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もうすぐ春の改変!テレビの新番組をチェックしよう

もうすぐ春の改変!テレビの新番組をチェックしよう

こんにちは、株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。

もうすぐ3月ですね。決算月に定めている企業様では「3月が1年で一番忙しい!」というIRや経営企画の方も多いのではないでしょうか。

テレビ業界においても、3月は特別な時期です。

【改変期】という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか。テレビでは、3カ月を1クールとカウントし、4月・7月・10月・1月は新番組が開始されます。つまり、それぞれの前月である3月・6月・9月・12月をもって終了する番組があるということです。

特に3月の【春の改変】、9月の【秋の改変】には、大規模な番組の変更が行われます。今年の3月には、日本テレビ系列の情報番組『スッキリ』が17年の幕を下ろすことが話題になりました。

番組が続くか、終わるかが決まる【改変】は、テレビ制作者にとって非常に大きな節目です。終了する番組の演者やスポンサーへの説明、最終回に向けての番組作り、新番組のキャスティングや制作会社選定、スポンサー打診など、やるべきことは無数にあります。

また、番組終了とまではならなくても、いわゆる “テコ入れ” が行われることも多いです。出演者の入れ替えや、番組コンセプトの変更、コーナーの終了と新コーナーの立ち上げなど、スタッフは東奔西走することとなります。

以前、こちらのブログで、活字編集者の年末進行の慌ただしさについて触れましたが、

よく聞く“年末進行”って何?気を付けたいアプローチタイミング
https://koho-pr.com/pr-blog/mr-1206/

テレビ番組に関わる人たちにとっても同じく、改変は年に4度の大繁忙期です。

何の変更もなく続く番組を除いて、基本的にはこの時期のアポ取りや提案は難しいと思っておいたほうがよいでしょう。

そして企業の広報ご担当者様には、4月・7月・10月・1月のテレビ番組表や新番組・新コーナーの内容チェックを習慣化されることをお勧めします!

この時期のテレビ誌には必ず新番組特集の記事が組まれていますし、いまはTVerなどの見逃し配信も充実しています。ターゲットとする番組が終わっていないか、新番組や新コーナーの中にアプローチできそうなものはないか、今クールの番組情報を集めておきましょう。

新番組や新コーナーは、まだ企画の持ち込みがそう多くはないこともあり、テレビ制作者もいつも以上に情報を集めている場合があります。

ネタもとリクエストでも、春や秋は新番組・新コーナーからのリサーチ案件が増える印象です。

<ネタもとリクエストとは>
ネタもとサイトが提供するサービスのひとつ。
ネタもとに登録しているメディア関係者から寄せられる、月60件以上の「いま欲しいネタ」リクエストに自社情報をエントリーし、マッチングを実現します。マッチングが成立するとメディアから連絡があり、取材や掲載につながります。メディアがいまどんな情報を求めているのかを知ることができ、またエントリーに対するレビューを今後の広報活動の参考にしていただけます。

あるとき、新番組からリクエストが寄せられました。様々な企業様が情報をエントリーしてくださいましたが、やや番組のテーマや “ノリ” と合っていないものも見受けられました。

そんな中、ある企業様は改変後の各局の新番組を見逃し配信などでしっかりチェックしていたとのことで、このリクエストを依頼した番組のコンセプトや雰囲気も把握されていたため、番組に合わせてアピールポイント作りも工夫されました。

結果、番組内で扱った際のイメージが湧きやすく、リクエストを出した番組ディレクターも非常に興味を持ってくれました。残念ながら最終的には番組で扱われなかったものの、企画会議で最後まで残ったと聞いております。

新番組も新コーナーも、最初の数回は試行錯誤を繰り返しながら視聴者の反応を見る“お試し期間”です。ここで反応が悪かった場合は、次の改変を待たずに打ち切られる場合もあります。

また、番組やコーナーが人気を博し長く続いても、その頃には大手スポンサーから持ち込まれる営業案件が山ほどあって新規アプローチが難しい・・・なんてこともあります。

ですので、広報に取り組む皆様は、改変後の新番組・新コーナーはすぐチェックし、内容が自社に合いそうな場合はすぐアクションしてみてください。

始まったばかりの番組やコーナーに興味を持ってもらえることに、悪い気のするテレビスタッフはいません。先手必勝、まずは春の新番組を楽しみましょう!

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