ネタもとサービスを「漫画」でわかりやすく紹介

広報ノウハウを蓄積できることが最大の魅力

広報ノウハウを蓄積できることが最大の魅力

広報PRの知識を学び続けて約1年
メディアが探しているネタと自社商品を合致させれば
広告を使わず取り上げてもらえると分かりました

「自分たちが本当にいいと思ったものしか販売しない」をポリシーとする、 東京アロエ株式会社

アロエの魅力をふんだんに活かし、毎日の暮らしの中のすこやかさ、美しさへとつなげていくこと60年。ロングセラー商品『アロジン マルチパーパスクリーム』や『アロヴィヴィ』シリーズなどは、販売開始から今もなお、多くのお客様に愛され続けています。

今回は、ネタもと導入から1年を迎えた同社の営業開発部 次長 大村 リサ様、営業開発部 村下 実花様に、この1年にどのようなことに取り組んだのか、またその成果について詳しく伺いました。

営業開発部 村下 実花様(左)、営業開発部 次長 大村 リサ様(右)

当時の経営課題や広報PRの悩み

弊社は化粧品メーカーなので、化粧品を作り、様々なバイヤーに商品を見てもらい、それが各店頭に並ぶことでお客様に商品を届けることができるのですが、ある時からバイヤーやお客様に我々の商品がどれだけ認知されているのか気になるようになりました。

接客する場面では、弊社の企業名や商品名をご存じない方でも商品を見ると「あ、この商品は知っています」「使ったことあります」といっていただけることが多くありました。

商品自体は知られていても、「東京アロエ」という会社が作っている商品であることまでは、まだまだ知られていないこと、商品と企業が関連づけられていないことを課題に感じていました。

私たちは化粧品を作って販売することはできているけれども、その商品がどのような背景で生まれ、どのような会社が作っているのかまでを知ってもらえないともったいないというか、あまり意味がないと思うのです。

商品はもちろん、その商品を作っているのは東京アロエだということも紐づけて皆さんに覚えてもらうにはどうしたらいいのだろうかと感じていました(大村様)

ネタもと導入前の広報PR活動の状況

ネタもと利用前は、ほとんど広報PR活動を行ったことはなく、SNSを使って商品情報を発信していたくらいです。

新商品が発売される際はインスタグラムで商品画像を投稿してみたり、Twitterを使って商品のプレゼントキャンペーンを行ってみたりしていました。

その当時も積極的に広報活動を行ったほうがいいのではないかという話も出ていたのですが、広報部はもちろん、専門の担当者もいなかったので、いざ、どの部署が担当するか議論になった際、「商品を販売している営業部が担当したほうがいいだろう」ということで、私たち営業部を中心に数名が担当し、兼務しながらSNSの投稿をメインに商品の情報発信を行っていました。

ただ、SNSの発信以外に広報PR活動とは何を行えばいいのか、どうすればメディアに取り上げてもらえるのか、どのようにしてメディアへアプローチすればいいのか、広報の知識もメディアの知識もなく、頼れる人もいないので、具体的な動き方がわからず、止まってしまっていました(大村様)

広報PR活動を重視するに至った理由

バイヤーの方やお客様一人ひとりとお話しする機会があれば、直接商品の説明をすることはできますが、それだととても時間がかかりますよね。より効率的に広く認知してもらうためには、テレビや新聞、雑誌といったマスメディアに取り上げてもらい、より多くの人の目に触れるようにすることが必要だと思いました。

化粧品業界は、広報PRよりも広告に費用をかける企業がとても多いのですが、弊社は少し異なります。私たちはお客様にとって購入しやすい価格で提供することを心がけており、私自身もそうですが、お客様には良い商品を安く買って欲しいと思っています。そのため弊社では、都度、費用が発生する広告にお金をかけるということは、あまりしていませんでした。

また、純粋に商品の良さを取り上げてくださるメディアも時々あったので、商品や会社の認知を広げるために広告を使うという意識は最初からあまりなく、客観的に取り上げてもらえる広報PRを使って、もっと広く口コミのように認知を拡大していきたいと思いました(大村様)

ネタもとを選んだ理由

自分たちでPR会社を調べるということはしていなかったのですが、メディアに掲載されるためにはどうしたらいいのか悩んでいたところ、偶然にもネタもとから提案をいただき、すぐに興味を持ちました。

