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新商品、新サービスがない!継続して情報発信するには?

新商品、新サービスがない!継続して情報発信するには?

こんにちは。株式会社ネタもと PRプロデュース部です。
本コンテンツでは、広報担当者の方の「業務のヒント」となる情報をご紹介します。

今回のテーマは「継続した情報発信」です。

会社によっては新商品や新サービスの開発が少なく「プレスリリース」で発信する情報がないとお考えの広報担当者の方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、会社や事業を広く社会に知ってもらうには、年に数回の情報発信では足りず、継続的に情報を発信し続けることが大切です。

そこで、今回は「継続的な情報発信」を実現するためのヒントをお伝えします。

ニュースレターを活用した情報発信を

情報には「業界だからこそ、自社だからこそ知る情報」があります。

業界経験や社歴が長くなればなるほど「業界では当たり前でも、業界外の人は知らない」ことを忘れてしまいがちです。時には業界の常識が社外の人から「へえー」と関心されることや、驚かれることもあるのではないでしょうか。

プレスリリースは、会社や団体が報道関係者向けに新規の情報を公式に発表する文章ですが、新しい情報でなくても広く情報を届ける文章として「ニュースレター」があります。

より深く業界や自社のことを知ってもらうことができ、内容には「業界傾向」「開発秘話」などが含まれます。

ニュースレターで大切なのは、何を伝えたいのかの「テーマ設定」です。そして新しい発表のプレスリリースと同様に独自性、社会性、時事性など、ニュース要素が必要です。

自社の専門性を伝えたいというテーマであれば、商品やサービスの開発のきっかけとなった社会背景、市場の変化や、開発に至るまでの工夫や乗り越えた課題などです。

まずテーマを決めて、そのテーマと自社の活動を絡めてニュースレターにまとめます。例えば、技術力を伝えたい電化製品の部品を製造しているものづくりの会社であれば、電化製品の進化とともに変化した部品の歴史や、その部品を生み出す技術の進化、その技術を継承している技術者のストーリーなどです。

BtoCの商品であれば、働き方、ライフスタイルなどと自社の情報を組み合わせてテーマを設定します。ただし、働き方やライフスタイルのテーマはすでに世の中に多くの情報が発信されているため、いかに独自の情報も伝えられるかが大切です。

ニュースレター以外の方法としては、「自社発信のイベントやキャンペーン」もあります。川柳の募集など、一般公募を行ってその結果を発表する取り組みや、地域と連携してイベントを定期的に開催するなどです。年1回でも同じ活動を続けていくと会社の認知を広げる強力な情報発信ネタになります。

プレスリリースは新商品や新サービスの提供スケジュールに合わせての情報発信となりますが、ニュースレターは発表のタイミングを事前に計画することができます。軸となるテーマを決めて、情報を何回かに分けて発信することで、メディアやユーザーに知ってもらう機会を増やすことができます。

データは宝。会社の強みや専門性を表現できる

テーマを決めて情報発信するニュースレター以外にも、継続して情報発信する方法として、データの活用があります。

会社自体が行っている事業の専門家であり、事業の成果からわかるユーザーの傾向は、新しい情報、独自の情報となります。

「ユーザーの購入商品の1つが昨年と比較して大きく伸びた」という事実があった場合、その理由となる社会背景とともに、発表するなどです。

また、お客様の声をまとめたデータも発表できる情報になります。ターゲットとなるユーザーが明確な場合、そのターゲットに有意義なデータとして情報提供することができます。

気をつけることは、どのような声を集めるかです。自社の商品やサービスのことを聞きたいと思いがちですが、ニュースとして発表するデータには社会性や時事性の視点を忘れてはいけません。

アンケートを作成する際には、社会課題や業界課題に対する質問、また意外な回答が得られる可能性がある質問を入れるとユニークな調査報告を発表できます。

もう1つは、新たにアンケート調査をする方法です。自社でインターネット調査ができるサービスも多く提供されています。アンケート調査のテーマにもよりますが、早いと1000人の調査が一週間以内でできることもあります。この一般向けのアンケート調査もお客様へのアンケート同様に社会性、時事性が大切です。

データを活用した情報発信で大切なのは、目的です。自社の専門性を伝えたい、事業の背景にある社会課題を伝えたいなど、継続して発信できるからこそ、一貫したテーマが必要です。

そして、おすすめしたいのは、年に1回でも同じテーマの調査報告を3年、5年と継続することです。「今年もそろそろあの会社からの発表がある」とメディアやユーザーが楽しみになる発表になることもあります。

「会社の認知を広げたい」と思っても、伝えなければ知られることはありません。メディアに限らず、SNSや自社ブログなども会社の強みを伝えるツールです。

記事の内容は、以下の動画でもご覧いただけます

今回紹介したニュースレターやデータ発表は、SNSやブログなどでの発信にも仕様を変更して活用できるので、まずはテーマを1つ決めてチャレンジしてみてください。

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