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プレスリリースを出しても反響がない!?まずチェックすることは?

プレスリリースを出しても反響がない!?まずチェックすることは?

こんにちは。株式会社ネタもと PRプロデュース部です。
本コンテンツでは、広報担当者の方の「業務のヒント」となる情報をご紹介します。

今回のテーマは「メディア掲載の確率を上げる情報発信」です。

広報担当者がいなくても多くの企業がプレスリリースを発信している今。その中で「プレスリリースを出しても全然反応がない」と聞くことがあり、中には「プレスリリースは意味がないのでは」と誤解している企業もあります。

そこで今回は、メディア掲載につながるプレスリリースのポイントについてご紹介します。

メディア掲載結果は社会からの評価

情報発信をしても「なかなか反応がなかった」という場合は、発信する情報が自社視点のみで社会が興味を持つ「ネタ」になっていない、またはタイミングが悪いというケースが多くあります。これは、発信した情報に対しての社会の評価の1つとも言え、プレスリリースの質に対しての振り返りが必要です。

<情報発信後の反応がない原因例>
・自社視点での情報発信になっていて、社会的な関心事での情報ではない
・タイミングが遅く、情報が届いたときには遅い
・情報発信したネタと狙っているメディアが求める情報がミスマッチ など

プレスリリースの精度やタイミング以外には、情報そのものにニュースバリューがあるかも大きく影響します。広報だけで商品やサービス、事業自体を変えることはできないので、いかに他社との差別化、唯一無二のポイントか、などが分かりやすく伝えられるかが大切です。

意外にやっている人が少ないのは、自社で発表しようとするテーマに対して、他社が同じようなテーマで情報発信していないか、メディアでニュースになっていないかを調べることです。自社の情報を発信することに一生懸命で、発表した後に気がついたということも。

同じように見える情報、特にニュースをキャッチしたら、その内容との差別化はないか、追加となるネタはないかと考えて発信することができます。

ニューステーマ、そしてやっぱりタイトルが重要

情報発信に限らず、スピード早く広報の成果を出している企業の共通点は、やってみた結果に対して経営層と広報が一緒に振り返り、会社としてどう次の手を打つかを考えていることです。

振り返りでは「自社で思っていた差別化ポイントが違ったかもしれない」「狙っていた層が違っていたかもしれない」「実際の販売ターゲット層の中でPRのターゲットとする層はしぼって考える必要があるかもしれない」などの会話や「販売自体のスケジュールを考え直す必要がある」「会社の認知獲得は商品やサービスの情報ではなく、コーポレート情報に力を入れないと社会からの関心を引くことは難しい」など、会社を社外にどう見せるか、どのような会社として認知されたいかという議論になっていることもあります。

メディア掲載は掲載件数を目標にできますが、さらに具体的な目標としては「どのようなテーマで掲載されるか」があります。どのような会社として認知されたいかという会社のファン作りに直結する掲載成果となり、目標設定も「メディア掲載の〇%は、このテーマで紹介されるようになる」となります。

しかし、何といっても一番大切なのは「タイトル」です。以前のブログでも「タイトル」については触れてきましたが、メディアの方が最初に見るタイトルに興味をもてなければ、本文を見られることもありません。「今、その情報を取り上げる価値があるか」であり、タイトルの中心となるニュースのテーマがポイントになります。

「タイトルはどうやったら上手くなりますか?」と質問いただくことも多いですが、そのポイントの1番は「新聞、雑誌、ウェブメディアなど、媒体を良く読むこと」です。

媒体によってニュースの視点は違いますが、どの媒体も短い文字数で内容がわかるタイトルがつまっています。また、紹介している商品やサービス、取り組みの情報から何のテーマを伝えたいと思っているかなど、メディア側の視点で考えることでコツをつかむことができます。

以上、今回は「メディア掲載の確率を上げる情報発信」のポイントをご紹介しました。

日々、多くの企業が情報を発信する中で、価値ある情報として取り上げられるには社会の目を意識する必要があります。メディアは読者、視聴者の目で情報を探していますので、広報は社員としての目だけでなく、社外の目を持ってネタ作り、資料作成をしていきましょう。

基本的なコツですが、情報発信の反響がないと思っている広報の方は、一度初心に戻って確認してみてはいかがでしょうか。

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