価格の安さに驚き。
プラットフォームの先に必ず記者がいる
という安心感が決め手に
接待を伴う飲食店で夜間に働く女性たちへ「昼間の仕事」を紹介し、人生を変える「チャンス」と「キッカケ」を提供している、株式会社昼job。
求職者に対し、今までの生い立ちや現在の生活も含めたカウンセリングを行い、マッチした企業を提案。希望者には、ビジネスマナーやPCの研修も行っている人材紹介サービスです。
同社が「 ネタもと」を導入したのは8カ月前のこと。
今回は、株式会社昼job 代表取締役 坪嶋 拓真様、営業部 村田 美桜様に、PRに取り組み始めたきかっけや、その成果についてお話いただきました。
当時の課題や悩み
当初から、広報PRには興味がありました。
夜職や水商売の方向けの昼職転職サービスを扱っているということで、他と類似するものもあまりなかったですし、きちんと広報活動を行わなくてはという思いはありました。
PR関係の人と話す機会もあったのですが、PR業界は見えづらい業界なので、どうしてもうさん臭く見えてしまって・・・
自分たちを知ってもらうために広報活動をしなければと思ってはいたけれど、何からはじめればいいか分からなかったです(坪嶋社長)
ネタもとを導入する前の状況は?
ネタもとを利用する前、2019年ごろに「AbemaTV」から出演依頼があり、テレビに出たことで多くの反響があったことを覚えています。
こちらからは特に何もしてないのに、問い合わせや依頼があって、本格的にメディア露出を意識したタイミングでした(坪嶋社長)
「ネタもと」を選んだ理由
とにかく安いです。
広告会社やPR会社と話をしている中で、このような業界は高いイメージがあったので価格の安さに驚きました。
それと、「プラットフォーム」の中に必ず記者がいるという点で安心感がありました。
一方的に情報発信をするより、相手がいることが分かったうえで発信するほうが効率がよいと思います。
情報発信先に確実性があることが、ネタもとの強みだと思います(坪嶋社長)
担当としては、広報初心者でもはじめやすいということです。
私自身がそれまで広報を行ったことが全くなかったので、ネタもとの初心者向けの勉強会には全て参加し学んでいるような状況で、とても助かっています(村田様)
具体的な活動内容や工夫したこと
メディア側から日々届く「リクエスト」内容を常にチェックすることを徹底しています。
実は、地方の新しい情報は、地方メディアにも送っていたのですが、反応がなかったんですよね。
その時に、反応がないということは、先方のメディアにとっては魅力的な情報ではなかったのかな、と思いました。
そうであるなら、記者が欲しがっている情報を直接送った方が効率がいいのではと思い、リクエストの通知は毎回必ず確認しています(村田様)
実は、私も「リクエスト」の内容は、全て見ています。
そして、答えられそうなものがあったら、スクリーンショットで画面を村田にラインですぐに共有しています。
やはり社長にしか判断できないこともあると思うので、常に意思疎通を行うようにしています(坪嶋社長)
PRに取り組んだことで得られた成果
・日刊ゲンダイ、週刊エコノミスト など
まだ、ネタもとを利用しはじめて8カ月ほどですが、社外的な効果としては、 日刊ゲンダイ、週刊エコノミスト などに取り上げられました。
メディアに露出したことで、クライアントからの問い合わせが増えましたね。
あとは、記事を見た記者から直接問い合わせもありました。
それが、テレビ媒体2つと、ドキュメンタリー映画出演依頼という大きな問い合わせだったので、こんなに反響があるのかと驚きました。
リクルート面においても、「昼jobで働きたい」という要望が何件かありました。
他には、親や高校の友達からも連絡があってうれしかったですね。
社内的な効果としては、新人の社員から「外部の人に会社のことを見たよ!」と羨ましがられた、という声をもらい、これもうれしかったですね。
見ている人は見ているんだと思いましたし、それが社員のモチベーションに繋がってくれればと思います。
メディア露出すると社員の親御さんも安心してくれると思うので良かったです(坪嶋社長)
どのような企業に「ネタもと」を勧めたいか
社会の時事ネタに則している企業は、広報を行うべきですね。
今で言うと、SDGs(国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標)に力を入れている企業などですかね。
あとは、どのような企業でも広報活動をはじめるのであれば、社長が広報に興味を持つべきです。
広報活動を始めてみて、私自身実感したのですが、広報の評価は非常に難しいです。
営業はその都度、広報は長期的に評価してあげなくてはいけないものということが分かりました。
広報活動がうまくいくかどうかは、運の要素も大きいです。
トップから強制的にやらされるのでは、広報活動はうまくいかないですし、その運をつかみ取る確率を増やせない環境を作ってしまうのは、社長の理解だと思います。
私たちが、広報の難しさ自体を理解して、評価をし、自分自身も関わって効果が出たときに一緒によろこぶなど、社長の心構えも必要だと思います(坪嶋社長)
広報活動をやってみて思ったことは、やはり特殊だったり、差別化できたりするサービスを持つ企業は広報をしやすいとは思いました。
しかし、まずは勉強なので、広報初心者の方は勉強すべきだと思います。
あとは、社長が言っているように、社長が広報に理解をしてくれているので、とてもやりやすいです。
それから、広報活動は結果がすぐに出ないですが、半年前に出した情報に問い合わせがあるなど、時間が経ってからの効果も実感しているので、これからも頑張ります(村田様)
当初は、広報機能をもたない企業様でしたが、村田様の入社と同タイミングで
ネタもとの契約とともに広報活動をスタートされました。
広報経験がなかった村田様ですが、入社と同時に営業と兼務で広報業務を担当。ネタもとの「勉強会」や「セミナー」などのプログラムに一通り参加いただき、PRノウハウやメディア接点を得ながら、情報発信の機会を増やしていかれました。
また、ネタもとのサービスだけでなく、ご自身で新規メディアの開拓やリリースの直接配信を行うなど、非常に意欲的に取り組んでいらっしゃる担当者です。
坪嶋社長様も、広報活動にとても理解があり、担当者に寄り添ってネタもとを活用いただいています。
効果が出るのに時間がかかることで、悩まれていた時期もありましたが、リクエストへエントリーし続けたことで、週刊エコノミストや日刊ゲンダイなどの掲載にも繋がりました。
坪嶋社長が、以前お持ちだったように、PR業界はサービス内容が見えづらく、料金が高額という印象をお持ちの経営者様が多いと思います。
また、広報活動に取り組むことで様々な成果は得られるものの、すぐに結果が出たり、メディアに露出できるというものでもありません。
だとしても、社会に対し、メディアに対し、「情報を発信し続けること」が重要であり、経営者自らが広報PRに価値を感じ、担当者の活動を支援することが大切なのだと、坪嶋社長が教えてくれるインタビューとなりました。
「芯:創業時の初心や想いを忘れる事なく、邁進します」
「進:世の中偏見を変える為、私たちが先頭に立ち行動します」
「進:常に新たな可能性を探求します」
このような3つの企業理念を掲げる株式会社昼jobのサービスが世に拡がり、世の中の偏見が少しでもなくなることを私たちも願っています。
今回は、お忙しい中、快く取材にご協力をいただき本当にありがとうございました。
参考:株式会社昼job様 社員13名( 2020年9月現在)