガッチリ掴んでいる、富士企画株式会社。
今回は、5年という長期に渡り「ネタもと」と「委託広報室(PRアドバイザー)」を利用いただき、自社らしさの確立、同業他社との差別化に成功した富士企画株式会社 代表取締役社長 新川義忠様にお話を伺いました。

「PRに取り組んだきっかけ」
「どのような工夫とアイデア、努力によりメディア露出ができたのか」
「広報活動の必要性や、活動により得られた成果」
「ネタもとやPRアドバイザーを活用するメリット」など、
これからPRに着手したい、という経営者様、広報担当者様の参考になる内容です。
「PR」活動をはじめた経緯・始める前の課題
ネタもとを利用する前は、不動産業界の媒体で広告をうったり、費用をかけて某テレビの番組に出演するなどしていました。
ネタもとの営業担当から初めてPRの話を聞き「お金をかけないで宣伝する方法」を知り、興味をもったのがきっかけです。
また当社には、お客様にも社員にも「居心地のよいオフィス環境づくり」を行っていることをはじめ、「スモークバスター」という禁煙プロジェクトや、社員全員が1度は経験する「極寒の滝行」イベントなど、大人になっても遊び心を忘れないための「社内ネタ」が多かったこともあり、PRをやってみることにしました。


「ネタもと」を選んだ理由
人ですね!
ネタもとの営業担当がサーファーだったので(笑)
実は、私も30年来のサーファーで、サーファーからの営業は、基本的に断らないというスタンスをもっています。
PR活動で実施したこと・その成果
ネタもとから、日本テレビ「ZIP!」に出演した回数は、数えきれないほどあります。おそらく10回以上ですかね。当社は「ZIP!ファミリー」だと勝手に思っています。
「ZIP!」は、年に2~3回の出演オファーがきます。最初はネタもとの「リクエスト」経由での採用でしたが、その後、現場に来られた担当者と仲良くなり、その後は直接、出演依頼がきています。
ネタもとを活用していなかったら、このような出演回数は得られなかったでしょう。
またTBSテレビ「水曜日のダウンタウン」は、2回出演しました。2年連続で「忘年会でのドッキリ収録」の依頼を直接受けました。これは嬉しかったですね。
のちに番組担当者から、「サイトの掲載情報や、ブログでの発信内容を見て、この企業なら取材に協力してくれると思い問い合わせした」という話しを聞きました。
ネタもとをきっかけに、さまざまな掲載をとりながら、その後、ホームページで「掲載情報」を発信していました。
「水曜日のダウンタウン」への出演は、PRをコツコツやってきた、その結果だと実感しています。
PRアドバイザー「委託広報室」を利用してみて
ネタもとを契約した約1年後に、オプションサービスの「委託広報室」を追加で契約しました。
委託広報室(PRアドバイザー)を活用するよいところは、自分たちでは気がつかなかったネタを色々と出してくれるところです。
例えば、PRアドバイザーから「社歌づくり」を提案され、 音楽制作ができる社員たちと 「仕事も遊びも一生懸命」という社歌動画を作り、最終的にアワードへのエントリーにも挑戦しました。
受賞にはいたりませんでしたが、社員との一体感を感じる取り組みでした。今も社内・外イベントなどでは、みんなで歌っています。
他にも「不動産投資カエルンジャー」設立というアイデアももらいました。
2018年12月に発足した 「不動産投資カエルンジャー」 は、不動産業界のマイナスイメージを払拭し、業界活性化につなげるための活動です。
イベント開催やSNS を活用し、取引先関係者や投資家に対して不動産業界のマイナスイメージを払拭する啓発をおこなっています。この活動は年々参加人数が増え、活動がどんどん広がってきています。
このような「ネタの提案」以外にも、プレスリリース作成・公開、リクエストの代行エントリー、取材時の立ち会いなども、手厚くよくやってくれ、PR活動のサポートではとても安心感がありました。
