ネタもとサービスを「漫画」でわかりやすく紹介

属人的なメディアとの繋がりから脱却

属人的なメディアとの繋がりから脱却

初心者が0からPRノウハウを身につけ
メディアリレーションを築くのに
適したツールが「ネタもと」でした

1965年に水栓バルブ発祥の地といわれる岐阜県山県市(旧:美山町)で創業。以来、「あったらいいな」をカタチにすることを信条に、水とウルトラファインバブルの研究開発を通して安心・安全な暮らしを提供し、社会に貢献し続けている、 株式会社TKS

水道関連部品の金属加工からはじまり、2010年からウルトラファインバブル(0.001mm未満の超微細な目に見えないほど小さな泡)を研究・開発し、水の技術に特化した商品の企画から・開発・製造・販売を行う企業様です。

今回は、今年1月よりネタもとを導入された、株式会社TKS 広報部 部長 ドーキンズ 美香 様、広報部 佐藤 怜位子 様にネタもと導入前の課題や、導入後の成果について詳しく伺いました。

広報部 部長 ドーキンズ 美香 様(左)/広報担当 佐藤 怜位子 様(右)

ネタもと導入前の経営課題

ネタもとと契約した背景にも繋がることですが、契約当時から広報活動はすでに行っており、前社長と私においてメディアとの繋がりがとても多かったんです。

メディアアプローチをする際も、直接、繋がりのあるメディアの方に電話をしたりメールをしたりして商品のPRを行っていました。

テレビやラジオなどの番組では、「次の企画で合えば弊社の商品を出して欲しい」なども気兼ねなく番組関係者に言いやすい環境でした。いわば法人としてではなく個人としてお付き合いしているような、とてもラフな関係性であったと言えます。

ですが、会社として考えてみると、それはとても属人的だと感じていました。このようなメディアアプローチは他の社員にはなかなかできないことですし、これでは、他の社員が広報担当者として育っていかないですよね。

また、メディアとの関係性も、私たち個々との繋がりが強いので、今後、広報を担当する本人も自分で広報活動やメディアリレーションを行ったという実感があまり沸かないだろうなと課題に感じていました。

私の場合は、自分がその現場に行ってリレーションを築くということしか行っていなかったので、メディアリストを調べて、発信するための情報を作り上げるという部分には、少し欠けているところもありました(ドーキンズ様)

ネタもと導入前の「広報PR活動」状況

ネタもと契約以前は、プレスリリースの作成からメディアアプローチまでを行っていただける、本当に1から10まで全ての広報業務を請け負ってくれるPR会社を利用していました。

社外の方にこちらから依頼して動いてもらうので、我々が考えているタイミングと少しズレるというか、お願いするタイミングが難しいと感じることもありました。今、出したい情報なのに、その時に思ったように情報が出せていないなと。

なので、冒頭の経営課題に戻るのですが、社外に広報業務を委託するのではなく、社内に広報担当を付け、その担当者が広報活動をしっかりできるようになることが理想であるという考えに至りました。

かつ、我々の人脈だけで広報活動を行うのではなく、いわゆる会社として属人的にならないような広報活動を行いたいと思い、佐藤に入社してもらい、広報をお願いしたわけです(ドーキンズ様)

広報PR活動を重視するに至った理由

本来、弊社は水栓部品の金属を加工している町工場でした。そこから自社商品を作ってメーカーになりたいという思いを抱いて節水機器を初の自社商品として作った後に、それを組み込んだシャワーヘッド商品を作りました。

その後に完成したのが「ウルトラファインバブルのシャワーヘッド」です。

当時、大変新しい技術でしたので、商社の方に説明してもあまり分かってもらえず、また、当時のシャワーヘッドの価格としては高価格であったことから各店舗でもなかなか取り扱ってもらえなかったんです。

それであれば、商品を作った自分たちの口で伝えて商品を売っていこうと、前社長が実演販売を始めました。

そういった経緯もあり、広告ではなく、自分たちで商品を広く伝えていく「広報PR」に、会社として注力することになりました。

また、実演販売を行っている時に経済ドキュメンタリー番組に取り上げてもらったことがあり、当時大きな反響をいただきました。メディアを活用することでより多くの人に大きなインパクトを与えられることを知り、マスメディアを活用した広報PR戦略を行うようになりました(佐藤様)

