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コーポレートPRには「ニュースレター」の活用を!

コーポレートPRには「ニュースレター」の活用を!

こんにちは。株式会社ネタもと PRプロデュース部です。
本コンテンツでは、会社のファンづくりに欠かせない「コーポレートPR」の情報発信のコツをお伝えします。

今回のテーマは「コーポレートPRには『ニュースレター』の活用を!」です。

ニュースレターとは、あらゆるステークホルダーと良好な関係を築くため、企業などが定期的に発信する情報コンテンツのことです。メディアだけでなく、顧客や株主、社員、生活者にとって有益なコンテンツを提供することで、効果的に自社のファンを増やしていくことができます。

そこで今回は、ニュースレターの特徴とその活用方法についてご紹介します。

「ニュースレター」とは?プレスリリースとの違いと発信のメリット

ニュースレターとプレスリリースの違いは何でしょうか。

プレスリリースはメディア向けの報道発表資料で、新商品や新サービスといった自社の新しい情報(=ニュース)を報道してもらうことが主な目的です。

一方ニュースレターは、メディアに限らず、広く一般向けに有用な情報を届けることを通じ、自社に対し親しみや好感を抱いてもらい、企業としての信頼性や価値を高めるためのコンテンツです。

ニュースレターはプレスリリースと違って新規性に縛られることがないため、より柔軟に情報を発信することができます。

プレスリリースでは扱えない既存の商品やサービスのほか、社員の話題や社内制度、地域貢献の取り組みや自社ならではの専門情報など、ニュースレターのネタは多岐にわたります。

たとえば、毎年通例のイベントでも「今年ならでは」という要素を加えればリフレッシュした情報として発信が可能ですし、数年前に発売した製品を時事的な問題に絡めて再度紹介することもできます。

事業面で新しい動きがなくプレスリリースを出せない時期も、ニュースレターを発信することで、継続的なファンづくりに取り組むことができます。

ニュースレター発信のポイントは「読み手の興味」

ニュースレターの発信は、自社の魅力を幅広く知ってもらうチャンスです。季節や時事・社会動向をうまくとりいれて読み手の興味を喚起し、効果的なファンづくりを目指しましょう。

<ニュースレターのテーマ例>

・商品・サービス
ロングセラー/開発秘話/導入事例/季節に合わせた情報/商品(サービス)にまつわる雑学 など

・人物紹介
凄腕社員/ワーキングマザー/意外な経歴を持つ社員/シニア社員/活躍する外国人社員/高度な技術を持つ専門家 など

・社内制度
女性活躍推進の取り組み/休暇取得率向上/めずらしい研修制度 など

・業界や専門分野に関する雑学・豆知識
研究・開発担当者が教える○○の効能/○○の意外な活用法/○○の選び方 など

・地域・社会貢献のための取り組み
行政・教育機関との協同/SDGs/雇用創出/スポーツ振興

ニュースレターに特定のフォーマットはありません。発信方法も、プレスリリースと同様の文書形式から、メールマガジン形式、ブログ・SNSによる運用など、企業によってさまざまです。

ニュースレターを通じたファンづくりで最も重要なのは、発信を継続することです。

どんなに質の高いレターができたとしても、数回で終わってしまうようではファンはすぐ離れていってしまいます。自社の広報体制や情報発信ツールなどを考慮し、息長く発信し続けられるスタイルをみつけることが大切です。

読み手に「なるほど」や「わくわく」を届け

ファンづくりに有効なニュースレターですが、自社の情報を一方的に発信しても関心をもってはもらえません。広告・宣伝色の強いニュースレターは逆効果となってしまうこともしばしばです。「継続して読みたい」と思ってもらえるコンテンツの作成を心がけましょう。

そのためには、読み手となるステークホルダーがいまどのような情報を欲しているのか、社会ではどのようなことが話題になっているのかをリサーチすることが必要です。

ファンづくりにつながるニュースレターに共通していることは、読み手にとって役に立つ情報が含まれており、共感や親しみのわく内容だということです。

ニュースレター発信の際には、①「なるほど」という気づきがあるか ②「わくわく」する内容になっているか を読者の立場になってチェックしてみてください。

以上、今回は「コーポレートPRに活用したい『ニュースレター』」についてご紹介しました。広報担当者はついメディア掲載に気をとられがちですが、読者の役に立つ質の高いニュースレターは会社への好感度や信頼性を高め、着実なファンづくりにつながります。

「プレスリリースのネタがない!」と頭を悩ませている広報担当の方は、ぜひ目線を変えて、ニュースレターの発信に取りかかってみてほしいと思います。

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