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メディアの言う「ユニーク」を正しく解釈しよう!

メディアの言う「ユニーク」を正しく解釈しよう!

こんにちは、株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。

私たちがメディアの方とやりとりする際も、またネタもとメディアリクエストにおいても、メディアの方からよく出るキーワードとして「ユニークな〇〇を探しています」という言い回しがあります。

<ネタもとリクエストとは>
ネタもとサイトが提供するサービスのひとつ。ネタもとに登録しているメディア関係者から寄せられる、月60件以上の「いま欲しいネタ」リクエストに自社情報をエントリーし、マッチングを実現します。マッチングが成立するとメディアから連絡があり、取材や掲載につながります。メディアがいまどんな情報を求めているのかを知ることができ、またエントリーに対するレビューを今後の広報活動の参考にしていただけます。

この【ユニーク】というワードの真意を理解しないままメディアにアプローチすると、お互いの認識にズレが生じ、どんなに一生懸命情報発信しても受け止めてもらえないという残念なことになってしまいます。そしてそうした例は、非常に多いのです。

そこで本日は、この【ユニーク】という言葉の裏にあるメディアの真意についてお話します。

そもそもユニークとは、どのような意味でしょうか。

英和辞典によると

ユニーク(unique)
唯一の、他に類を見ない、比類のない、独特な、ユニークな、(…に)特有で、のみあって、珍しい、異常な、目立つ

・・・とあります。

メディアが「ユニークな花粉症グッズを探しています」と言ったなら、それは

「今までになかった機能や形状、効果が期待できる、などの他の商品にはない独自性がある花粉症グッズを探しています」

という意味なのです。

ではなぜ、企業との認識のズレが生まれてしまうのでしょうか?

それは【ユニーク】という言葉が日本において「面白い、笑える」といったニュアンスで使用されることが多いことに起因します。

「彼はユニークな人だね!」と聞くと、多くの日本人は、明るいひょうきん者を思い浮かべてしまうのではないでしょうか。

それもあってか、先ほどの例でいえば、メディアの「ユニークな花粉症グッズを探しています」というオーダーに対して、面白おかしいイラストの描かれたマスクの情報を渡してしまうミスマッチが後を絶ちません・・・。

※以前、広報プロデュース部も

新商品・サービスのプレスリリースで大切なポイントは?「他と何が違うか」を明確にしよう
https://koho-pr.com/pr-blog/kp1-1117/

というテーマでブログを書いていますので、ご参考にされてください。

しかし、ここまで読んでいただいた方の中には

「そんな毎回毎回、他社と明確に違う商材であることなんて難しいよ!」

と思われた方もいるのではないでしょうか。

ここでヒントとなる事例を紹介させていただきます。

ある新聞メディアから「ユニークな新商品を探しています」という依頼がネタもとリクエストに入りました。多くのエントリーの中、ペット用の防災キットをエントリーした企業様がマッチング成立しました。

ペット用の防災キット。確かに、あまり聞いたことのない商品ではあります。しかし検索したところ、ペット用の防災キットを販売しているのはこの企業様だけではなく、いくつか競合商品はあるようでした。

ではなぜ、【ユニーク】に当てはまるとされたのでしょうか?

それはこの企業様が、災害時のペット避難にどのような社会課題があるのか。なぜペットの防災キットを開発することにしたのか。開発にはどのような点に留意したのか。等々、非常に丁寧なストーリーを書き添えたからです。そうした独自のストーリーも含め、この商品は【ユニーク】である、とメディアは判断しました。

メディアが求める【ユニーク】は、単なる機能や性能についてのみではありません。もちろん機能や性能、効果などが画期的であれば最高です。

しかし、その背景にあるストーリーは、競合があったとしても各社独自のものがあるのではないでしょうか。

広報の腕ひとつで、様々な展開を生むことができるのがメディアリレーションの醍醐味です!
ぜひ自由な発想で、自社商材のユニークな魅力を掘り起こしてみてくださいね。

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