ウルトラファインバブルシャワーヘッドの先駆者として2011年に初代「Bollina(ボリーナ)」を発売
以降、常に進化を続けている

ネタもとを選んだ理由

随分前からネタもとの存在は知ってはいましたので、佐藤が入社した直後に活用したいと思っており、稟議を通して活用するに至りました。

まずは、佐藤が今後広報を行っていくうえで、一番活用しやすいツールであることが大事であると考えていました。

それと、プレスリリースや情報発信するための公式文書などもまだ作成したことがなかったので、そういった広報における知識やノウハウをしっかり習得できるツールを使いたいと思っていました。

ネタもとでは、広報初心者向けの基礎知識やメディアリレーションに関する各媒体の特性、プレスリリースの作成方法や仕立て方など、基礎の部分から応用まで具体的な事例も交えながら学べる『勉強会動画』が複数用意されていますし、現役メディアが講師として話される『メディアセミナー』、メディアからのリサーチ依頼が届く『リクエスト』など、様々なコンテンツを使ってPRノウハウが獲得できると思いました。

前社長や私の広報活動の動きが特殊な分、それをマネするというのは難しいかなと思いましたので、とにかく一つひとつを勉強するところからスタートして欲しいという思いでした(ドーキンズ様)

広報PR活動で取り組んだこと・工夫したこと

ネタもとで行われる『プログラム』はしっかり活用しています。毎月の『メディアセミナー』や複数のメディアと接点が持てる『メディア交流会』など、様々なイベントに参加してノウハウやメディアとの接点を獲得しています。

導入から3か月間は、PRコンサルタントが付いて伴走してくれるプランを利用していましたので、その方からアドバイスなどもいただき、弊社が該当する媒体のピックアップからターゲットメディアの洗い出しなど、ネタもとの活動が一括管理できるスプレッドシートに記入しながらまとめていました。

また、月2件は必ずメディアから届く『リクエスト』にエントリーしようと決めて取り組みました。最初の頃はエントリーする内容が自社内でまとまっていないということもあって情報量が多く、かなり時間を取ってしまい、月1件のエントリーすら難しいということが多かったのですが、ドーキンズから「ただ長々と書いていてもメディアの人は読まないよ」というアドバイスを受けてからは、本当に必要な言葉だけを残して、分かりやすく書くように意識するようになり、情報発信の選定もできるようになりました。

『リクエスト』で募集されているテーマや内容が決まっているということも、広報初心者からしたら非常に取り組みやすいポイントですね。そもそもテーマがなかったら何を発信したらいいのか分からず、発信するきっかけが掴めなかったと思うので、『リクエスト』を通じて様々な方面にアプローチすることができるようになったと思います。おかげで、多い月だと6、7件エントリーできる月も出てきました。

社内での教育と、ネタもとの活用を併せることで情報発信がスムーズになってきたように思います(佐藤様)

「メディアとの接点」における成果

メディアとの接点で一番メリットがあるなと感じていることは、『メディアセミナー』を受けた後にその登壇者の方の連絡先がいただけることです。情報を発信する連絡先がいただけることがとても有難いです。

あとは、「ネタもとで『メディアセミナー』を拝聴しました」という一言があるだけで、相手の姿勢も少し違うなと感じることがあります。実際、取材に繋がるかはまだ分からないのですが、以前登壇されたメディアの方に「ネタもとの『メディアセミナー』を拝聴してご連絡差し上げました」と感想とともに関連するプレスリリースをお送りしたのですが、今度弊社の本社がある岐阜までわざわざ来ていただいてお話することになりました。

先にお話しした通り、ドーキンズとは接点があっても、それは会社としてというよりもドーキンズ個人との関係性もありますから、「先輩が接点があるから、後輩もよろしく」とは、なかなかならないのかなと思っています。

ですので、ドーキンズから紹介されご挨拶をさせていただいたメディアの方もいますが、やはりメディアリレーションは人対人のお付き合いが大事だと思いますので、私自身もネタもとが提供するメディアとの接点を有効活用しています(佐藤様)

「PRのノウハウ」における成果

ノウハウにおいては、PRのスキルチェックシートとして110問の質問項目がまとめてある『PR活動診断シート』が非常に価値があるなと思っています。広報基礎力や情報発信力、社内・社外の情報収集力やメディアリレーション力など、各項目で行動すべきことが事細かに質問形式で書かれているので、広報活動の各項目で具体的に何をしなくてはいけないのかが可視化して確認できます。