ネタもとの営業担当から話を聞いて、直接メディアと接点が持てる『メディア交流会』がある点にも、もちろん魅力を感じましたが、やはり今まで広報やPRに関する知識、メディアについての知識がなかったので、広報についてやメディア概論などがまとまっている『勉強会動画』や、現役メディアの考えを知ることができる『メディアセミナー』で広報のノウハウを蓄積できる点に価値を感じました。

それと、広報未経験ということでプレスリリースを書くことに慣れていなかったため、メディアから届くいくつかの質問に答えることでプレスリリースを書かなくてもメディアへ情報を発信できる『リクエスト』があることが、とても魅力的だと感じ、ネタもとを契約することにしました。

最初はプロの「PRコンサルタント」が3カ月間、伴走してくれる「PRベーシック強化プラン」で具体的なアドバイスをもらいながら広報活動をスタートすることにしました(大村様)

広報PR活動で取り組んだこと・工夫したこと

『リクエスト』は毎月60件ほど届くので、どうしても弊社に当てはまらないものもあり、またすべてのリクエストをチェックすることが難しい時もあります。ですので、できる工夫として毎日メールで届く「最新のリクエスト」を必ずチェックするようにしています。

メールには「媒体名・募集締切日・募集テーマ」が記載されているので、「これならエントリーできそう」と思ったらすぐにネタもと会員企業専用サイトにアクセスし、お気に入りとしてチェックを入れ、締切日までに何とか情報を集めてエントリーするようにしています(村下様)

広報に全く取り組んでこなかった私たちからすると、メディアが欲しい内容が質問形式で書かれている『リクエスト』が一番書きやすかったです。

このメディアの記者が、今こういうテーマで記事を書こうとしていて、こんな商品・サービス・人を探しているということがわかりやすく記載してあり、その質問に沿って答えて、関連する写真を添付すればエントリーが完了します。

とても効率的に情報発信ができるので、どれだけ忙しくても合間を縫って月5件~10件はエントリーするようにしていました(大村様)

求められていることに答えればいいだけなので、そこまで負荷がかかるわけでもないですし、メディアの方はこういうことを求めているんだということが『リクエスト』を見ただけでもわかるようになるので、知らず知らずのうちにPRノウハウも鍛えてもらえた気がします(村下様)

また、『メディア交流会』は対面でお話しするので、記者の方が興味を持ってくれたことがわかりやすいんです。ですので、その熱が冷めないうちに記者の方に連絡をし、お話しした該当の商品をすぐにお送りするようにしています。熱が高いうちに忘れずに見てもらえるようスピード感も意識しています(大村様)

東京アロエでは伊豆に自社有機認定のアロエ農園を構え、上質なアロエを育てている

「メディアとの接点」における成果

以前は、1社の雑誌社と親交があったくらいで、それ以外のメディアとの接点はなかったのですが、ネタもとを利用してからは、『リクエスト』でのマッチングや『メディア交流会』、『メディアセミナー』などで100件以上のメディアリストが獲得できました。その中で、直接連絡しリレーションが取れたメディアの方は30名ほどです。

それまでは「1ページいくらで載せませんか」といった提案をいただき、有料で掲載を獲得することもあったのですが、ネタもとを契約して広報活動に取り組んでみると、魅力的な商品とその記事が合致すれば、無料でもきちんと取り上げてもらえることが分かりました。

また、『メディア交流会』で知り合えた女性向けWEBメディアの方に商品をお送りしたところ、商品の概要だけではなく、実際に記者の方が商品を使い、使用レポートとして記事を書いていただいたこともあります。

私たちが扱う化粧品は薬機法などが絡むため、こちらからビフォー・アフターや成分の紹介はあまりできないのですが、記者の方が自ら使ってみてその効果を載せてくれたことはとてもありがたかったですし、初めての経験でした(村下様)

他にも、今まで接点がないと思っていた媒体とも接点を持つことができ、その掲載から新たなターゲット層にも認知拡大ができているということはとても嬉しい成果です(大村様)

「PRのノウハウ」における成果

初めは「PRベーシック強化プラン」で契約を開始したので、最初の3カ月間はPRコンサルタントから広報ノウハウをしっかりレクチャーいただきました。

始めたばかりの頃は、情報発信と言ったら商品だろうという思い込みがあり、商品に関することばかり『リクエスト』で書いていたのですが、PRコンサルタントの方から、「メディアが本当に求める情報は、その商品が生まれた背景や開発までのストーリー、実際に利用したお客様の声など、商品の概要だけではなく、その裏にある想いである」と教えていただきました。とても大きな気付きでした。

