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情報提供のコツは記者個人ごとへの“パーソナライゼーション”

情報提供のコツは記者個人ごとへの“パーソナライゼーション”

こんにちは、株式会社ネタもと メディアリレーションズ部です。

本日は、メディアアプローチにおける、提供情報のパーソナライゼーションについてお話します。

最近ではすっかりマーケティング用語としても定着した“パーソナライゼーション”。企業側がサービスや商品を個々の顧客に最適化して提案することを指しますが、メディアリレーションにおいてもパーソナライゼーションは非常に重要です。

私たちは【読売新聞】【日経クロステック】といったように、メディア単位を意識してアプローチしてしまいがちですが、同じメディアでも記者それぞれの担当ジャンルや興味対象によっては、情報の受け止められ方は全く異なるのです。

例えば、<企業がDXを推進した事例>があったとします。

IT担当の記者であれば、どのようなITシステムを基盤として環境構築したのか、具体的な情報を求めるでしょう。一方、労働に関わるテーマに興味のある記者であれば、DX推進によって社員の働き方はどう変わったのか、といった切り口でアプローチしたほうが、興味を持つかもしれません。

このように、同じネタで同じメディアにアプローチしても、記者によって注目ポイントは様々ですので、実は意識すべきはメディア単位ではなく記者個人単位である、と言ってもよいでしょう。

そうなると、「発信したい情報切り口のジャンル担当記者をどうやって特定するのか?」という悩みが生まれますよね。

以前のブログにも書きましたが、

メディアアプローチは恋愛と同じ?相手を良く知ることから始まる
https://koho-pr.com/pr-blog/mr-1101/

とにかくメディアチェックをすることが、王道にして正解です。

メディアに目を通し、発信したい情報に近い過去記事を見つけたら、執筆を担当した記者名を覚えておきましょう。

メディアを限定せず広く探したいときは、検索も有効です。例えば先ほどの<企業がDXを推進した事例>であれば、Googleニュースで「企業 DX 事例」で検索すると、様々なメディアの関連記事が表示されます。それらに目を通し、同じく記者名をチェックします。

記者名を調べたら、今度はその記者名で検索をかけてみましょう。記者が過去に執筆した記事の数々がヒットします。

1記事だけで、その記者が当該ジャンルの担当と決めつけるのは早計です。その記者の執筆記事を複数読めば、当該ジャンルの担当なのか、特にどういったところに注目されているのかが、より把握しやすくなります

このように 情報を個々の記者に最適化して提案する=パーソナライゼーションによって、1つの情報でも切り口別にアプローチ先を広げることが可能になるのです。

このノウハウを身に付けることで、ネタもとメディア交流会を十二分に活用されている企業様がいらっしゃいます

<ネタもとメディア交流会とは>
ネタもとが開催する、メディア記者と出会えるオンラインイベント。参加する記者30~50名と1on1でコミュニケーションを取ることが可能。その場で話せなかった記者も含め、翌日に全参加メディアの連絡先を企業様に共有します。貴重なメディアリストとして、今後の広報活動に役立てていただけます。

この企業様は、発信したい【新商品(家電)の発売】という情報を軸に、事前に様々な切り口をご用意されています。

モノ系の情報を探している記者にはストレートに「商品の特徴と他にはない魅力」切り口。

マーケティングに興味のある記者には「EC販売における今回のマーケ施策のポイント」切り口。

働く女性のライフスタイルについて担当している記者には「この商品が叶える家事時短術」切り口。

ストーリーにフォーカスした読み物記事の担当記者には「開発秘話」切り口。

などなど、すべて新商品の発売情報ではあるものの、様々な記者に合うようなアレンジをされて、多くの掲載を獲得していらっしゃいます。

ネタもとメディア交流会は、事前に参加記者の探しているテーマをお知らせしているので、準備しやすいのかもしれません。

企業広報のメディアリレーションは、一見【メディア】と【企業】のリレーションのように見えますが、実は【記者個人】と【経営者個人】【広報担当者個人】の泥臭い信頼関係がキーとなります。

記者の担当ジャンルや好みを把握し、記者に合わせた切り口を提示できるよう、日々メディア研究に励みましょう!

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