弊社は先輩方の広報活動の動きが特殊だったので、何をどこまでできたらいいのかが分かりにくく、コミュニケーション力を上げるしかないと思っていました。ですが、『PR活動診断シート』を見れば、具体的にどういった活動ができていれば理想的な広報の活動に繋がっていくのかが明確で分かりやすく、達成すればその分点数も高くなります。

初回は32.5点だったのが49.5点、61点とPRノウハウが見える形で表現されていて、点数がだんだん上がってきていることで学びが身についているとやる気にも繋がっています。自社の弱いところと強いところが非常によく分かるので、弊社であればリスクマネジメント力が弱いという、新たな気づきにも繋がりました。

ある方の『メディアセミナー』で、メディアの方が感じるリアルな気づきや企業広報に求めることを赤裸々に話されていたのが印象的で、最近はメディアと企業の目的をしっかり理解したうえで、メディアを応援するという立場を意識して情報提供できるようになってきたなと思います。

メディアは企業のPRをしたいわけではなく、世の中に有益な情報を提供することが使命であると分かってはいるものの、どうしても営業風なメールになってしまうことが多かったのですが、その『メディアセミナー』を見て、ただの自社PRではなく、自社の商品サービスが社会にどのように役に立つのかという視点で情報提供することで、メディアにもマッチする情報になるということを覚えました(佐藤様)

日々社内やお客様の声をヒントに、水の技術を活用した安心・安全な製品を本気で考えています

「ヒト(広報担当)育成」における成果

入社当時は、前社長とドーキンズの秘書のような形で動いていました。それこそベテラン広報が2人いるので、「ここに連絡しておいて」「この情報を出しておいて」と言われたものに都度対応していました。

ですが、『勉強会動画』や『メディアセミナー』、『リクエスト』などを通じてPRの知識からメディアとの付き合い方、媒体研究なども学ぶことで自分から能動的に考え行動できるようになったと思います。

プレスリリースや『リクエスト』も、媒体をきちんと確認したうえで、この媒体であればこの切り口で情報を出してみようと工夫できるようになりました(佐藤様)

本当に自ら進んで勉強し、レベルアップしてくれているので頼もしいと思います。意外と広報活動って細々した部分が多く、面倒に感じることもあると思うのですが、そこをしっかり一つひとつ丁寧に対応し、まとめてくれているので、とても分かりやすいし活動しやすいですね。もし私一人だったら、広報活動もネタもとのサービスも多分使いこなせない気がします(ドーキンズ様)

私が使いこなせているのは、弊社の社風みたいなところもあると思っていて、「任せるから思うとおりにやってみたらいいよ」と言っていただける上司がついていることも大きいと思います。

全部チェックをして、あれもこれもダメというように社内を萎縮させない社風が、ネタもとの「やれば成果に結びつく」というサービスコンセプトと相性が良かったのかなと思います(佐藤様)

これまでに掲載された主な媒体名

・岐阜新聞
・中日新聞
・日本種苗新聞
・東海財界
・ワールドビジネスサテライト
・スイッチ!
・ロコラバ
・連載.jp
・カワコレメディア
・キレイスタイル
・ミズテル など

掲載されるために工夫したこと

常にタイトルの重要性を教えていただいていたので、何度も検討を重ねて、タイトルだけでどんな内容が書かれているのか分かるように意識して書くようにしていました。

内容については、特許技術や研究ノウハウの部分は難しい内容も多く、私自身も分からないことが多いので、まずは自分がしっかり理解するまで技術者に確認し、それを一般の人にも分かりやすい言葉に落とし込むことを工夫しました。何がどう良いのか、どこがポイントなのかを一目で見て判断できるように文章の組み立てを行っています。

実際、地元の記者の方にプレスリリースを見てもらい、「率直にいかがですか」と聞いてみることもしました。「話の順番はこうした方が読みやすい」とか、「研究の成果はリード文直下にないと何のプレスリリースなのか分からないし、最後に書かれていてもその前に離脱して読まれないよ」など、実際に記事を書く記者の方の目線で具体的なアドバイスをいただき、読んでもらえる文章になるよう意識して取り組んでいます。