その上で、他社のプレスリリースやニュースを見てみると、「あ、そういうことなんだ」「動画で言っていたことはこのことなんだ」とわかるようになるんです。

その時に、今まで学んだことがきちんとノウハウとしてインプットされているなと感じましたし、アドバイスいただいたことを活かして情報発信できるようになりました(大村様)

『リクエスト』では、単に私たちの商品をPRするのではなく、どうやって我々の商品を時事ネタに結びつけるか、今取り上げてもらう理由を考えるようになりました。記者の立場で考えたら、そのほうが記事にしやすいのかなと思い、相手の立場に立ってネタの切り口を考えられるようになりました。

動画での『勉強会』や『メディアセミナー』を受け、広報ノウハウが身についたおかげで、『リクエスト』で狙いたい媒体はもちろん、普段だったらアプローチしない媒体であっても、切り口を変えてアプローチできるようになりました。

「こういう商品や情報であれば、この媒体に合うかもしれない」「こういう書き方をすれば、この媒体に当てはまりそう」と、媒体に対してもそうですし私たちの商品に対しても柔軟に多角的にモノを見ることができるようになったと思います(村下様)

「ヒト(広報担当)育成」における成果

私自身は『メディア交流会』では多くの企業が参加するので、3分という短い時間の中で端的に自社のことを話せるようになれたと思います。

もとは営業なので、商品や会社のことについて、つい話過ぎてしまっていたのですが、『メディア交流会』では話せる時間も限られているので、事前に媒体研究をし「このメディアには、この商品のことを話そう」と作戦を立て、簡潔に話せるようになりました。

『メディア交流会』では、待っている時間も他の企業の話している内容を聞くことができるので、話が上手な企業やアプローチが上手い企業の話を聞いて、できる部分は私も真似してみようと努めています。そのおかげで『メディア交流会』でつながりができたメディアにも掲載してもらうことができました。

社内においては、以前は私たち営業部の何人かがメインで広報活動を行っていたのですが、今は営業部全員と、デザインをしてくれる企画メンバーが数名、他にも通信販売を行うメンバーも一緒に定期的にミーティングをし、毎月どの商品を主力としてプロモーションを行っていくのかを話し合い、各部署で分担して広報活動ができるようになりました。

やはり広報活動を行ううえでは社内の協力が必要ですし、私たち以外のメンバーも「商品を作るからには多くの人に知ってもらいたい、会社の認知を上げたい」という気持ちがあるので、広報活動をするとこんな成果や効果があるということを社内にも共有するようにしていたら、社内のみんなが協力して今できることをやろうと動いてくれるようになりました(大村様)

読者プレゼントで掲載が決まった際も、最初はどのように動いたらいいのかわからなかったのですが、今は他のメンバーにも共有し、読者プレゼントで該当商品が何個必要で、どこに配送するのかを確認し、手配まで行ってくれるなど、みんなが協力的に動いてくれるようになりました。

『リクエスト』にエントリーする際も、私たちが分からない部分は他の部署につないでそちらで回答してくれるので、私も含め社内の意識が変わり全社で積極的に対応してくれるようになりました(村下様)

パッケージデザインなども全社員で一から考え商品化する

これまでに掲載された主な媒体名

・週刊通販新聞
・LDK
・週刊ゴルフダイジェスト
・JUNON
・散歩の達人
・AlkuTokyo
・カワコレメディア
・smile baby present など

掲載されるために工夫したこと

『リクエスト』のエントリーでタイトルをつける際は、10文字程度でわかりやすく簡潔に書くように心がけています。『勉強会』や『メディアセミナー』などを見ていると、メディアには何十件、何百件も企業からの情報が届くので、見てもらえるかどうかはタイトルで判断されてしまうと、どのメディアもおっしゃっていたからです。

タイトルを見ただけでどんな内容が書かれているのかわからないと読んでももらえないと思い、タイトルは特に意識してつけるようにしています。

中身についても伝えたい情報はたくさんありますが、まずは見てもらわなければ意味がないので、簡潔に誰が見てもわかりやすい文章を心がけています。

メディアの方は私たち以外の企業の情報も収集しているので、商品をご存じないメディアの方にもすぐに理解してもらえるよう意識して書いています。その後、少しでも興味を持っていただけた際に、直接1対1でお話しできる機会があれば、その時により詳しい内容をお伝えできればいい、という意識で取り組んでいます。

