PR活動を行うことにより、
自社の役割に対する誇りを改めて実感
人々の「いのち」と「からだ」を守るため、がんのスクリーニング検査事業に取り組む、
株式会社サリバテック。
同社は、2020年4月にネタもと「ネタもとプラン」+「委託広報室」オプションプランを導入。
広報活動をスタートしてから7カ月目になりますが、広報担当者が「委託広報室」のPRコンサルタントとともにPR活動に積極的に取り組んでいる企業様です。
今回は、同社の広報担当の方々にお話を伺いました。
「ネタもと」導入当時の課題
当社は、2017年に唾液1滴がん検査「サリバチェッカー®」を発売いたしましたが、発売前から、特に定期的な広報PR活動は行っておりませんでした。
というのも、「慶應義塾大学発の先端技術の実⽤化により、がんの早期発⾒へ挑むベンチャー」ということで、度々メディアで報道いただいていたからです。
メディア報道の効果は絶大で、多くの医療施設などで検査を導⼊いただき、比較的スムーズに検査の供給体制を整えることができました。
しかしその⼀⽅で、一人でも多くの方に検査を受けていただくには、当社の使命や検査の価値を広く一般にお伝えしなければならないと感じておりました。
さらに、類似の検査の発売が相次いだこともあり、社内に広報機能を設置し、当社側から積極的なPR活動や情報発信をしようと考えました。
「ネタもと」を選んだ理由
社内広報体制について検討している段階で、ネタもとのサービスと出会いました。
ネタもとの営業の⽅からサービス内容を聞き、
・「話題への絡め方」や「新たな広報の切り口」を考えてもらえる
・KPIを一緒に立てられる
・メディアとつながるプラットフォームがある
・スタートアップ企業と多くの取引実績がある
・検討していた広報の予算に合致していたこのような点から「 ネタもとプラン 」「委託広報室」を契約しました。
実際の取り組みや工夫したこと
⽉2回の定期ヒアリングには、本社所在地である⼭形と東京事業所から、広報担当が毎回オンラインで参加し、メディア交流会にも参加しました。
その他、セミナーや書籍等を通じて自己研鑽に努めました。
これらの活動にて、広報と広告の違いや、⾃社から⾒た当社の商品の魅⼒と第三者から⾒た魅⼒の違い、メディアが求めるネタをキャッチする重要性など、広報活動に必要な基礎知識を習得できるよう努めました。
また、約1カ月に1回、プレスリリースを発信し、メディアからの取材依頼にもしっかり対応しました。
プレスリリースや取材では、がん早期発見における従来型がん検診の限界や、コロナ禍の影響といった社会的課題を取り上げました。
その上で、それら課題の解決に向けた当社・提携先の取り組みや、当社検査の有⽤性を伝え、報道していただけるよう心がけました。
ネタもとを活用して得られたこと
PRコンサルタントとのミーティングでは、「ニュース性」の高いネタを発信するコツから、メディアとの接し方に至るまで、社内広報としての「いろは」を教えていただきました。
その上で、ネタもとが定期的に開催している「メディア交流会」に臨み、「医師であり起業家」という砂村CEOの特異な経歴をPRポイントの1つ捉え、この点に関⼼を持つメディアにインタビュー記事を掲載していただくことができました。
また、当社の場合、幸いにも⼤⼿⺠間企業や地⽅⾃治体などの提携先に恵まれており、提携先の広報活動や共同でのプレスリリースをきっかけに、TV局や新聞社などのマスメディアから立て続けに取材オファーを受けることがありました。
提携先の社会的信頼を拝借できたからこそのオファーで、しかも限られた時間で対応する必要があったため、とても緊張いたしました。
しかし、ネタもとにメディアとのやり取りを仲介いただいたお陰で、落ち着いて対応することができ、自社のみでは到底成しえないようなPR効果を得ることができました。
さらに、これら経験を通じ、PRで開⽰する情報の範囲や、広報担当者の役割分担などを整備し、広報業務のオペレーションフローを進化させることができました。
その他にも、
●⺠間企業や医療施設からの検査導入に関する問い合わせが増加
●⼀般市⺠の方々からの検査の受け方に関する問い合わせが増加
●HPアクセス者数の増加
これらの成果を実感し、当社の役割に対する誇りを改めて思い起こすことができました。
<7カ月間で、以下全42媒体に露出>
●テレビ(5媒体)
NHK(テレビ)、サガテレビ、山形テレビ 夕方のニュース、ANN 昼のニュース、テレビ朝日「グッド!モーニング」
●新聞(15媒体)
朝日新聞、日本経済新聞、山形新聞、日刊工業新聞、佐賀新聞、神戸新聞、静岡新聞、宮崎日日新聞、愛媛新聞、東奥日報、高知新聞、福井新聞、京都新聞、神奈川新聞、保険毎日新聞、荘内日報
●雑誌(3媒体)
DIME、週刊新潮、週刊女性
●WEB(19媒体)
NHK、日本経済新聞、日刊工業新聞、佐賀新聞、佐賀日日新聞、デイリー新潮、@DIME、週刊女性 PRIME、日刊ゲンダイDGITAL、YAHOO!ニュース、LINE NEWS、gooニュース、NET IB NEWS、保険net、がん経済新聞、シンニチ保険Web、Webむろみん、山形県立東桜学館、ABEMAニュース
どのような企業に「委託広報室」を勧めたいか
広報活動の経験が浅かったり、広告宣伝費が限られている企業で、広報活動の基礎を効率的に学んだり、メディアとの繋がりを確保されたい企業にお勧めです。
今後のさらなる目標
「リクエスト」や「ネタたね」を活用するほか、社内でニュースになるねた探しを行い、持続的にメディア露出をしていくことで、より多くの方に本検査の真価を紹介し、ご利用いただきたいと思っています。
委託広報室では、サリバテック様のサポートには医療系のPR経験がある外部委託のPRコンサルタントがメイン担当につき、その知見を活かしサリバテック様のPR活動を支援しています。
月2回のヒアリングでは、東京と山形とネタもとの3拠点をオンラインでつなぎ、現在の事業の進捗からのプレスリリース案、中長期的なPRの打ち出し方、広報活動でのちょっとした困りごと相談(メディアリストの整理の仕方、取材対応テクニックなど)などを行っています。
ネタもとを活用いただくことで、「企業・サービスの魅せ方」や「新しいネタの創出の仕方」などの新たな気づきを得て、担当者の方のスキルがどんどん磨かれています。
第三者視点でメディアに取り上げてもらうことで認知拡大につながることはもちろんですが、今回のサリバテック様の事例のように、「社内広報担当者の育成」や「自社やサービスの魅力の再構築」「社内業務のオペレーションの整備」など、PR活動には社内外で多くのメリットがあります。
自社の広報PR活動力を高めたい。
自走できる広報力を社内で構築したい。
このような企業の経営者様は、ぜひ参考になさってみてください。
参考:株式会社サリバテック様 社員21名( 2020年9月現在)