担当のPRアドバイザーの方は、当社のことをよく理解してくれ、「会社のことが一番詳しいのはネタもとの担当者」と思うほどでした。
4年間担当していただき、いつ頃からかは忘れましたが、PRアドバイザーが当社の1ファンになってくれていることを感じるようになり、よい関係性を築いてPR活動を続けていくことができました。
ネタもとを利用して得られたこと
広報・ブランディングの重要性に気づくことができました。
広報を通じて社内を盛り上げることができたり、不動産業界の中でもどういったコンセプトやメッセージ性を発信していけばよいかは、「ネタもと」や「委託広報室」を利用しながら学べた部分が大きいです。
PRを始めた初期の頃は、「取材の時に自分たちのことをどのように言えば一番伝わるか」など、メディアと接点をもつことでの気づきや学びが多かったです。
その後2~3年目は、社歌や不動産投資カエルンジャーなどの「新しい企画」に挑戦し続け、自然に「自社ブランディングの重要性」に気がつきました。
今は、常にテーマである「仕事も遊びも一生懸命」「明日やろうは馬鹿野郎」を軸にブレのない活動ができているかと思います。
また、広報活動を長くやっていくと、ネタの発掘も兼ねて、社員一人ひとりの趣味や性格など細かく知るきっかけになりました。広報活動は社員のことを知る良い機会です。
どのような企業に「委託広報室」を勧めたいか
初めて広報をスタートする企業に向いていると思います。
その際、社長自らが広報に対し学ぶ姿勢が必要です。
そうでないと、結果が見出しにくいです。PRの必要性やその効果を知ることができたことで、自分の周りにいる経営者仲間にも自然と広報活動を勧めることができ、そのうちの数社は「ネタもと」でPRを始めましたよ。
今後のさらなる目標は?
SNSやYouTubeを使って、他社にはない、面白い自分たちらしい見せ方を追求していきたいですね。
現在やっていることでいうと、サーファーらしさを出すために、スーツでサーフィンをしたり、小型のサーフボードを作り、常にそれを小脇に抱えてセミナーに登壇したり。書籍の出版記念のときは、都内の書店をウエットスーツを着て周り、それをSNSで発信しました。
不動産屋ですが、「みんなを笑顔にさせたい」という想いがあり、そういった要素を踏まえながら取り組んでいます。
本業では、深刻な空き家問題にも着手していきたいと思っています。
5年間という長期に渡り、新川社長自らと社内担当者が「ネタもと」や「委託広報室」を積極的に活用し、「メディアとの接点」「PRノウハウ」を余すところなくグイグイ吸収。
今では、ネタもとなしでも自走できるほど、メディアとの関係を築き上げ、PRノウハウを十分に蓄積された富士企画様。
「みんなを笑顔にしたい」という新川社長や同社の社員の皆様が、今後、どのようなユニークなしかけを世に披露されるのか、今から楽しみです。
お忙しい中、快く取材にご協力いただきました新川社長様、本当にありがとうございました。
新川義忠 社長プロフィール
富士企画株式会社/株式会社クリスティ
代表取締役 新川義忠 48歳
インテリアデザインの専門学校卒業後、住宅設備の営業職に6年従事。営業成績は常にトップだったが、新たな場所で自分の力を試すために、異業種への転職を決意。たまたま手に取った転職情報誌で見つけた不動産投資会社「株式会社クリスティ」へ入社。14年間勤め、社長の右腕となった。その後退社し、不動産投資会社「富士企画株式会社」を設立。独立5年後にクリスティの先代社長の急死という訃報を受け、先代社長夫人に街で偶然に出会う。運命的な再会を遂げ、クリスティを引き継ぐ決意をする。現在は富士企画株式会社と株式会社クリスティ、2社の代表取締役社長を務める。30年来のサーファーであり、出社前の早朝サーフィンはライフスタイルの一部。「仕事も遊びも一生懸命」をモットーに、私生活も充実するような働き方を積極的に推奨し、自ら実践している。

参考:富士企画株式会社様 社員15名( 2020年8月現在)