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新商品がなくてもメディアに刺さる情報は作れる!

新商品がなくてもメディアに刺さる情報は作れる!

こんにちは、株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。

「ニュース性があるかどうか」は、プレスリリースの良し悪しの判断基準となる重要な要素です。「ニュース」とはその名の通り、鮮度が命です。企業の発信であれば、新商品や新サービスなど、新規性の高い情報であることが求められます。

美容やグルメなど、頻繁に新商品を発表する消費者商材もあります。しかしほとんどの企業様、特にBtoB事業者様は、そんなにしょっちゅう新商品を発表するわけではありません。

ですので、積極的な情報発信をお勧めしても「ウチは新しい商材は滅多に出ないから、メディアに送る情報がないよ・・・」と、広報活動そのものに消極的になってしまう企業様もいらっしゃいます。

しかし、よく言われるように、広報で大切なのはネタ作りです。
以前に広報プロデュース部のブログでもネタ作りについて解説していますが、

ネタがなければ作ってみよう!広報主導で作るニュースとは

ネタ作りについて、メディアリレーション目線で考えてみましょう。

そもそもなぜメディアがネタの新規性にこだわるのかというと、報道は「まだ誰も知らない話・どのメディアも報じていない話を世に発信する」ことを重視するからです。よく「特ダネ」「スクープ」「本誌独占」なんていう言葉も聞きますよね。

しかし以前に発表されている商材についても、その企業様やその業界の人しか知らない、つまりまだ誰も知らない話というのは、世の中に意外とたくさんあるものです。それらにも充分、ニュースバリューがあります。

とあるBtoB事業を行う企業様が10年以上前に開発した技術が、情報サイトに大きく取り上げられた成功例をご紹介します。

その企業様が開発したのは【ヨーグルトが付かないアルミフタ】でした。この情報を見たとき、私自身「確かにここ数年、フタの銀紙にヨーグルトほとんど付いてないかも!」とハッとしたことを覚えています。

おそらく業界内ではよく知られた大発明であり、新しくもない話なのだと思いますが、業界外の私たちにとっては「言われてみて初めて気付く情報」でした。つまり“新しい情報”だったのです。

この情報はネタもとリサーチを通じて情報サイトの記者の目に留まり、10年前の話であったにも関わらず大きく取り上げられ、更に他のWEBメディアにも転載され多くの記事を獲得しました。

<ネタもと「リサーチ」とは>※2024年2月より「リクエスト」の名称が変更
ネタもとサイトが提供するサービスのひとつ。ネタもとに登録しているメディア関係者から寄せられる「いま欲しいネタ(リサーチ)」に、自社情報をエントリーし、マッチングを実現します。マッチングが成立するとメディアから連絡があり、取材や掲載につながります。メディアがいまどんな情報を求めているのかを知ることができ、またエントリーに対するレビューを今後の広報活動の参考にしていただけます。

「開発したのはずいぶん前だし、業界では誰もが知っている話だから・・・」
と情報発信に消極的であれば、このように記事に取り上げられることはなかったでしょう。おそらくこの技術は、ヨーグルトに限らず様々なところで活用されているのだと思います。しかしヨーグルトのフタという身近な事例を切り口にネタ作りし、情報発信したことで、開発から年数が経っていても記者や消費者の「へ~!」「確かに!」という発見・共感を生む成果に繋がったと言えます。

新規性のない情報でメディアの興味を喚起するためには、以下のポイントを意識したネタ作りをしてみるとよいでしょう。

1 その商品やサービスにいま注目すべき理由・エビデンス
導入数/販売数がいま伸びている数字的根拠など

2 その商品やサービスが社会に及ぼしている影響
どんな課題解決に成果をもたらしているのか、消費者の生活にどのような変化をもたらしているのか

3 その商品やサービスについてまだ消費者が知らない、意外な事実
「へ~!」「なるほど!」「確かに!」「あるある!」など共感を呼ぶ情報

4 その商品やサービスの開発の裏側にあるストーリー
※ただしこの場合、商品やサービスにある程度の知名度が必要です

自社や業界では当たり前の話でも、世の中に知られていないことなのであれば、バリュー(価値)ある情報になり得ます。広報に取り組む皆様には、新商材がないからと情報発信をあきらめずに、出せる情報から面白いネタを作り出すことにチャレンジいただけると嬉しいです!

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