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広報活動の成功の8割は社内広報で決まる⁉︎インナーブランディングに取り組む最初のポイントとは

広報活動の成功の8割は社内広報で決まる⁉︎インナーブランディングに取り組む最初のポイントとは

こんにちは。株式会社ネタもと PRプロデュース部です。
本コンテンツでは、広報担当者の方の「業務のヒント」となる情報をご紹介します。

今回のテーマは「社内広報、インナーブランディング」です。

多くの広報担当者の方から社外への情報発信を始めると「社内広報、インナーブランディング」への課題を感じると言われます。

1番身近なステークホルダーである従業員。広報の成功の8割は社内広報で決まるとも聞きます。

そこで今回は「社内広報、インナーブランディング」に取り組むにあたり、経営者、広報担当者はどのように進めるとよいか、そのポイントをお伝えします。

 

経営者の明確なメッセージが必要

広報活動の成功は、社内に対しても、社外に対しても「経営者がどのような会社にしたいか」というメッセージが明確であることが大切です。

ある経営者から「伝えてはいるんだけど、社員に聞いたら皆が同じ思いで言えるかは分からない」と言われました。

企業理念、経営理念、行動指針、ミッション、ビジョン、バリューは言葉として記憶していても、その思いや「こんな会社にしていきたい」という目指す未来の姿が社内で共有できていないと、社内外への情報発信も単発の“点”として伝わってしまいます。

広報担当者は経営者の思いや考えを代弁し、社内外に伝えていく役目がありますが、その前に大切なのは、いかに経営者があらゆる場面でそのメッセージに熱を込めて伝え続けているかです。

特に従業員には会議、社内報、社内チャットなど、あらゆる場面や情報から、そのメッセージを浸透できるよう、時には広報担当から経営者に「未来の構想、思いを、この会議で伝えてください」と社内広報としてプロデュースすることも必要です。

 

コツコツ継続、広報に頼りたくなる関わりを

社内広報は、社内への情報共有~理念の浸透まで、社内に情報を発信することから始まります。情報の発信、共有と同じように大切なことは、社内の情報をキャッチすることです。

報道関係者への情報発信も、伝えるだけでなく、社外の目から見た会社はどのように見えるか、関心のある情報は何かを知ることが重要で、伝える相手の視点が分かることで、良い情報発信ができるようになります。

広報は管理部門の中にあることが多く、また経営に近い位置にいることもあり、事業部とのコミュニケーションに距離があると感じている広報の方もいるのではないでしょうか。

「広報から共有した情報を見てくれていないことが多い」「個別には協力してくれるが、全社員、一斉のお願いだと反応がない」などの悩みがある場合は、頼られる広報となる、従業員が求める情報の提供から始めてみることも方法の1つです。

そこで大切なのは「事業部がどんな仕事をどのように進めていて、何が課題で困っているのか」などを知ることです。1つ1つの事業部の広報担当という気持ちで活動することで、広報の強みである、外部の情報やアイデアが事業部に役に立つことも出てきます。その繰り返しの先に「広報に相談してみよう」と事業部から頼られる広報になることができ、情報の浸透、情報のキャッチが常に行われている関係ができます。

 

社内から会社を良くするためのアイデアが生まれるように

先日、ある広報の方が「プレスリリース作成に向けて、事業部の担当者と打ち合わせを何度か続ける中で、事業部の人から聞く情報の内容が変わってきた」という話を聞きました。最初は事実のみを共有されていたそうですが、広報担当者が「それは、他と何が違う点なのか、どのような思いで開発したのか」など、外部から見た視点で質問を繰り返すことで、徐々に「社外の視点ではどうか」を開発時から考えるようになったとのこと。

また、打ち合わせでは、プレスリリース作成の準備のために調べた他社情報の話もしていたそうで「〇〇さん(広報担当)、他の情報知ってる?」と事業部から相談されるようになったそうです。

プレスリリース作成がきっかけとなったやりとりですが、広報担当の方は「会話の中で、会社がお客様に〇〇な会社と思ってもらうためには」「このサービスが広く利用されるようになったら、会社の目指している姿が1つ達成される」というような会話も意識して伝えていたそうです。

最終的には、事業部から「この内容、プレスリリースに書いたら良いと思うんだよね。うちの会社らしいよね」という目指す会社の姿を形にするアイデアも生まれるようになってきたとのことでした。

 

経営者のメッセージも、広報担当者の情報発信も、伝えなければ伝わらないのは当然です。インナーブランディングで、目に見えて変化を実感していると言われた会社の共通点で多いのは、3年目で大きく変化を感じていることです。

まずは「社員が会社の目指す未来を同じように語れるか」を考え、もし自信がないと感じたら、経営者とともに、社内広報、インナーブランディングの取組みについて考え、行動してみてはいかがでしょうか。

記事の内容は、以下の動画でもご覧いただけます

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