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よく聞く“年末進行”って何?気を付けたいアプローチタイミング

よく聞く“年末進行”って何?気を付けたいアプローチタイミング

こんにちは、株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。
街にも年末ムードが濃くなってきましたね。

年末と言えば、広報を担当している方は “年末進行”という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。本日は、年末進行とは何かをご説明したいと思います。

たとえば新聞・雑誌など印刷物は、編集部が入稿して作業終了ではありません。印刷会社で印刷し、それぞれの小売店に分配されるなど、消費者の手元に届くまでに様々な工程が控えています。

即時の記事公開が行われるWEB媒体も、記事を制作するのは編集部であっても、サイト運用をアウトソーシングしている場合も多々あり、入稿記事をサイト反映するのは別会社であるパターンも散見されます。

このように、どのメディアも記事や番組が公開されるまでには、様々な過程を経ています。

年末年始や大型連休、お盆などは、こうした過程の途中にある役割の方々も休暇を取るため、通常よりも前倒しのスケジュールで進行する必要があります。

これがいわゆる “年末進行” “ゴールデンウィーク進行” “お盆進行” と呼ばれるものです。

イレギュラーな前倒しにより、ただでさえ多忙なメディア関係者たちは、ますます余裕がなくなります。たとえば月刊誌であれば、12月販売号の通常工程に1月販売号の前倒し作業が重なり、2号分の制作を同時進行で行わなければならなくなります。

ひと昔前までは、特別進行の時期は泊まり込みで徹夜作業をする編集部も多かったものの、昨今は働き方改善によりそうした話も少なくはなりました。しかしその分、さらに進行は前倒しになっているとも聞きます。

こうした鬼のような忙しさの中で、記者や編集者が企業広報のアポイントを受けたり、企画提案を受けたり、プレスリリースに丁寧に目を通したりする時間を作るのは至難の業です。

年末年始・連休・お盆に特別進行があることは、メディアに関わる者にとっては常識であり、この時期に手がかかる提案をしてくる企業広報に対しては、あまり良い印象を持てなくなるのも仕方がないかもしれません。

また通常、月刊誌が掲載する情報を集めるのは発売時期に対して約2カ月前というのが定石ですが、特別進行が絡む時期は通常よりも早く企画決定が行われるため、いつも通りの情報発信をしても狙う掲載時期に間に合わないことにも注意が必要です。

ネタもとのサービスコンテンツ『メディアセミナー』で接点を得たモノ系メディアの編集者と良いリレーションを築き、コンスタントに新商品の掲載を獲得している企業様がいらっしゃいます。

<ネタもとメディアセミナーとは>
ネタもとが毎月開催する、メディアのキーマンに登壇いただくオンラインセミナー。テレビや新聞、雑誌、WEBなど様々なメジャーメディアのプロデューサー・ディレクター・編集長など重要ポストを務めるキーマンが、自社メディアのコンセプトや編集体制のほか、どんなアプローチが有効かなど、ほかでは聞けない有益な情報を教授いただけます。セミナー視聴者には登壇者のご連絡先を共有させていただくので、セミナー後すぐからのアプローチも可能です。

この企業様は、年末年始進行については10月頃・ゴールデンウィーク進行については2月頃・お盆進行については5月頃に必ずその編集者の方に連絡を取り、該当する時期の新商品についてはいつまでに情報をお渡ししたほうがよいかを聞いているそうです

そして、教えてもらったタイミングに合わせてアプローチされているとのことです。

商品によってはそれまでに明確な発売日が決まっていなかったり、宣材写真が上がっていなかったりすることもあるそうですが、その場合は必ず「いつまでに情報が確定するか」も添えて案内されているようです。

そうした細やかなアプローチを行うことで、たとえ詳細情報が間に合わなくても、企画会議に上げていただけたり、編集者からの信頼が深まり逆提案をいただくことも増えたとのことでした。

特別進行のスケジュールは、メディアそれぞれによって異なります。メディアと企業広報、お互いにとって最適なタイミングで情報のやりとりをするためにも、メディアの繁忙期を避けた上手なメディアアプローチで成果を上げましょう。

記事の内容は、以下の動画でもご覧いただけます

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