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業界メディアへの情報提供は欠かさず丁寧に!

業界メディアへの情報提供は欠かさず丁寧に!

こんにちは。株式会社ネタもと PRプロデュース部です。
本コンテンツでは、会社のファンづくりに欠かせない「コーポレートPR」の情報発信のコツをお伝えします。

今回のテーマは「業界メディアへの情報提供は欠かさず丁寧に!」です。

コーポレートPRでは社会における企業の存在価値を、あらゆる“ネタ”を通じて伝えます。特にBtoB企業の広報担当者は業界自体の認知を獲得したいという声も多くあります。中でも業界内で自社がどのような強みをもっているかを伝えることは、コーポレートPRにおいても有効です。

また、広報活動において業界メディアと良い関係を築くことは広報担当者の重要なミッションとなります。そこで今回は業界でのポジショニング、強みを明確にし、その情報をもとにPR活動を行うポイントをお伝えします。

まずは業界の情報を集めよう

マーケティング担当者であれば、業界の情報をまとめていると思いますが、広報の視点でも業界情報をまとめておくことが大切です。

どのメディアの方とも良い関係を続けるには、自社だけでなく「業界全体の情報を知っている広報担当」となれば「まずは、いろいろと知っている〇〇さんに聞いてみよう」という、メディアから頼られる広報担当者になります。

一般に広く見られるメディアほど、1社の情報ではなく、社会課題やトレンドなどテーマで情報を探しています。

主な情報収集先は以下になります。

・業界メディア
・各省庁、自治体の情報
・競合他社のウェブサイト、IR情報

業界内の各社のシェア、特徴、過去からの傾向などは、可能な限り数字データを用いてまとめます。情報収集は毎日でなくても良いですが、可能であれば業界メディアを購読することや、ウェブサイトで検索できる情報はルーティンで確認するなど、常にアンテナを張っておくことが大切です。

また、この業界情報は経営にとっても重要な情報となるため、定期的にまとめて経営層に共有することも広報の役割です。

業界内での自社の強みを明確にしよう

業界のデータをまとめると、業界内での自社のポジションも明確になります。何が強みなのか、中でも、自社が業界No.1である分野はないのかを整理します。

そして業界外に業界のことを伝えるときは以下のことが大切です。

・業界外の人でもわかるように説明する
・身近なものに例えて説明する
・業界では当たり前なことも、丁寧に説明する

資料を作成する際、ついつい毎日使っている業界用語を使いがちです。資料にまとめたときは社内でもできるだけ専門分野に触れない業務を担当している“一般の目”に近い従業員に見てもらうなどしてチェックしましょう。

また専門的なことを一般的な言葉で説明すると文章が長くなり、より分かりづらくなったという場合は、何か一般的に分かる例えを用いて説明することも1つの方法です。

そして「こんなことに興味を持つのかな?」という業界では当たり前過ぎると思うことが業界外の人から見て「へえー」と驚くこともあります。あらためてお客様や新入社員、中途社員などの初めて業界を知った人によく驚かれるという内容があれば、そこも一般の人が業界の興味を引くポイントになる可能性が高いので確認してみましょう。

報道向けの資料は業界のことや自社全体の情報をまとめた「ファクトブック」や「ファクトシート」、自社の業界に関連したテーマをもとに事業や活動をまとめた「ニュースレター」、社員の技術や、仕事への思いをまとめた「社員プロフィール」などがあります。

業界のことは一般に知られていないことが多いため、分かりやすい言葉で伝えるとともに、データや写真で視覚でも伝えることが重要となり、内容によっては動画を用意することも有効です。

業界紙からはじまる「メディアスパイラル」

メディアの方からは「その業界の会社で働く人は、その分野の専門家だ」と言われることがあります。無形商材であれば、業界にいるからこそ知る、社会の変化や今後の予測など、有形商材やモノづくりであれば、そのプロダクトができるまでの一連の流れ、その道のプロだからこそ知っているコツなど、無形商材、有形商材ともに情報発信する際にはどのようなストーリーで伝えるかを考えます。

報道向け資料ができたら、まずは業界紙に情報を届けます。「業界のメディアはうちの会社のことを知っているから」と思っていても、強みや自社のストーリーまで知っているとは限りません。業界のメディアこそ自社のファンになってもらえるよう、丁寧に情報を提供します。

実際に「業界紙から情報を探している」と、テレビ関係者、その他メディアの方からも度々聞きます。他のメディアから見ると、その業界の最新情報、ニュースがまとまった資料となるからです。実際に「業界紙の方が、他のメディアに自社をおススメしてくれたからテレビから問合せがあった」という声を聞いたこともあります。

1つのメディアに紹介されたことがきっかけで他のメディアにも取り上げられることを「メディアスパイラル」と言います。メディアスパイラルのスタートは業界メディアであることも多いので、もし業界メディアに情報提供をしていない企業があれば、まずは業界での自社の強みをまとめて業界メディアに情報提供することから始めてみましょう。

以上、今回は「業界メディアへの情報提供は欠かさず丁寧に!」をテーマにポイントをご紹介しました。これから広報活動する企業はもちろんですが、すでに広報活動をしている企業も、あらためてご参考になれば幸いです。

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