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企業広報はプロダクツPRのみにあらず!社員のメディア掲載、3つのメリット

企業広報はプロダクツPRのみにあらず!社員のメディア掲載、3つのメリット

こんにちは、株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。

最近、特にテレビやニュースサイトでは、

「元カジノディーラーから介護士に転職した人」
「60歳で司法試験に合格した元会社員」
「80歳のおばあちゃんインスタグラマー」

など、【人】にフォーカスした特集や記事が人気です。

こういう人ってどこから探してくるんだろうな~、と思われたことのある方も多いのではないでしょうか。

ネタもとリクエストでも、【人】に関するメディアリサーチ依頼は非常に多く寄せられるテーマです。

<ネタもとリクエストとは>
ネタもとサイトが提供するサービスのひとつ。ネタもとに登録しているメディア関係者から寄せられる、月60件以上の「いま欲しいネタ」リクエストに自社情報をエントリーし、マッチングを実現します。マッチングが成立するとメディアから連絡があり、取材や掲載につながります。メディアがいまどんな情報を求めているのかを知ることができ、またエントリーに対するレビューを今後の広報活動の参考にしていただけます。。

たとえば・・・

・脱サラして起業した経営者
・親族内で事業承継した経営者
・英語力アップのために取り組んでいることのある女性社員
・推し活について取材可能な社員

などなど。

ビジネス系からバラエティ系まで、あらゆる多くのメディアが、世の中に紹介すべきトピックを持つ【人】を探してネタもとにリサーチを依頼しています。

そうした中、よく企業様から寄せられる質問に

「社員を取材いただいたとしても、その人物像の紹介がメインですよね。であれば、企業広報としてはあまりメリットがないのでは?」

というものがあります。

プロダクツが掲載されないと意味がない!という方針であれば、そのように思ってしまわれるかもしれないのですが、そもそも広報とはステークホルダーとの信頼関係構築・企業のファン作りであり、【人】を露出することで得られるメリットには以下のようなものがあります。

  • メディアリレーション
  • 採用母集団へのポジティブな印象
  • 社員のモチベーション向上、広報への関心向上

それぞれを説明させていただきます。

 

メディアリレーション

広報活動において、繋がっているメディア関係者の数は財産です。たとえ今回は会社のアピールができない取材だったとしても、記者はそれ以外の番組や記事にも関わっている可能性がありますし、異動や転職によってターゲットメディアの担当になる可能性があります。

記者との出会いの機会は、1つたりとも無駄にしないことをお勧めします。

 

採用母集団へのポジティブな印象

近年、“採用広報“という考え方もすっかり定着しました。

働き手の不足により、ほとんどの企業が新卒や中途の採用に苦慮しています。採用広報とは、入社を検討している人が検索などで会社情報を調べた際に、ポジティブな情報を届けるための広報活動です。

社員に魅力的な人がいる、明るそうな職場だ、など自社に関する楽しい情報が世に残ることは、採用広報活動として非常に望ましいことです。

 

社員のモチベーション向上、広報への関心向上

広報とは、社員にとって非常にわかりにくい取り組みです。プレスリリースを出したら来月の売上はどのくらい伸びるのか?コーポレートPRを行ったら株価はいくら上がるのか?広報の成果は、わかりやすい形ですぐに出るものではありませんので、なぜ会社が広報に取り組むのかを理解していない社員も実は多いものです。

しかし一方で、広報活動には社員たちの協力が不可欠です。商品企画部から詳細な情報を共有してもらわないと新商品のプレスリリースは書けませんし、開発部のサポートなしには開発秘話ストーリーは作れません。

自社情報がメディアに掲載されることは、大いに社員のモチベーションを高め広報への理解を深めることが期待できます。「うちの会社、昨日テレビに出たんだよ!」「うちの社員の〇〇さんが新聞に載った!」という実績は、間違いなく社員に喜びや帰属意識を与えます。また、取引先や家族から「そういえば先日、御社の社員の方をメディアで拝見しましたよ」と言われるのも、とても嬉しいのではないでしょうか。

社員の方々が広報の価値を感じてくれれば、前向きに協力してくれるようになります。実際、弊社のご契約企業様でも、社員のメディア掲載をきっかけに社内で広報ネタ出しが活性化した、という声が多く寄せられています。

 

社員の紹介記事から大きな成果を得られた事例を、ひとつご紹介します。

とある製造業の企業様は、下町にいわゆる“町工場”を構えており、なんと90代の大ベテラン社員様が活躍されていました。その情報を、新聞社からネタもとリクエストに寄せられた「第一線で働くシニア社員を募集中」にエントリーされ、後日新聞のコラムで紹介されました。

その記事がきっかけで、他紙やテレビキー局のニュース番組から「ぜひうちも取材したい」とのオファーが次々舞い込み、なんと海外のテレビ局からも取材申し込みがあったそうです。

きっかけは事業に直結しない社員紹介の記事でしたが、最終的にはシニアのワークライフバランスを叶えた経営方針にも注目が集まり、誰もが知るメジャービジネス誌に社長インタビューが掲載されるにも至りました。

 

【人】にフォーカスするメディア掲載は、一見どう企業広報に結び付くのかがわかりにくいかもしれません。しかし、商材同様、社員もまた企業の持つ“人材”であり、その人材が記事で紹介されることは人的資本経営()の観点からも、コーポレートブランディングに非常に有効です。

※人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です(経済産業省HPより

広報に励むすべての企業様は、ぜひ改めて社員ネタの発掘を行い、【人】をアピールするPRに取り組まれてみることをお勧めします!

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