こんにちは、株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。
多くの企業様が、狙いたい掲載として挙げられるのが【トップインタビュー】です。
企業の顔である社長がテレビや新聞、雑誌などで取り上げられることは、上場企業であれば株価を変動させるほどのインパクトがあります。社会的信頼を得るなどのアウターブランディングのほか、社員にトップの考えを伝えるインナーブランディング、また採用にも好影響が期待できます。
ネタもとリサーチでも、トップインタビュー枠の募集は大変人気があり、多くの企業様からエントリーをいただいています。
<ネタもとリサーチとは>
ネタもとサイトが提供するサービスのひとつ。ネタもとに登録しているメディア関係者から寄せられる「いま欲しいネタ」のリサーチ依頼に自社情報をエントリーし、マッチングを実現します。マッチングが成立するとメディアから連絡があり、多くの場合が取材や掲載につながります。メディアがいまどんな情報を求めているのかを知ることができ、またエントリーに対するレビューを今後の広報活動の参考にしていただけます。
よく、企業様から
「トップインタビューを獲得するには、何を準備したらいいですか」
とご質問をいただきます。
メディアそれぞれに特性があるので一概には言えないのですが、とてもシンプルな、いますぐできることがあります。
それは、社長の人物写真にもっとこだわろう!ということです。
・社長の服装がラフすぎる、またはファッショナブルすぎる、ギラギラしすぎている
・社長がムスッとしている、目線がカメラを向いていない
・かなり強めなリタッチ処理(画像修正)をかけている
・全体的に暗い、背景や光量などから「オフィス内のそのへんでパシャッと撮ったな」感がある
・・・などなど、お心当たりが1つでもある方に、本日のブログを是非読んでいただきたいです。
もちろん、その企業のカラーや社長の個性を生かすことを否定するものではありません。ホームページなら、企業のブランドイメージが最優先なので、キャラクターを生かすことも全く問題ありません。
しかし私は、
「トップインタビューを狙うなら、ビジネスシーンにふさわしい服装で、この社長に話を聞いてみたいと思わせるような人柄を感じる宣材写真をまず撮りましょう!」
と申し上げています。
トップインタビュー枠を設けているメディアの多くは、ビジネス系メディアや新聞社運営系メディアです。
リゾート地の居酒屋にはTシャツ・短パンで行く人でも、おしゃれなレストランに行くときはジャケットを羽織るように、やはりその場に適したスタイルというものがあります。ビジネス系メディアや新聞社運営系メディアという「場」に行きたいのであれば、TPOは合わせたほうがベターです。
表情や撮影環境も大切です。インタビューというのは “対話”です。やはりムスッとした人よりも柔和な表情の人の方が、積極的にお話を聞きたくなりますよね。修正加工をかけている写真も、ビジネスシーンではあまり印象が良くありません。
また、どんなに表情が良くても、背景が暗かったり雑然としていたりであれば、せっかくの笑顔が映えません。
ひとつ事例をご紹介します。
とあるIT企業様は社長も社員もみなさん20代という、とてもお若い会社さんです。社長もストリート感あるファッション、髪もブリーチされて、オシャレな印象でした。
事業内容も非常に面白く、いつでもトップインタビューを狙いに行けるポテンシャルがあったにも関わらず、エントリーいただいたリサーチはいつも「不成立」。どこがいけないのだろう?と、社長もお悩みでした。
そこで弊社からメディアの方にフィードバックをいただいたところ、
「とても面白いことをやっていらっしゃるとは思うのですが、社長のビジュアルが、うちのメディアには少し合わないんですよね・・・掲載した時のイメージが湧かないというか。」
とのことでした。
改めてその企業様がメディアに渡していた写真を見ると、グラフィティが描かれた街の壁に寄りかかり空を見上げている、大変アーティスティックなものでした。
そこで社長にお話し、改めてスーツで正面を向いた温かい表情の写真を撮っていただき、それをメディアに渡したところ
「あ、普通に接することができる人だったんですね!ちょっとこだわり強すぎるタイプかと思っていたんですけど、これなら大丈夫です」
と、取材をしていただけることとなりました。
当然、写真さえよければ掲載されるということではありません。まず事業やお取組み、実績、経営者としての手腕が他にないものである、などの基本的な要素が一番大事です。が、それらのストーリーは十分に練り上げているのに、社長の写真には無頓着な企業様も珍しくありません。
メディアに渡す情報や資料は、全て記者へのラブレターです。相手に選ばれるために、ぜひ細部にわたって最善のアピールをしてください!