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メディア掲載のためでなく、いい会社をつくるためのネタづくりとは

メディア掲載のためでなく、いい会社をつくるためのネタづくりとは

【ネタづくり編】

こんにちは、株式会社ネタもと カスタマ―サクセス部です。

このコーナーでは、ネタもとを活用されている企業様の「成功&失敗」体験談をご紹介します。

今回は、BtoBのニッチな業界のS社様が、どのようにネタづくりを成功させているかについてお伝えいたします。

BtoBの広報のご担当者様は、ネタがないと悩まれている方も多いと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

まず、S社様が広報活動を始めた背景としては、

・会社も社員も受け身の下請け気質だった

・歴史のある会社だが一般には無名であった

・現状に満足してしまい未来を描けなかった

という課題がありました。

これらの課題を解決するために、「社員にも、社会にも、認められるいい会社にしていきたい」という想いから広報活動を始められました。

つまり、メディアに取り上げられることではなく、いい会社をつくることを目的として広報活動に取り組まれました。

その際、S社様が大事にされていたポイントは、広報のネタとして考えているわけでなく、あくまで会社をよくするための施策を考えるということです。

具体的には、

・町工場というイメージからギャップがある”かっこいいオフィス”

・会社に申請して承認が得られたら会社が飲み会代を負担してくれる”タダ飲み会”や社員からすると会社で集まるものだから集まるという社員総会。

・どうやったら社員が自分ごとで集まろうと思ってくれるか?という視点から、自分の表彰賞金がサイコロで決まるとなれば自分ごとで参加してくれるのでは?ということでできた”賞金はサイコロで決める制度”

など、S社様はこれまで数十個の制度を作っています。

つまり“ネタはつくるもの”ということです。

このように、まずは小さなことをたくさん行い、社内の取り組み、自社らしさを世の中の関心事と繋げることが、成功ポイントになったようです

また、社外向けに行った取り組みの一例として「産学連携」があります。

3階にあるスペースを何か有効活用できないかと考えたのがきっかけで、学生のスキルアップ支援と社員の自分自身への意識向上という目的のもと、地元密着企業として地域活性化に貢献したいという想いから、同じ地域にある美容の短期大学とコラボしイベントを開催しました。

見せる工場を意識していたため、社員にも自分を磨いてほしいという想いから美容学校の学生の方に来ていただき、社員の方へ実際に施術や美容に関するレクチャーをするという内容です。

学生においては、一般の方に施術をする機会がほとんどない中で実践が積めるというメリットと、S社の社員においては、モチベーションも向上するという相乗効果がありました。

「産学連携」×「社員満足」というワードで注目され、この企画だけでも、地元のケーブルテレビや新聞から取材が入り、そこから全国紙に取り上げられることにもつながりました。

結果として、S社様は様々なネタづくりをし、100媒体以上のメディア掲載を獲得しています。

このように、S社の成功体験のポイントは、メディア掲載のためのネタづくりではなく、いい会社をつくるためのネタづくりを意識したことにあったようです。

ぜひ参考にしてみてください。

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