また、たとえ関わりがないと思ったメディアの方にも、最近あった自社のトピックスを話すことは大事だなと思う出来事がありました。以前ネタもとの『メディアセミナー』で登壇されていたテレビ関係者の方にプレスリリースをお送りしたところ、興味があるからと話を聞きに来てくださいました。

実際お話を伺ってみると営業のお話しがメインだったので、その番組の取材には繋がらなかったのですが、今度フェムテックに関する展示会に出るというお話をしたところ、実はその方が別のWEB媒体でライターを担当されており、そちらの媒体で取材をしていただけることになりました。

直接関わらない媒体の方や営業の方であったとしても、関係ないと決めつけるのではなく、まず話をしてみることで、他の媒体で掲載してもらえるチャンスもあるということを身を持って体感して、嬉しかったですね(佐藤様)

どのような企業に「ネタもと」を勧めたいか

私どもは中小企業なので、同じような中小企業で広報PR活動がうまくできている企業は、そこまで多くないのではないかなと体感しています。

ですので、中小企業だから、広報の専任担当者がいないからと広報を諦めてしまっている企業には、ネタもとはお勧めできると思っています。

ネタもとでは、PRの基礎知識を学べる『勉強会動画』からメディアの生の声を聞ける『メディアセミナー』、『メディア交流会』など様々なコンテンツが充実していますし、手を引いてくれるサポート担当の方も付いているので、しっかり有効活用することで自分たちで自社の魅力を最大限に発信できるのではないかと思います。

それと、ネタもとでは経営者向けのプログラムがありますので、経営層へ広報の重要性を伝えるきっかけにもなるかと思います。

社内の情報収集や社外の情報発信など、広報活動には社内の協力体制が必要不可欠だと思いますが、広報の重要性が伝わりきっていないため、うまく動けていない広報担当者もいるだろうと思います。やはり広報一人で頑張ろうと思っていても、経営層や社内に広報の理解がなければ活動しにくいですよね。

弊社の場合は、ネタもとの『経営者プログラム』に代表が参加した後に、「こんなことを聞いたよ」「こういうことが大事らしいよ」など、色々と共有されるようになりました。以前からとても協力的ではありましたが、『プログラム』に参加することで、より広報の重要性を意識されているなと感じます。

経営層にきちんと広報を理解してもらうことで、広報活動も格段に行いやすくなると思うので、中小企業はもちろん、経営層や社内と広報に対する意見が合わない広報担当者の方にも、お勧めできると思います(佐藤様)

今後のさらなる目標

今年は社長交代があったことで会社が大きく変わりまして、企業ブランディングの見直しも行いました。これまでは、影響力のある社内の上層部からの発信によるプロダクトアウトがメインでした。ですが、代表が変わったことで、これまであまり表に出てこなかった弊社の技術について、重要性を見直し、発信していくことになりました。

いわゆる研究開発部がこれまで研究してきた農業だったり医療だったり、そういった部分でも様々なことに活用できるという情報が実はたくさん埋もれているんです。他社が持っていない弊社の技術の研究ノウハウを使って、純粋なシャワー利用や節水、美容目的以外の部分も伸ばしていこうということで、農業や介護にも役立つ情報などを発信していきます。

さらに、女性プロジェクトと題し、女性社員から「ウルトラファインバブル」の技術を使って「こんなことができたら嬉しい」「こんなことができるのではないか」といった意見を持ち寄り、研究を重ね、新たにフェムテック市場にも参入を目指しています。

これからも「ウルトラファインバブル」の技術製品に特化しながら、オリジナル商品の開発企画まで、水の技術で社会に貢献していきたいと思います(佐藤様)

本来は、社内に広報PRのベテランがおり、メディアとの強いパイプも持ち合わせていたという株式会社TKS様。

しかしながら、それでは社員が育たないと感じ、広報担当者が最も使いやすいツールとして「ネタもと」を選んでいただき、数あるプログラムを精力的に活用いただいているようです。

その結果、ネタもと利用歴1年未満ながらも、担当の佐藤様におかれましては多くのPR知識やノウハウを身につけ、メディアとの関係も、ゼロから良好な関係を築いていらっしゃるご様子です。今後もPRという「経営戦略」を用いて、企業や社員のファンを、さらに増やしていかれることでしょう。

お忙しい中、快く取材にご協力いただきましたドーキンズ様、佐藤様、本当にありがとうございました。

参考:株式会社TKS 様 社員29名 ( 2023年10月現在)


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