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自社を取り巻く市場や競合について話せるようになろう!

自社を取り巻く市場や競合について話せるようになろう!

明けましておめでとうございます!株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。
本年も、皆様のメディアリレーション活動に役立つ情報をお届けすべく頑張ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

メディアの方と話す際、どんな広報さんが望ましいかをお聞きすることがあるのですが、皆さん一様に「自社のことだけでなく、取り巻く市場や環境の変化やトレンド、競合の動向など広い範囲で情報交換できる方」とおっしゃいます。

これはどういうことかというと、もちろん特定の分野を専門とする記者もいらっしゃいますが、基本的には1人の記者が全分野に精通しているわけではありません(それはそうですよね)。

ですので、自社商材のことだけ話されても、それがマーケットの中でどういった強みがあるのか、その強みは注目に値するものなのか、といったことがわかりません。つまり客観的な判断ができない、ということです。

よく記者がおっしゃるには、自社商材の情報に加えて

・自社または自社商材が属する市場の状況
・時事や社会的事象による市場への影響有無
(例:〇〇の値上げによりどのような影響を受けているのか、など)
・業界のトレンドとその背景、今後の予測
・競合他社や競合商材の動向

あたりをお話しいただける広報さんは、とても信頼できるとのことです。

つまりメディアにとって、企業広報とのミーティングは、アピールを受ける場ではなく情報交換の場であることが理想と言えましょう。そのためには、自社のことだけでなく、日頃から自社をとりまく業界全体にアンテナを張り巡らしておく必要があります。

・・・と簡単に言うものの、実践するのは難しいですよね。具体的にはどのようなことを行うのがよいのでしょうか。

明日からできるノウハウを3つ、ご紹介します。

競合他社や同業界のトップランナー企業の情報をチェックする

具体的には、特定の単語がネット上に登場すると自動的に検索して教えてくれる、Googleアラートを活用すると効率的かと思います。検索ワードに業界のキーワードやホットワード、社名を設定しておき、Googleから通知が入ったら必ず目を通します。

たとえば物流業界の方であれば、<2024年問題>でアラートを設定しておくと、他社や他業種の面白い取組みを知ることができたり、2024年問題について取り上げている様々な記事からメディアの関心ポイントを学んだり、2024年問題に関心の高い記者の名取ができたりといったインプットが増えます。

業界メディアの記者とコミュニケーションを築く

自社が所属する業界に特化した業界メディア(業界紙/誌/WEB)の記者は、情報の宝庫です。毎日、業界内の様々な企業を取材しているのですから、業界内のニュースや人脈を豊富にお持ちです。

もちろん自社からも記者に情報提供することは必須ですが、業界メディアの記者と積極的に情報交換の機会を持つことで、業界全体の動向を学ぶことができます。

自社の社長とのコミュニケーションを密にする

そもそも企業広報は経営指針とベクトルを合わせることが必要ですので、自社の社長とのコミュニケーションは欠かせません。しかしともすれば、社長との話題が自社内のことに終始してしまいがちです。

社長は、その人脈も含めて、経営者だからこそ耳に入ってくる業界情報も多いです。業界によっては定期的に経営者の集いが行われている場合もあり、そこでは業界の今後の展望や、法改正や行政の方針にどう対応していくかなどの話題が出ることもあります。

現場社員とはまた違う、社長ならではの経営視点での業界情報を聞くことは、広報活動にとても役立ちます。

先日、弊社が主催するメディア交流会にて、とある企業の広報さんがこんなことをおっしゃっていました。

<ネタもとメディア交流会とは>
ネタもとが開催する、メディア記者と出会えるオンラインイベント。参加する記者30~50名と1on1でコミュニケーションを取ることが可能。その場で話せなかった記者も含め、翌日に全参加メディアの連絡先を企業様に共有します。貴重なメディアリストとして、今後の広報活動に役立てていただけます。

「実は以前の交流会、うちの会社は特に新商品もなく、新しい取り組みもなかったので、メディアさんに提供する自社情報が何もないことを不安に思っていました。ですので、せめてコロナ後の変化とか、人材採用状況とか、業界全体のお話ができるように準備をして臨みました。

そうしたら何人かのメディアの方に『今度ゆっくり情報交換しませんか?』と言っていただいて、アポイントに繋がったんです」

事実、その広報さんはその後も記者たちと定期的にコミュニケーションを取り続けて、いまでは

「今度こういう特集を組む予定ですけど、当てはまるネタありますか?」

と、記者たちから相談をもちかけられるほどの信頼関係を築くことができています。

このブログでも何回か書いていますが、メディアリレーションの本質は記者との信頼関係構築にあります。

記者が求めているコミュニケーションとは、自社の情報提供だけではなく、その業界全体の動きから社会を読み取るためのヒントが得られる関係性です。

ここだけの話、アポイントを取る際も「弊社の新サービスについてお話ししたく、お時間をください」とアプローチするより、「〇〇業界の最新状況について情報交換の機会をいただけますか」と申し入れたほうが、興味を持ってくださる記者も多いです。ご参考になれば嬉しいです!

記事の内容は、以下の動画でもご覧いただけます

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