また、こちらが売りたい商品ではなく、メディアの意図を汲み取って、その記者の方が求めている商品を時事ネタも絡めてエントリーするように意識しています(村下様)

『リクエスト』には媒体概要も記載されているので、メディアの特性や読者層、過去の記事なども確認した上で、そのメディアであればこの商品が合っていると思う商品を選定してエントリーしています。

例えば、コロナ禍でマスクを着ける習慣があった際は、マスクかぶれを気にする方もいるのかなと思ったので、それをケアする商品を一緒に提案するなど、少しでも今の時流に沿って情報提供を行うようにしています(大村様)

商品画像にもこだわっていて、プロや、社内の専門部署に撮影いただいた美しい写真を使うようにしています。また商品画像だけではなく、その商品をどのような場面で、どのように使うのかをわかりやすくするために、イメージ画像を一緒に用いるよう工夫しています(村下様)

トレンドのヴィーガン化粧品を気軽な値段で試すことができる
『ユーガ ヴィーガン ドクダミシカ』シリーズ

どのような企業に「ネタもと」を勧めたいか

広報部が存在していない企業や、今まで広報を全く行っていなかった企業、広報のノウハウをもっていない企業など、私たちと同じような境遇の企業を中心にネタもとを勧めたいですね。

広報部がない私たちは、まだまだ営業と兼任しながら広報活動を行わなければならないのですが、それでもネタもとであれば効率的に広報ノウハウが学べる『勉強会動画』や『メディアセミナー』でPRの知識や最新のメディア情報も手に入れることができます。

さらに、プレスリリースや『ネタたね』での情報発信、未経験でも質問に答えるだけで記者へアプローチができる『リクエスト』、複数のメディアと交流ができ接点が持てる『メディア交流会』を使って、しっかり広報活動ができているので、兼務ではあるものの、何とか頑張って取り組んでいけていると感じています。

ですので、広報経験がゼロの企業はもちろん、他部署と兼務で広報活動を行っている多忙な企業、なかなかリソースが割けない広報担当者の方にも、効率的に広報活動ができるネタもとは、お勧めできると思います(村下様)

今後のさらなる目標

今はまだないですが、広報部ができたらとてもいいなと思います。商品を作ったり、営業したりするところなので、本当はネタで溢れ返っていると思うのですが、今は社内で「面白かったね」だけで終わってしまっている部分があると思います。

もう少し、その一つひとつを文章として書ける部署や組織が整っていれば、今よりもっとバリエーションに富んだ情報を発信できて、情報の引き出しも増え、面白くなるのではないかと思います。

ですので、ネタもとで引き続き広報活動を行い、その活動を通じて会社に提供できる成果を増やし、広報の重要性をより理解してもらい、もっと広報活動を大々的にできるような環境づくりをしていくことが広報活動の目標です(大村様)

その先に、「東京アロエといえばこの商品」と思ってもらえるような、商品名と企業名が結びつくように、もっと世間に認知してもらえるようになりたいですね(村下様)

また、会社の認知度も上げていきたいです。弊社の社員自体はみんな仲もいいですし、私はワーキングマザーなので時々お休みをもらったりもするのですが、そういった働きやすい環境もしっかり整っていることも、会社の価値としてもっと魅力を伝えていきたいなと思っています(大村様)

東京アロエ株式会社様では、まだ広報部はなく、社員が他の業務と兼務で広報業務を担当されています。

今回の成功事例は、そのような状況であっても、「より多くの人に自社のことを知ってもらいたい」という想いがあれば、たった1年でもここまで広報の知識やメディアリレーションのスキルを習得することができるという、お手本のような事例ではないでしょうか。

社内に広報ノウハウをお持ちでない企業様や、PR会社へ外注せず、会社や商品に対する「深い愛情」を持っている社員に広報業務を任せたい企業様は、ぜひ今回の成功事例を参考になさってみてください。

お忙しい中、快く取材にご協力いただきました 大村様、村下様、貴重なお話をありがとうございました。

参考:東京アロエ株式会社 様 社員21名 ( 2023年9月現在)


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