こんにちは。株式会社ネタもと 広報プロデュース部です。
現在、広報プロデュース部は10年以上広報PRの仕事をしてきた、株式会社ネタもとと、パートナーのPRコンサルタント、約25人のメンバーで構成しています。
本コンテンツでは、PRコンサルタントの経験から広報担当者の方が日々の業務のヒントにしていただきたい情報を公開します。 |
今回のテーマは、広報活動を始める前に準備したい「自社の紹介」についてです。
実際に広報活動をスタートする会社の方に「自社を10秒で紹介するなら、どのように紹介しますか?」とお尋ねすると「どう言っているかな…」と考えてしまう方も少なくありません。
広報担当者は、メディアの方をはじめ、社外の方へ会社の紹介をすることが多くあります。数分で魅力を伝えなければならない場面もあり、いかにシンプルに、いかに分かりやすく、そして他社と比べて「何が強みなのか」を話せるかは、とても大切です。
業界以外の人にも伝わる紹介に
自社の紹介は、初めて会社を知る人、業界を知らない人にも分かる内容であることが大切です。
紹介内容に業界用語が使われいることに気付かず、他業界の人からは「前後の内容でなんとなくは意味は分かるが、分かったふりをすることも多い」と、せっかくの強みが伝わっていないという場面も見かけます。
特にITやマーティングなど、専門用語が日常的に使用される業界は、あらためて「業界外の人が分かるか」を見直してみることをおすすめします。
商品やサービスの概要だけではない「会社の紹介」
以前、広報活動をスタートしたばかりの担当の方に「商品やサービスの紹介は数えきれないほどしてきたけど、会社の紹介はしたことがない」と言われたことがありました。
会社の一番の強みが商品、サービスであることは多いので、商品、サービスの紹介が会社の紹介となる会社も多いです。しかし、差別化が難しいサービスの場合、サービスの説明をしても、会社の魅力が伝わりにくいため「業種の紹介」に留まってしまいます。
会社の紹介は、商品やサービスなどの事業の強みはもちろん、働き方やSDGsなどの取り組みまで、会社の魅力を伝えるために「何の情報をピックアップするか」が大切です。
商品やサービスでの差別化が難しいと感じている広報担当者の方は「会社としての強みは何か」「どのような会社として認知されたいか」を経営者や社員とあらためて話し合ってみると、会社の魅力を再発見できることもあります。
10秒の会社紹介が、会社のブランディング、社員の一体感につながる
自社を紹介するのは広報担当者だけでありません。営業、人事をはじめ、社員であれば、いろいろな場面で「当社は〇〇〇〇〇の会社です」と紹介する場面があります。
サービスや商品の紹介は、それぞれの職種、目的によって伝える表現が違うことがありますが、会社の紹介は同じメッセージであることが大切です。
この10秒の会社紹介を考え、社員が同じ内容で伝えられるようになることで、社外に対しては「会社のブランディング」に、社内に対しては「会社の強み、社会の中での存在意義を共有できる」メッセージとしても有効です。
是非、一度社内で考えてみてはいかがでしょうか。